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糖質制限食と血糖値正常化の効果について
- 糖質制限食は血糖値正常化に効果あり!巷では糖質制限本が人気
- 主治医は糖質制限に反対。糖質制限食はきつくて続かないと思っている
- 医学界の議論は続いており、詳しい解説を希望
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日本の多くの医師のように糖尿病の治療食においてカロリー制限だけに主眼を置き、全カロリーの60%を炭水化物でとるように指導しているのは今では国際的にはむしろ特殊な方のようで、欧米ではカーボカウントといって、食後血糖値がピーク値で180mg/dlあるいは140mg/dlを超えないように自分で血糖値を測って糖質量をコントロールする方が主流のようです。 糖質制限は、わざわざ血糖値を測らなくても確実に食後高血糖を防ぐことができる方法です。 日本では、医師も栄養士もカロリー制限による食事指導を教わってきているので、これまでの治療方針を急に変えることに抵抗があるのだと思います。 糖質制限に反対する理由は以下のようなものがあるようです。反論も付加しました。 ・不足した糖を肝臓が糖新生によって作り出すために肝臓の負担になる。 糖新生が肝臓にとっての特別に負担の大きい活動ではないし、糖質制限によって肝臓に障害が発生した事例の報告はありません。一方、過剰な糖質が肝臓で脂肪に変換されて蓄えられすぎて脂肪肝になる事例はいくらでもあります。 ・糖は脳の唯一の栄養源であるため脳の機能が低下する。。 脳は脂肪から作られるケトン体も栄養源にすることができることが明らかになっています。 ・高タンパク高脂肪食となり、高タンパクが腎臓への負担になり、高脂肪が高脂血症を招く 腎臓に障害のない人が高タンパク食をとり続けて腎臓障害になったという報告はありません。 余分な糖も脂肪に変換されるので、同じカロリーならば脂肪でとっても糖でとっても同じことです。 糖質制限では総カロリーを気にする必要はないと言われていますが、あまりに高いカロリーにならないように気をつける必要はあると思います。 ・糖を取らないと耐糖能が衰えて、一層高血糖を起こしやすくなる。 マウスを使った古い実験結果だけによる主張ですが、仮に事実だったとしても耐糖能を維持するために毎回食後高血糖を起こして血管を傷つけていくより、たとえ耐糖能が落ちるとしても糖質制限によって常に血糖値を安全圏で維持する方が理にかなっています。 ・低血糖を起こす。 糖質制限食を続けていて低血糖になることは、少なくとも高血糖傾向の方には無縁のことだと思います。 逆に糖尿人はインスリン分泌が遅れる傾向にあるので、食後高血糖に対して遅れて大量に分泌されたインスリンによって激しい低血糖になる場合があります。 また、薬の誤用によって発生する低血糖は命に関わる危険すらあるので、薬の使用を減らすことができる糖質制限はむしろ好ましいと言えます。 糖質制限が辛くて続けられない場合は、どのくらい糖でどの程度血糖値が上がるのか、食後の運動によってどの程度血糖値が下がるのかなどを、簡易測定器で調べて、血糖値が上がり過ぎないよう糖質をとるようにすれば、糖質制限に近い結果が得られます。
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- albert8
- ベストアンサー率61% (1658/2703)
