放射線 避難指示区域の見直し基準について
いち無知女子です。
標記につきまして、ご回答お願いします。
平成25年10月 内閣府原子力被災者生活支援チーム
発表の「避難指示区域の見直しについて(PDF形式:7351KB)」
によれば、
避難指示解除準備区域(20ミリシーベルト/年以下)
空間線量率が3.8マイクロシーベルト/時以下
居住制限区域(20ミリシーベルト/年超 50ミリシーベルト/年以下)
空間線量率が3.8マイクロシーベルト/時超 9.5マイクロシーベルト/時以下
帰還困難区域( 50ミリシーベルト/年超)
空間線量率が9.5マイクロシーベルト/時超
と、なっています。
避難指示解除準備区域の基準に着目し、
空間線量毎時~年間被曝量 を普通にそのまま計算しますと、
空間線量 3.8μSv/時 × 24(1日24時間)× 365(1年365日)
=「33.3mSv」と なり、
避難指示解除準備区域基準(20mSv/年以下)の上限を
13.3mSv超えている事になります。
(20mSv/年以下)を基準とするならば、
空間線量率が2.3μSv/時未満 になるはずです。
内閣府原子力被災者生活支援チーム とは、
どういう計算をされているのでしょうか。
結局、東電と繋がっていて、
「早く避難民への保障を打ち切りたい」という事から、
国「帰宅可能です。」
└→被災者「放射能が怖いから帰らない。」
└→東「帰宅されないのはあなたの判断ですね。保障を打ち切ります。」
という事なのでしょうか。
~~~
mSv(ミリシーベルト)
μSv(マイクロシーベルト)
「日本は福島住民の一部帰宅にゴーサインを出す」
発表時刻:2014年2月24日16:57
福島原発が大災害に襲われてからほぼ3年、日本政府は制限区域1ヵ所の立入禁止命令を解除し、一部住民の帰宅を許可する。
4月1日に避難命令が正式に解除されれば300人ほどの人々が帰宅を許可されると、日本の復興庁当局者たちが日曜日の会議で語った。当局者たちの話では、今後2年以上かけて、現在仮住まいしている138,000人のうち、約31,000人が帰宅を許可されるかも知れない。
問題の地域は都路地区で、東京電力福島原発から20km離れて設定された、かつての立入禁止区域の一部だ。この区域の一部で避難勧告が解除されたのは、今回が初めてだ。
住民たちは日曜日の会議で、放射線レベルが脅威を及ぼさない程度にまで十分に下がったと伝えられたが、地区で行われた除染の取り組みに実際どれだけの効果があったか、多くの人は疑ったままだ。
現在の政府指針では、ある地域でヒトが被曝する放射線量が年間20ミリシーベルト以下であれば、その地域は居住が可能とされている。国際放射線防護委員会によれば、ヒトがあらゆる放射線源から被曝する線量は年間1ミリシーベルト以下にすべきだが、同委員会は年間100ミリシーベルトの線量では、統計的に有意な発ガンリスクの増加は見られないとも述べている。
日本政府は、放射線の被曝レベルを年間1ミリシーベルトまで下げたいと望んでいる。
都路地区では、除染の取り組みは去年に完了している。しかし、家族たち、特に子供を持つ家族たちは、除染をもう1度実施し、また、除染の取り組みの有効性を判断する明確な基準を設定するよう政府に求めた。政府は、そのような基準の設定は難しいだろうと回答した。
ジャパンタイムズ紙の報道では、赤羽一嘉経産副大臣をはじめとする複数の政府高官、冨塚宥暻(とみつか・ゆうけい)田村市長が出席した日曜日の会議でも、同様の要望が繰り返された。避難命令の早期解除を求める人々も実際にいた。
商業施設や医療施設の再建などの措置が住民の帰宅に先立って取られるだろうと、政府は住民に伝えた。人々の健康管理に役立てるために、線量計を手渡す計画もある。
2013年末現在、117世帯の358人が都路地区の住民として登録されていると、同紙は報じている。政府や他の諸団体が実施した調査によれば、住民の44%が帰宅の意向を示した。
政府が人々の迅速な帰宅を企てている理由の1つは費用だと、朝日新聞は報じている。同紙は経産省のデータを引用し、2月時点で、政府が既に11市町村の避難民に146億3000万ドルもの補償金を支払ったと述べた。
避難命令が解除されれば、人々が帰宅を選択しようがしまいが、それが政府の決定に影響を及ぼすことがなくなる。
「資産や大事故を原因とする失業については、(政府と福島原発を運営する東京電力による)補償が継続される」と、ある内閣府当局者がAFPに語った。
「しかし、住民が帰宅を決めた場合、事故を原因とした精神的苦痛に対する毎月100,000円(980ドル)の支払いは終わるだろう」と彼は語った。
発電所を運営する東京電力は避難者に補償を行うために、政府機関である原子力損害賠償支援機構から融資を受けているものの、避難命令を解除した後は、補償を1年間継続するよう求められているだけだと、朝日新聞は述べている。命令の解除により、こうした支払いを終わらせることが容易になる。
一方、川内村や楢葉町など福島県内の他地域でも、避難勧告が間もなく解除されるかもしれない。川内では除染がほぼ完了ており、楢葉でも3月末までには終わる予定だ。
2011年3月11日、マグニチュード9.0の地震が日本の沖合を襲った。地震は巨大な津波を引き起こし、津波は原発を水浸しにし、そのために3基の原子炉がメルトダウンを起こした。日本全国で18,000人を超える人々が死亡し、いくつかの市町村で、街全体が破壊されたり、居住不可能と判定された。
ほぼ3年が経過したが、諸当局は放射能漏れを抑え込むことに成功しておらず、東電も先日、用地内での放射線レベルの記録を隠蔽したことを非難された。
施設の放射能を完全に除去するには30年を要し、10兆円(1250億ドル)ものの費用がかかるかもしれない-これは日本の国内総生産の約2%に、また、国の年間予算の11%に相当する。
先日、損壊した発電所の洗浄作業にホームレスを雇ったことが報じられたために、東電はまた非難の矢面に立たされた。