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小説家になりたい理由と大学卒者の多さについて
- 小説家を目指す人にとって、大学卒者が多いことは気になることです。各誌新人賞や文学賞の受賞作品を見ても、大卒者が多いことがわかります。一方で、他の芸術系や音楽などの分野では大卒者が少ないケースもあります。なぜ小説家に限って大学卒者が多いのでしょうか?
- 大学卒者が多い理由の一つは、大学での学びが小説家にとって有益だからです。文学部では文学の知識や表現の技術を学ぶことができます。また、大学生活は自己表現や思考の糧となることもあります。さらに、大学での人脈や研究活動も小説家の成長につながるでしょう。
- 一方で、大学卒者が多いという傾向は偶然かもしれません。受賞作品の中には大卒ではない作家もいますし、小説家になるために大学に進学する必要はありません。そのため、個人の意思や才能が大きく影響すると考えられます。小説家になるためには、独自の視点や表現力、執筆の努力が不可欠です。
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特に統計的実情を知っているわけではないですが、一応出版界にもつながりがあるので事情は知っているものとしてのイメージ的意見です。 まず、普通に考えて今は特に目標がない人でも適当に大学に行く時代なので、特殊な職業じゃない限り、デスクワークであれば大卒者が圧倒的に多くなると思います。 (なんとなく大学に行くのがいいことだとはぼくも思いません) そして、知的で、知力をギリギリまで搾り出す作業であるので、そういうことをしようと思う人が、大学にも行く蓋然性が高いことは容易に想像できます。 また、大学に行けば学校の図書館などにも容易にアクセスできますし、本好きの友達や先生に会う機会も俄然増えるでしょう。 文学部などの学生が小説家を目指すケースも多いと思います。 ということで、大学を出た人が小説家を目指すケースが多いから結果そうなる、ということで、小説家を目指すならば大学卒が必要というわけではないと思います。 大卒の人を、企業の面接でもないのに、出版社が優遇するということはまずないと思います。 というか、私の知っている限りでは、編集者と学歴が話題になったことは一回もありません。 また、昔の文学者、文豪といわれる人は学歴がない人もいますし、ドロップアウト(中退)をする人も多いと思います。 むしろ「小説家には大卒が多い」「大学出てないと小説家になるには不利なのか」というような、世間の目を気にする人はなかなか大成しないと思います。 逆に、今の気持ちをナニクソと思って消化して、大卒のボンボンには書けない作品を書いてやる、今までの作家になかったヘンテコな小説でびっくりさせてやるぐらいに思わないと、大成するのは難しいのではないでしょうか。 ガンバッテください。
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- kuroko-krk
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私がもし審査員の立場なら、将来性のある方に票を入れます。 例えば同じぐらい良質の作品があったとして 片方が大卒 片方が高卒 プロとして今後も良質の作品を書けるのはどちらだろう。 論文など、文章で勝負するのはやはり大学生からですので、余程の素晴らしい作品が相手でなければ、大卒に票を入れます。 私ならそうします。
お礼
なるほど、そういうことなのですね。一理あると思います。そのあたり、よく考えてみたいと思います。ありがとうございました。
ごく普通に「大学」というものを考える時、一般的には「就職に有利になるかどうか」を考える人が多いですが、実は大学の存在意義はそれだけではありません。 というか、そもそも大学を含めて「学校」という場所は「学びの場」であり、一般人と同じ意味での学歴が必要ないと思われる皇族の皆さんも大学へ進んでいます。 小説を書く動機は人それぞれだと思いますが、名作と呼ばれる作品を書くような人は元々探究心の強い人が多いです。 併せて比較的裕福な家柄に生まれる場合が多く、大学に行くということのハードルが低いものです。 大学へ入れる頭脳が必要というのは端的にはその通りですが、それ以前に「別に自然に入っちゃったけど何か?」という言い方が相応しいかはわかりませんが、改めて「何故か」と考えるまでもないようなことなのです。 ただし、やはり色々な作家さんがおられるので、質問者さんのように大卒ではないが故に「何故●●には大卒が多いのか?」と専門卒の視点から考えることができれば、そういった作品が生まれる可能性もありますよね。 ご自分なりにもっと深く考えてみると面白いかもしれません。