回答にはなりませんが糖尿病を考える参考になさってください。 カロリー制限や糖質制限といった食べものだけにこだわってると糖尿病の原因や本質を見誤り間違った治療をすることになりかねません。 糖尿病はいつも心や体が戦闘態勢になってる姿ですが、ガンが好む姿でもあります。体を戦闘態勢にする原因はストレスです。睡眠休養不足、長時間労働、過重労働など要は自分の能力を超えるような頑張り過ぎのストレス、あるいは動くと心臓に負担になるような肥満による体重のストレスです。 こういったストレスはブドウ糖の生成を促して血糖値を上昇させる作用のあるアドレナリンや糖質コルチコイドを盛んに分泌します。つまり高血糖はストレスを乗り切ろうとるす体の反応です。またストレスで交感神経が緊張しますので血管が収縮、体は低体温と低酸素状態になります。糖尿病の人は例外なく低体温です。 この高血糖、低体温、低酸素が糖尿病の本質ですが原因は多くは仕事など頑張り過ぎ、無理し過ぎによるストレスです。肥満で糖尿病になる人は太り過ぎて体重に適応できなくなった事が原因です。例えば血圧が上がってきたりいままで平気だった階段の上り下りで息切れがしたり、歩くだけでもドキドキしてくるようなるとその体重が強い負荷となってきた証ですが血糖値の上昇を招きます。 前者の場合は戦闘態勢になってる生き方を見直し頑張り過ぎを改めることが治療となります。後者は体重の負荷を減らすことが戦闘態勢の解消になり治療となりますので、運動や食事療法も有効です。この時はカロリー制限よりも糖質制限の方が効果的です。しかし過食に走って肥満になることがあれば元はといえば心や体のストレスが原因です。食の安定は心の安定があってこそです。 しかし、痩せた人が糖尿病に罹って無理やりに食事制限すると栄養不足になってかえってストレスとなってしまいますがこれがなかなか血糖値が下がらない原因となります。 一過性のストレスを乗り切るために高血糖になるのであれば乗り切った後は元に戻りますが、辛いストレスが慢性的になれば高血糖もそのままです。これが健康を害する原因となるのです。 糖尿病の原因は食べ物ではなく適応できなくなるほどのストレスを抱えた生き方そのものです。血糖値を上げる興奮系のホルモンが刺激され続けるからです。
お礼
「生き方」が糖尿病の原因ですか。毎日のんびりと暮していて、特に心配も悩みもないのですが・・・ 遺伝的要素だろうと思っています。両方の祖父が糖尿病でした。隔世遺伝です。もともと耐糖力が低い ようです。 ですから糖質を制限して膵臓を休ませるのがベストかと結論付けました。私の場合は、効果抜群でした。
- rh7fhg78rw
- ベストアンサー率31% (126/405)
食後には血糖値が高くなるから自己血糖測定(SMBG)が使えない、というのは意味がよく判りません。 食後には血糖値は上がりますが、どこまでも上がっても良い、ということではないし、SMBGが糖尿病管理には使えない、ということもないと思います。 食後血糖値の管理に関するガイドライン(国際糖尿病連合)には、 「低血糖とならない限り,食後2時間血糖値は7.8mmol/L(140mg/dL)を超えてはならない。」 「 血糖値測定(SMBG)を考慮すべきである。というのも本法が現時点でもっとも実際的な食後血糖のモニタリング法だからである。」とあります。 ヘモグロビンA1cは長期の血糖値を反映するものですが、そこからは日々の血糖値変動を知ることはできません。 糖尿病治療ガイド(日本糖尿病学会)にも、 「患者の代謝状態は、HbA1c値、空腹時血糖値、食後2時間血糖値、随時血糖値などを勘案して総合的に判断することが望まれる」とあります。 アメリカ糖尿病協会(ADA)は糖質(炭水化物)摂取の130g未満/日は推奨しないとしているようです。ADAのカーボカウントでは、1食45g~の糖質(炭水化物)摂取となっています。 アメリカ糖尿病協会 Carbohydrate Counting http://www.diabetes.org/food-and-fitness/food/planning-meals/carb-counting/ カーボカウントで血糖管理に挑戦 http://www.sempos.or.jp/tokyo/press/press_kurashitokenko.html 自宅で使用するような血糖値測定器は、ある程度の誤差があります。また、指先からの血液は静脈からの血液と比較すると、食後血糖値は若干高めに出るようです。 食後血糖値が少し高いんでしょうか?そういう場合は、食後の運動が効果的です。
