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彼は青い目をしている

日本語教師です。   1)His eyes are blue.   彼の目は青いです。   2)He has blue eyes. 彼は目が青いです。  と、教えました。 2)に関しては <彼は青い目をしている。 > という日本語の表現がありますね。 これは どういう風に説明したらいいでしょうか?

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回答No.1

(1)[A の B]=C 特に制限なく使えますし、英語とほぼ同様の意味を持っています。 「A の B」が所有関係に限らないという点でも、英語と同じです。 彼の本は分厚い。 「彼の本」=彼が持っている本、彼が書いた本、彼が借りた本、彼が枕にする本、etc. (2)A は [B が C だ] いわゆる「象は鼻が長い」構文ですね。 [B が C] の部分が A の特徴付けになっています。 とりあえずは A と B が所有関係にあるとしておいても構いませんが、いずれは、こんな例が出てきて困ることになるかもしれません。 「この町は ひったくりが 多い」 「あの店は 客が 下品だ」 「彼女は 大学が 遠い」 「彼は 通勤時間が 長い」 ついでに、よく似た構文で、こういうのもあります。 見た目で区別することはできません。 「鼻は 象が 長い」 「カキは 広島が 本場だ」 「辞書は 三省堂が いい」 (3)Aは [修飾語+Bを] している 修飾語は必須です。また、B は「Aの一部」です。 Aの長期的に続く状態や簡単には変わらない性質を表します。 「彼は 健康な体を している」(問題ありません) 「彼は 病気の体を している」(かなり変です) 「この機械は 複雑な構造を している」(問題ありません) AとBは単なる所有関係ではだめです。 「彼は 健康な両親を している」(言えません) 「彼女は 遠い家を している」(言えません) 「彼は 長い通勤時間を している」(言えません) 参考文献(文字通り、参考にしてください) 三上 章『象は鼻が長い』くろしお出版 野田尚史『「は」と「が」』くろしお出版 西山佑司『日本語名詞句の意味論と語用論』ひつじ書房

Louisville
質問者

お礼

お礼が大変遅くなりまして 申し訳ございません。 詳しく教えていただいて、よくわかりました。 ありがとうございました。

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