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なぜこんな状況が日本に存在するのでしょうか?
製造業の管理職の方の愚痴を聞く機会がありました。 部品メーカーです。 「不良が最近連続してでていて、もう一本の不良も出すなと上から言われている。 上司を殴りたくなるときが毎日ある。 プレッシャーで一睡もできない日がある。」 私が彼の状況なら、やめるか自殺してしまうかもしれません。 なぜこのような精神状態に置かれる人が存在しなくてはならないのでしょうか? このような状況は存在してはいけないのではないでしょうか? このような苦痛の上になりたっている技術大国なのでしょうか? まとまりのない質問ですが、ご意見お願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
質問者様はご存知なかったかもしれませんが、高品質な日本製品はメーカーの人達の多大なプレッシャーと血の滲むような努力の上に成り立っているのです。 日本人の仕事の仕方や精度へのこだわりは昔から厳しく、日本人消費者の目も肥えています。海外製の壊れやすく不良の多い製品より、多少高いお金を払っても、品質に定評のある日本製の製品、食品を購入することってありますよね? 何の努力もなしに、高品質がただ生まれるワケではないのです。 日本メーカーにとっては、不良が出る=品質を疑われる=消費者の信用を失う ということなのです。 完成車1台とっても、万単位の部品から成り立っており、不良が発生することにより、 絶妙なタイミングで各パーツの組み付けが行われている製造ラインがストップして生産計画を狂わせたり、ひどければ自動車事故を起こして社会的信用に傷がつくため、 自動車メーカーから部品メーカーまで、皆が神経を尖らせて製造しています。 不良率を低減できない下請け部品メーカーは、元請けメーカーから取引契約を切られます。 厳しい品質基準をクリアできる会社だけが生き残るのです。 だから、「不良が最近連続してでていて、もう一本の不良も出すなと上から言われている。」 のは当然ですし、管理職の方もその必要性を分かっていて愚痴っているのでしょう。 不良部品が原因で取引先の製造ラインが止まれば、部品メーカーの社員(品質管理担当者)は何時であっても取引先に飛んでいきます。 納めた数万個の部品を手作業で1つ1つチェックし、どの部品で不良がでたのかを突き止めます。 場合によってはすでに組み付けた部品を全てはずし、持ち帰ります。 後日、なぜ不良がでたのかを検証し、二度と同じ不良を発生させないための対策を検討し、報告書にまとめなければなりません。 だから、不良が連続で発生するというのは下請けにとっても元請けにとっても一睡もできなくなるくらいのプレッシャーなんです。 会社が取引先から契約を切られて生命線を絶たれるかもしれません。 管理職の方というのは、ただ高い給与を貰っているわけではなく、 一般社員より重い責任を負うからこそ高い報酬を得ているものなのです。 つらい仕事ですが、彼はそんな仕事に誇りと責任感を持っているのではないですか? 失敗、挫折、苦難、反省を繰り返し、豊富な人生経験を積んだ人はつらさの乗り越え方も知っているものです。 だからつらいからといって、簡単に辞めたり自殺はしないんですよ。 (逆に、つらい場面で克服の努力をしてこなかった人は困難を乗り越える免疫がついていないので、ちょっとしたストレスで簡単に欝になったり、死んでしまったりしますよね)
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- goo_0102
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以下、2つの疑問に関しては、ほぼ、他の回答者さんの通り、 見るべき方向性が間違えていますから、気にしなくても良い。 あるべき方向性で 突き詰めて、行った会社が多くあるのが、技術大国日本と呼ばれる基礎。 それらの色々な会社の技術を持ち寄り、さらに、有益な物を作り出していると思います。 >なぜこのような精神状態に置かれる人が存在しなくてはならないのでしょうか? >このような状況は存在してはいけないのではないでしょうか? >このような苦痛の上になりたっている技術大国なのでしょうか? ただ、どなたかの「不良品を一つも出してはならない」と云うのは、間違い。 「...出したく無い」に過ぎなく、 「0」にする為のコストが、ペイ出来なければ、そんな選択はしません。
「不良が最近連続して出ているが 上司からは そのうちどうにかなるだろう 心配しなくていい」 他の方が書かれてますが、日本がこのような社会ではないからでしょう。 自分的にはこのような怠慢が許される社会の方が人間的には楽な気がします。 電車が30分遅れてもちゃんと社会が動く社会って案外素敵ではないかなぁ? 他人に厳格さを要求する余りに自分達にもそれを課せられる社会が日本なのだと感じます。 >苦痛の上になりたっている技術大国なのでしょうか その通りだと思います。 多くの犠牲の上に成り立っている砂の城だと感じます。 すでに崩壊は始まってるんじゃないでしょうか? 不良品が無いのは素晴らしいことですが、人間の規格外品まで排除されそうです。 他人に厳しさを要求すれば必ずそれは自分に帰って来ます。 それに耐えられない人を脱落者と呼べるのでしょうか? その基準値がどんどん引き上げられている気がします。
- sunsowl
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というか、なんで「日本」に対して怒ってるの、その人? そもそも怒りの矛先が違うような気がするけど。 ミスを未然に防ぐシステムが機能していないことが、本来悩むべき問題。 あらゆる手段を講じた結果、それでも運悪く、ミスが続くといった内容なら、慰めて終了。 理論的に考えないと、疲れるだけだと思う。
- jacta
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不良は一つたりとも出してはならないのが当たり前です。 もちろん、そうはいってもどうしてもわずかな不良は出てきます。 しかし、だからといって、上司は部下に対して、「少しぐらい不良があってもいいよ」とは決して言いません。 そんないい加減なマインドで仕事をしていると、どれだけ不良が出るかわからないからです。 > 私が彼の状況なら、やめるか自殺してしまうかもしれません。 そういう人は責任のある仕事には付けません。 年収でいえばせいぜい150万円程度でしょう。 > なぜこのような精神状態に置かれる人が存在しなくてはならないのでしょうか? それは、会社が悪いのではなく、精神的に脆弱すぎるその人が悪いのです。 > このような状況は存在してはいけないのではないでしょうか? その通りです。 ですから、そのように精神的に脆弱で、責任能力の低い人は雇用してはならないのです。 > このような苦痛の上になりたっている技術大国なのでしょうか? いいえ。 技術的に難度の高い課題を目の前にし、それに立ち向かっていくことを喜びとする人々によって技術大国は支えられています。
- RTO
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「不良が最近連続して出ているが 上司からは そのうちどうにかなるだろう 心配しなくていい」と言われた という社会では困るからです。 不良製品は設計ミス、製造ミス、原材料そのものの不良、偶発的な不良などがありますが そのようなものが出荷されないためにそのような方の職があるのです。 買った時から腐っている牛乳、毎日脱線する通勤電車 乗っただけで真っ二つに折れる自転車 芯の入っていない鉛筆 袖が4つあるTシャツ あなたはこういうものに囲まれて生活したいですか?
- usami33
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そんなことで愚痴をこぼす方が問題ですよ。 本来なら、生産管理、品質管理、工程能力指数などをきちんと勉強し、 数値で問題を定義、改善策を考えて実践するのが製造業の管理職の役目です。 上司を殴るなんて、関連業者に言う前に、なぜ不良が発生するのかなどの問題点を洗い出しして、 その問題を解決するための相談を業者にするべきですよ。 はっきり言って、弊社なら、管理能力の無い管理者は置きません。
お礼
みなさん、ご回答ありがとうございます。