お礼
頑張ってカロリー制限と運動をしていたら、痩せすぎてしまったということで、栄養士からもっと炭水化物を食べるように指導されました。ご飯を一食200グラム摂るように言われ実行したら、折角食後血糖値が正常になっていたのが、境界域の上方になったりするようになりました。 これはいけないと思い、糖質制限をしたら血糖値はドーンと下がり、全く問題なくなりました。ですが、主治医は糖質制限はダメだとおっしゃるものですから質問をしてみました。 ヘモグロビンA1Cは5.3(直近)でしたが、ヘモグロビンだけではどうもダメみたいですので1日何度も食前、食後の血糖値を測ってみました。やはり糖質を摂るとダメです。 簡易測定器では静脈血での測定より、いつも10高く出ますね。先生は反対なさいますが、こっそりと糖質制限食を続けようと思います。 いろいろ情報をいただきありがとうございました。
- kurousagi1
- ベストアンサー率49% (129/263)
勘違いなさっている様なので、まず一つ訂正を。 簡易測定値は当てになりませんよ。 血糖と言うのは当然食事すれば上昇します。 健常な人でも食後血糖は高くなります。 ですので、簡易測定値は目安になりますが糖尿病の管理には使えません。 使うとしたらヘモグロビンA1cです。 本題の糖質制限ですが、全く食べないようにすると肝臓などに負荷がかかります。 そもそも肝臓は常に血糖値を保つべく、糖を作り続けています。 糖質を食べない生活を続けると、蛋白質などからも糖を作らないといけないなど 体が無理矢理糖を作ろうとするので、色々悪影響が出て来ます。 ですので、糖尿病の患者さんであっても炭水化物を決められた範囲で摂る事は必要なのです。 まして糖尿病ではない貴女ならばなおの糖質制限は止めた方がいいでしょう。 主治医の先生の言う事はとても的を得ていると思います。 ただし、同じカロリーだから甘い物でご飯の代わりをしよう、 とか言うのはまた話が違いますのでご注意を。
お礼
早速ありがとうございました。 糖質を極力制限した食事は肝臓に負担をかけるのですか!?知りませんでした。 曰く「日本の糖尿病の食事指導は間違っている。カロリー制限だけしても効果は小さい」「欧米では炭水化物を抜く食事が常識」とかいうことを超一流大学卒のお医者さんで、自分も糖尿病だったという方がおっしゃっています。 腎臓病や肝硬変の人は適応外とは書いてありますが、その他の人はこの食事療法で糖尿病は完治する ように書いてあります。 私自身は3年ほど前にヘモグロビンA1Cが6.2だったことがあり、糖尿病を指摘されました。運動療法と食事療法を実行して、体重は8キロ減、ヘモグロビンの値も正常範囲になっていますが、祖父が糖尿病だったので遺伝的素地があると思って引き続き節制しています。 食事療法にも諸説があり、混乱してしまいます。主食を抜いても糖質は野菜やその他の食べ物に含まれているのでそれで十分だという主張ですが・・・
お礼
大変的確なアドヴァイスをありがとうございました。日本の糖尿病学会の食事指導はおかしいですよね!!!総カロリーの60%を炭水化物で摂るなんて絶対おかしいと思います。その上、美味しいものはみんな高カロリーなので、ごちそうなんてほんの一口しか食べられません。貧しげな食事で惨めな気持ちになります。 主食抜きは最初はきつい気がしましたが、豆腐で代用して、慣れてくると、その分美味しいものが カロりーをそれほど気にせずに食べられるので嬉しいです。もちろんカロリー無制限というわけではないですが、今までよりずっとごちそうを食べられるようになりました。甘いもののご法度だけはちょっとキツイのですが、どうしても欲しい時は一口食べるようにしました。 その結果、食後血糖値はほんの少ししか上がらず、しっかり理想値になり、効果の大きさに驚いています。肝障害や腎障害も元々全く正常なので気にしなくてよいということですので安心しました。