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村上春樹は何か賞をとっていますか?
私は村上春樹氏の小説の大ファンです。 ところで、同氏は芥川賞や直木賞といったメジャーな文学賞をとっていないような気がします。そこで教えて下さい。 (1)上記の私の認識は正しいですか? (2)もしそうだとして、何故メジャーな賞を受賞しないのでしょうか(これだけの方がもらえないのは何か訳でもあるのでしょうか?) ご存知の方は教えて下さい。
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ご存じかもしれませんが・・・ 「風の歌を聴け」が第81回芥川賞(1979年(昭和54年・上半期) の最終候補作に入っています。 私の手元にある「村上春樹ブック」(1991年に講談社より 「文學界」4月臨時増刊として発売)にあるご本人のインタビュー記事には 「1973年のピンボール」も芥川賞の候補作になった、とありました。 芥川賞の候補にはなりましたが、受賞はしていませんね。 (2)については判りません。 ご本人は、上にあげた「村上春樹ブック」の中で、 「芥川賞を取っていたとしたら、面倒くさいことになったと思う」 という旨の発言をしておられます。
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- ss1966
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村上朝日堂に記載されているところによると以下のとおりです。 ○『風の歌を聴け』 群像新人文学賞受賞 ○『羊をめぐる冒険』 野間文芸新人奨励賞受賞 ○『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』 谷崎潤一郎賞受賞作品 ○『ねじまき鳥クロニクル』 読売文学賞受賞 確かに少ないと言えば少ないですね。 まぁ賞を取って変わる作家と変わらない作家がいて、どちらかというと村上氏の場合後者では。 ちなみに私は小説として『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』が好きですが、どれか1册と言われたら『国境の南、太陽の西』です。
お礼
参考URLを見ました。すごく詳しくてびっくりしました。有難うございました。 ちなみに私は「レキシントンの幽霊」が好きです。怖くはないのですが、何とも言えない迫力に震えがきました。
- s1124
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「風の歌を聴け」群像新人文学賞 「羊をめぐる冒険」野間文芸新人奨励賞 「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」谷崎潤一郎賞 「ねじまき鳥クロニクル」「第1部 泥棒かささぎ編」 同「第2部 予言する鳥編」 同「第3部 鳥刺し男編」3部作 読売文学賞 ざっとこんな感じでしょうか。他にもあるかもしれません。これらの賞がメジャーかどうかは、よくわかりませんが、ほかにも芥川賞や直木賞を獲ってないけどすごい作家はたくさんいますからなんとも言えないですねぇ。
お礼
大変詳しい情報有難うございました。私はよくわかりませんが、他にも獲ってないけどすごい作家がいるんですね。参考になりました。
- shinjif
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何を以て「メジャー」とするかという問題が残りますが・・・ 春樹氏は「風の歌を聴け」で講談社の「群像」新人賞を受賞して作家デビューしています。 「羊をめぐる冒険」は野間文芸新人賞。 「世界の終わりと・・・」は谷崎潤一郎賞を取っています。 芥川賞や直木賞ほどメジャーではありませんが、全くのマイナーとも言えないのでは・・・ (2)についてですが、僕は別に出版関係でもなんでも無いですが、「賞」の裏側には色々と事情があることも確かなようです。そういう裏のドロドロした部分はそれ自体が小説のネタになっていたりします。 春樹氏自身が述べているように春樹氏は「文壇」というつき合いと距離を置いている作家の一人です。 その距離が受賞していない一つの理由ではないかと思います。
お礼
村上春樹氏自身が、興味が無いせいだという見方ですね。 私もそんな気がします。ご意見有難うございました。
- asuca
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第21回谷崎潤一郎賞(世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド) 第47回読売文学賞受賞(ねじまき鳥クロニクル」三部作) なんかを取っていますね。 海外だと 「ねじまき鳥クロニクル」の英訳で1997年度の「ニューヨーク・タイムズ」紙が発表する「Notable Books of the Year」に選ばれていますね。 これらはメジャーとは言えないのでしょうか?
お礼
ご教授いただき有難うございます。 このような賞をとっているのは知りませんでした。 海外でも評価が高いんですね。
お礼
最終候補に入ったとは知りませんでした。こういうのは若いうちに受賞しそびれると難しいのでしょうか? それにしても、村上春樹ウォッチャーばりの詳しく深い情報、有難うございました。