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貿易依存度
日本は貿易依存度が低いといわれますが、シンガポールとかはGDP比で輸出額も輸入額も100パーセントを超えているようです。 しかしGDPより輸出額のほうが多いということは何故ですか? 100円のものを輸入して120円で輸出した場合、GDPは120円、輸出依存度は100パーセントですよね。それ以上になりようがないように思うのですが。 輸出額や輸入額がGDPを超える場合というのが考えられません。 初歩的ですみませんが、分かりやすく解説お願いします。
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> 100円のものを輸入して120円で輸出した場合 この場合、GDPは20円です。 GDPは付加価値なので、簡単に言えば粗利がGDPになります。 GDPは、国内で作られて消費される分(消費、投資、政府消費)に加え、(輸出額-輸入額)で構成されます。 GDP = C + I + G + 輸出 - 輸入 ですが、輸入を左辺に移項すると GDP + 輸入 = C + I + G + 輸出 となります。 GDP、すなわち国内生産分に輸入分を加えた分が国内にある財の量です。 その財は、国内での消費される(C+G)か、来年以降使う(I)か、輸出される、ということを示しています。
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- blackhill
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中継貿易という言葉をご存じですね。シンガポールは中継貿易が主なので、貿易額が多くなります。 仮に、東京が独立国になったとすると、東京と日本各地との貿易額は、東京のGDPの数倍になるかも知れません。 なお、日本の貿易依存度は、先進国中、恐らく最高です。ドイツやフランスは関税のないユーロ経済圏での輸出入が主で、ユーロ圏と非ユーロ圏に区分して集計すると、貿易依存度は日本より低くなります。カナダも、アメリカとの貿易が8割近くを占めています。 また、GDPは付加価値なので、数字例はおかしいですね。
お礼
日本の貿易依存度の議論はいろいろありますね。ありがとうございます。
お礼
わかりやすくて助かりました。感謝しています。