お礼
もちろん、大学は勉強の場だけでないと思っています。専門学校は本当に就職のための学校でしたが。そのあたりから、世間的な視野や、物の考え方などに違いがでてくるのでしょうね。また私の場合、ファッションデザイン系であることから、感性を磨くことをうるさく言われましたので特にそうかもしれません。悪く言えば偏っていたということでしょうか? 確かに、専門学校卒から見た視点は、大卒の方がもつ視点とはまるで違っていると思います。 #4さまのおっしゃるとおり、深く掘り下げて考えてみようと思います。 ありがとうございました。
- 安房 与太郎(@bilda)
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さらば、紙的所有権 ~ わかく蒼き文学青年へ ~ >芸大文学部卒者< むかし東大文学出身者は、どの分野にも進出した。 ただし、東京芸術大学その他の国公立芸大に「文学部」は存在しない。 いまなお大卒が多い理由は、読み書きする環境に恵まれているため。 おなじく、東京出身者が多い理由は、文学賞応募人口が多いため。 男性が多い理由は、女性は確率の高い安定収入を優先するため。 若者が多い理由は、28歳以前に処女作を書かねばならないから。 ── 古今東西の作家は(わたしの調査によれば)ほとんどが27歳 4ヶ月(生後一万日)以前に処女作を完成しています。 http://okwave.jp/qa/q2472718.html (No.2)奇跡への道 これからの作家は、タダ同然の電子出版やブログで作品を公開する。 ── 新人推理作家が、ようやく処女出版にこぎつけた。 http://q.hatena.ne.jp/1245291155 草稿の妻 ~ 夢の印税生活 ~ ── 生きる為めに書いた文章は、それ自身実は生きてゐない文章だ。 http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4003411684 ── 西本 正美・訳《ミル自傳 1859‥‥ England 19281215 岩波文庫》P94-95 ── 私はほとんど本を読みません(略)人を二つの部類に分けました ──読む人と書く人と。私は書くほうの部類にはいりたいと思いました。 http://d.hatena.ne.jp/adlib/19650720 立読み ~ 買いそびれた本 ~ Caldwell, Erskine 19031217 America 19870411 83 /~《Tobacco Road》 http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/B000JABZ7I ── コールドウェル/田中 融二・訳《作家となる法 19650720 至誠堂新書》 http://q.hatena.ne.jp/1277712639#a1024447 紙よ、さらば ~ 幻の知的所有権 ~ ↓序:情報共有論 http://q.hatena.ne.jp/1230118403#a882761
お礼
たくさんの資料ありがとうございます。ざっとではありますが目を通させていただきました。 (しかし、「奇跡への道」は耳の痛い話です。27歳以前に処女作を完成させていません…) とても興味のある内容でした。情報共有論もおもしろかったです。教えていただいた本を読んでみたいと思っています。ありがとうございました。
- RKwarawara
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普通に考えれば解ること。 バクマンという漫画がありますが、作中で漫画家は博打打ちだ!ということを言っておりました。 そうです、博打なのです。 小説家なんて本当に成功するか解りません。 それに人生を掛けてまで挑戦する人はいないでしょう。 大学卒はあくまでも現実逃避の一つです。 夢が叶わなくても大学卒したキャリアを生かして違う職業を目指そうというね。 小説家を本気で目指すなら大学卒のキャリアなんて必要ないですから。 大学卒の作家は小心者なのでしょう。
お礼
う~ん、歯切れが良く気持ちの良い回答をありがとうございます。 >小説家を本気で目指すなら大学卒のキャリアなんて必要ないですから 確かにそうだと思います。
お礼
お話、とてもよく理解できました。おっしゃるとおり、大卒が有利だとか、大卒でないとなれないのかと言うより、大卒者に目指す方が多いということなのでしょうね。 >逆に、今の気持ちをナニクソと思って消化して、大卒のボンボンには書けない作品を書いてやる、今までの作家になかったヘンテコな小説でびっくりさせてやるぐらいに思わないと、大成するのは難しいのではないでしょうか。 この言葉には励まされました。ありがとうございます。