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絆
絆は糸偏に半では間違いですか? 教えて下さい。
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間違いではありません。 むしろ手書き楷書体ではそれが伝統的な字体です。 もともとは 明朝体では「半」「伴」「畔」なども[/ \]で、「拌」「絆」「袢」と揃っていました。 手書き書体では「拌」「絆」「袢」なども「\ /」で、「半」「伴」「畔」と揃っていました。 それが当用漢字のせいで不揃いになってしまったのです。 以下、画像に沿って説明します。 1 伝統的な明朝体 2 伝統的な楷書体 これで何の不都合もありませんでした。 3 1946年『当用漢字表』/1949年『当用漢字字体表』を決めた人たちが、明朝体を手書きの形に合わせるといって、「半」「伴」「畔」に“新字体”をこしらえました。 表外漢字は放置されたので、結果的に明朝体という一つの書体に、文字の成り立ちから言って全く同じものに二種類の形が併存することになりました。 彼らはこう考えたのでしょう。 “これからは当用漢字以外の漢字は使わないのだから、何もしなくてよい。なまじ何か言うと、使ってもいいと認めたように受け取られ、せっかくの漢字制限がなし崩しになるおそれがある。” 「きずな」は仮名書きにする。 「絆創膏」の「絆」も「膏」も当用漢字ではないから、「ばん創こう」と書く。 >バンドエイド → ガーゼ付きばん創こう http://www.chukai.ne.jp/~sanep/TMR.htm#ha 「指紋押なつ」「無痛分べん」「網膜はく離」「花き栽培」「市史編さん」 などという表記が生まれたのは、当用漢字が元兇です。 4 パソコンのフォントで、 “明朝体で「伴」と「絆」の右側は形が違う。すべてのフォントがそれに対応しなければならない。” として、“明朝もどき”の楷書体フォントが作られるに至りました。 もちろん日本だけのことです。 台湾は繁体字のままですが、「伴」と「絆」の右旁を別な形にするなどというばかげたことはしていません。 http://stroke-order.learningweb.moe.edu.tw/characterQueryResult.do?word=%E7%B5%86 5 このフォントは糸ヘンの形も明朝体に合わせています。 6 HG正楷書体は伝統的な楷書体デザインを残し、“明朝もどき”を作っていません。 もとはと言えば、当用漢字が要らないことをしたために、 「近道」と「邂逅」のシンニョウは点の数が違う。 「神社」と「禮禧」のシメスヘンは形が違う。 「餃」の食ヘンは「飯」の食ヘンと同じに書いたら間違いだ。 などと言われるようになってしまったのです。
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添付図の1、2行目を参照すると、「絆」は「糸」+「半」でOKだと思います。 でも、少し気になることがあります。 「半」の意味は“(二つに)分ける”(例:前半)や“なかば”(例:夜半)や“不完全”(例:半端)ですね。 添付図のA~Eは何れも“分ける”意味を有しているけど、Fの「絆」にはその意味がなさそうです。むしろ反対? 「絆」の旁の「半」の由来は「攀」らしい。「攀」の意味は「物に取り縋る、よじ登る」です。 出典: 現代漢語例解辞典第二版(小学館) 【余談】先日のTVのクイズ番組で、「絆」は「糸」+「半」でない!と断定していたのには、私も「ええっ!」と驚きました。
お礼
早速回答有難うございます。 私もテレビ等見ていて、えっ!と思いました。 半でいいのですね。
- marisuka
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絆の右側は「半」の旧字体です。 「半」は常用漢字なので、新字体になりました。 「絆」は常用漢字ではないので、旧字体のままです。 これとこれって同じ漢字じゃないの? よく似てるけど…と思ったときは、たいていこの関係です。 例:「鷗」(カモメ。出るかな? もとの字の左側は区構えの中に品です)の左側も同様です。 常用漢字に入っている「殴」や「欧」は、左が略され「区」になりました。 ところが、パソコンの画面上などでは、表示の都合上、新字体のように表示されることが多いようです。上記のカモメも「鴎」と表示されます。森鴎外は泣いているでしょうね。 それにならうなら、糸偏に半でもOKと言えるでしょう。
お礼
早速回答有難うございます。 私も半の旧字体と思って糸偏に半だとばかり思っましたが、 何となく、きずなは旧字体のような雰囲気があるので、 はっきりしたかったのです。
お礼
早速回答有難うございます。 丁寧に書いて下さり有難うございます。 漢字は旧字体は分かるのですが、書写体とか、許容範囲とか、 あいまいで、はっきりしないので困ります。 半で良い事が分かりました。