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分散分析結果の見方と分析方法
- 分散分析結果の見方と分析方法について詳しく教えてください。
- 生データをエクセルで二元配置分散分析した結果について、因子Aと因子Bの平方和、自由度、平均平方、F値、P値を示します。結果の見方や分析方法がわからないので、教えていただけませんか?
- また、他のデータとの比較も行いたいので、別のデータ結果についても教えていただけると助かります。因子Aと因子Bの平方和、自由度、平均平方、F値、P値を示します。
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日本語はともかくとして、ご質問に書かれた内容からは、今ひとつよく分からないところがあります。 その1つは、この二元配置分散分析が、繰り返しのあるものなのか、繰り返しのないものなのかという点です。 繰り返しのある二元配置分散分析であれば、交互作用の検定も可能ですし、繰り返しがない場合であれば、2つの要因のそれぞれについての検定となります。 もう1点は、 >この結果を考察後もう一つのデータ結果と比較します。そのデータは以下にあります。 という点です。 「データ結果と比較」というのが、何をどう比較したいのか、分かりません。 以上の点も、検定といいますか、研究計画や、目的に関しては重要な点ですので、再確認されることをお勧めします。 それはさておき、 >因子A(発音)の平方和84.7568自由度1、平均平方84.7568、F値24.7145、P値0.00000 >因子B(意味)平方和0.2432、自由度1、平均平方18.2703、F値0.0709、P値0.7904 この結果について、まず、因子Aについては、自由度=1で、F値=24.7145に対して、P値=0.00000ということであれば、p<.001で有意差が認められたということになります。 「P値=0.00000」という表記については、ここに示された小数点以下第5位まででは、ゼロ以外の有効な数値が得られていないことを意味していると考えられます(小数点以下をさらに計算あるいは表記すれば、数値が現れると思われます)ので、p<.001と判断します。 つまり、P値が、帰無仮説の生起確率ですので、それが、.05未満であれば、通常、有意差が認められると判断する基準です。 それ以下は、.01、.001の順に多くの場合は、判断基準を設定しています。 後半部分は、因子Aについては、p<.001で、また、因子Bに関しては、p<.05で、それぞれ有意差が認められています。 因子Bに関しては、P値=0.7904ですので、p>.05をはるかに上回った確率ですので、有意差は認められないということです。 研究を行う上では、まずは、研究目的、研究計画を明確になさり、それに沿った方法、対象者でデータを取ること、また、適用する統計的手法についても、何と何を比較したいのか、検定結果はどう見るのかを理解した上で、実際の研究を行われる必要があります。 Excelによる二元配置分散分析については、次のところに解説があります。 繰り返しのある二元配置分散分析:http://www.ipc.shimane-u.ac.jp/food/kobayasi/kurikaesinoarunigenhaiti%20excel.htm 繰り返しのない二元配置分散分析:http://www.ipc.shimane-u.ac.jp/food/kobayasi/kurikaesinonainigenhaiti%20excel.htm
お礼
ご丁寧な回答を頂きまして、有り難うございます。とても分かりやすいです。 不明な2点を指摘して頂いたところを以下に明確します。 1:この二元配置分散分析が、繰り返しのあるものなのか、繰り返しのないものなのか →この二元配置分散分析は繰り返しのあるものです。 2:「データ結果と比較」というのが、何をどう比較したいのか →上のデータ(A)は日本語学習者(日本語を母語としていない人)と下のデータ(B)は日本人のデータ結果です。この二つのデータを比較するのは、AのP値とBのP値を比較することです。(日本人の結果と日本語学習者の結果を比較) vzb04330さんのご回答でデータの見方をちょっと分かるようになったと思います。本当に有り難うございます。いろいろとまだ聞きたいんことがいっぱいですが、又宜しくお願い致します。