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日本における白鳥の歴史
こんにちは。 白鳥(オオハクチョウ)について調べています。 生態に関することについては、文献やインターネットで調べることができたのですが、日本における白鳥の歴史に関することがなかなか見つかりません。 特に、「戦争中にハクチョウが捕獲されていた」とか「日本で白鳥が食べられていた」という話を聞いたことがあるので、そのあたりのことが詳しく知れたらと思います。 おすすめのHPや文献、あるいは直接回答していただきたいです。 よろしくお願いいたします。
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白鳥は古来より世界的に食べられていましたから日本だけの話ではありません。日本では宮中の鳥料理の食材の中に大鳥(白鳥、鶴等)・小鳥とあります。天皇の庖丁人でした宮中高橋家の庖丁式には白鳥や鶴が使用されます。幕府の庖丁人の庖丁式はご存じと思いますが鯛等の魚です。ですから白鳥はそれほど一般的に宮中では食べられていたようです。 江戸時代には、幕府から鶴や白鳥を含めた禁鳥礼が発令されました。しかし、この禁鳥礼は、幕府や宮中が獲物確保の目的で庶民に捕獲を禁じただけで、はっきり言って自らの食材確保です。明治時代になり禁鳥礼は廃止され、あっという間に鶴、白鳥、朱鷺、鸛等の大型鳥類が食べ尽くされまして明治政府も保護鳥制度を徐々に整えてきたわけです。しかしながらその後も大型鳥類を含めた野鳥は食べ続けられました。密漁などというものではなくおおっぴらに猟がされていました。余り食べられなくなったのは本当に最近のことと思います。 このような問題は中世までは料理関係を当たれば文献等が見つかるかも知れません。しんし、昭和の時代は、密漁になりますから文章等には残りにくいものと思います。何かの参考になさって下さい。
お礼
ありがとうございました。 昭和のときの文献や情報が少ないのは、そのためなんですね。 参考になりました。