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海底ケーブルを使った電気の輸出入は可能ですか?
海底ケーブルについて教えて頂きたく、投稿させて頂きました。 電力用または通信用に世界中に、日本からも敷かれているとの事ですが、 海底ケーブルを使った電気の輸出入は可能なのでしょうか? 理由やメリット、デメリットなども教えて頂けますと嬉しいです。
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長距離の送電で最も大きい問題は送電線の抵抗による損失です。 別の問題は、交流で長距離の送電は出来ない事です。 なぜ出来ないかというと送電距離が交流の波長に近づいてくると定在波が発生し、場所によって電圧が異なる場合が有る事です。 定在波が発生すると、場所により2倍の電圧になったり、ゼロになったりします。 60Hzの場合の波長は5000kmです。 長距離の送電を行うには超高圧の直流送電か、超伝導を使用した直流送電が必要です。 技術的には可能な範囲に入ってきていますが、コスト的にはまだまだでしょう。 政治的な問題も小さくはありません。 政情不安な地域を通過する送電線には不安が有ります。 敵対している国を通過する事も問題です。 長距離の送電を行う構想は以前からあります。 http://blogs.itmedia.co.jp/serial/2011/10/805global-energ-78e2.html http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20110620/192720/
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- under12
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インフラのメンテナンスに膨大なコストがかかる上に、不法入国者を激増させる事となり、 まともな人間ならば誰も賛成しません。
お礼
そうですか、経済的に非現実的なのですね。。。 迅速なご回答、ありがとうございました。
- 風車の 弥七(@t87300)
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台湾から沖縄間や韓国から九州間なら現実味もありますが、その他の国からですと電圧降下になり使えません。 アメリカやロシア・中国大陸からの電気の輸出入はまず不可能です。
お礼
早速のご回答、ありがとうございました。 距離が遠くなると、電気の損失が大きいのですね。
お礼
非常に分かり易いご回答、どうもありがとうございました。 技術上では可能でも、経済、政治面で問題や不安があるのですね。 勉強になりました!!