小学校の教員をしているものです。
研修などで子どもの心理状態について学ぶことがあったので書いてみたいと思います。
まず、子どもと接する上で一番大切なことは大人の「聞く」という姿勢です。
私たち自身がこの課題を達成できれば子どもは安心して生活することができるようです。
「言いたいことが言えない」「大人に好かれるように話す」「きれいな言葉で話す」
これらは私たち大人から見れば扱いやすくとても良い子に見えます。
しかし、「本当は我慢しているのではないか」「声を大きくして言いたいことはないのか」と私たちは感じ取ってあげる必要があります。
その上でお話したいと思います。
「エアガンを万引きしていろんな人を撃ちまくる」というのを見て、疑問に思うかもしれませんがとても安心しました。
紙の上で自分の表現したいことを書いているわけですからいいことだと思います。
その漫画をもとにお子さんと一緒に会話してみるといいでしょう。
子どもは一生懸命話すと思いますよ。
また、それをただ聞いてあげるだけでいいのです。
決して「こんなことを書いたらいけないよ」といってはいけません。
私たちからすれば「万引き」や「人を撃つ」といったことはいけないことだと分かります。
しかし、小学2年生はまだこれらが悪いことだとは分からないかもしれません。
はたまた「かっこいい」と思っている可能性もあります。
このときに、予防策として万引きをしたら、人を撃ったら、など子どもに話す必要はありません。
もしも、万引きなどをしてしまったらそのときに言えばいいのです。
それくらいの心の広さを持っていることが大切だと思います。
最後にですが、決して「私の子どもは良い子」なんて思わないでください。
どの子どもも大人に隠れて悪いことをするものです。