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スレッド式とアヘッド式

ロードの購入に際して質問いたします。スタイルはホリゾンタルが好きなのですが、サドルとハンドルの高低差があまりないほうが長距離を走りやすいのですが、アヘッド式はスレッド式に比べコラムの出ている長さが短いようですが、アヘッドでも長くしても強度的に大丈夫なのでしょうか、初心者でよく分からないのでよろしくお願いします。

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  • kossoff
  • ベストアンサー率65% (13/20)
回答No.3

私はプロメカニシャンです。 詳細にご説明しましょう。 まずアヘッドとスレッドの構造上の違いはお解りになっている前提でお話しします。 アヘッドのステム高調整はスペーサーを使う訳ですが、アヘッドがスルーコラムという性格上、当然コラムの径と材質によって安全が確保できる突き出し量は変わってきます。 径が大きいほど(つまり1"より1-1/8"のほうが)強度・剛性が上がりますし、カーボンよりアルミ、アルミよりスチールのほうが破断・変形しにくいです。 ホリゾンがお好きという事なので、恐らくスチールフレームをお考えなのでしょう。 スチールロードフレームの多くは1"コラムを採用していますが、1"コラムに限って言えばカーボン(ブレード)フォークの場合はアルミコラムの場合が多いです。 スチールフォークの場合は当然スチールコラムで、1"フォークにカーボンコラムのものはまずありません。 1"のアルミコラムの場合、ステムのスタックハイトが40mmと考えると、コラム長はヘッドパーツ上端より90mmぐらいまでならまず大丈夫です。 つまり下記のようになります。 スペーサー:55mm→ステムスタックハイト:40mm 合計95mm 因にステアリングコラムの上端は、ステムのコラムクランプ上端よりマイナス5mmが適正値です。 従って合計値は95mmとなります。 強度計算はしていませんが、経験上(また精神衛生上)この範囲にとどめたほうが無難ではあります。 レーシングライドを前提とした場合、剛性面から考えるとスペーサーは35mmまでにしたほうが良いでしょう。 注意しなければならないのはNo.2さんが書かれているように、完成車を購入するとステアリングコラム長は最初から決まっているという事です。 ほとんどの場合、スペーサーは30~35mmです。 ステコラはカットする事は出来ても伸ばす事は不可能ですから、完成車を購入した場合、ハンドルバー高を上げるにはステムのライズ角で調整するしか方法がありません。 余談ですがホリゾンがお好きという事はステムのライズ角も当然気になられると思います。 ライズ角84°前後のステムを逆付けすると、せっかくのホリゾンの美しさも台無しですからね。 これまた余談ですが、多くのアヘッドステムのライズ角は80°~85°です。 対してロードフレームのヘッドチューブアングルは小さいフレームサイズで70°~72°、大きいサイズでも74.5°ぐらいになります。 ということは84°のアヘッドステムを装着した場合、ダウンライズにセットしても前上がりにスロープする訳ですね。 対して多くのクイルステム(スレッド用)は73°~75°、つまりステムのエクステンション部もホリゾンになる訳です。 スチールフレームユーザーがクイルステムにこだわる理由はこの辺にもあるのです。 しかし少数ではありますがアヘッドステムにもライズ角75°前後のものはありますので、ポジションさえ出せるのであればホリゾンフレームには75°前後のライズにしたいものですね。 またレギュラーサイズパイプのスチールフレームなら、ハンドルバーもφ26.0にしないと頭でっかちで不格好になってしまいます。 マッチョなCFRPフレームやアルミフレームならφ31.8も似合いますけどね。 ルックスとポジションを両立させたいとお思いでしたら、スチールフレームに関してノウハウのあるショップでフレームをオーダーするのが一番良いですよ。 どうしても完成車という事なら、1"のスチールコラムであればアヘッド用のコラムをカットしてネジ切りし、スレッド・ヘッドパーツに換えるという方法もあります。

noname#143992
質問者

お礼

ありがとうございます。とても参考になりました。

その他の回答 (2)

  • ka2_abe
  • ベストアンサー率41% (1219/2923)
回答No.2

アヘッドで余り締める位置を高くすることは出来ません。 スペーサーを入れて高くしても コラム残りが、余りない場合、ほとんど高くできません。 だからといって、ステムの上にコラ編むスペーサーを付けて余らせてある自転車の組み方は 昔は結構見かけたのですが最近は全然見かけません。 これはやはり、カーボンコラムが増えた性があるでしょうし カーボンコラムのヘッドキャップの受けの多くに「接着式」が用いられ始めていることも 理由として上げられます。 ステムからキャップを付けない状態で覗いて、 ステム面から5mm位の下がりが限度でしょう。 間違っても、ステムの固定ボルト上側よりも下になっているようなコラム長さは 強度的に問題が在ると思われます。 ですので、一端セットしたコラム長さを 単純にスペーサーを入れて高くするのは…無茶。 そんな事しても数mmしかポジションは変わりません。 =微調整レベル。 元々セットする場合でも、 余りたくさんスペーサーを入れるのも、コラムがカーボンであれば 極力避けたいです。 アルミならば余り均異しなくても良いかもしれませんが… フレームやヘッドパーツの耐久性には間違いなく良くは在りません。 =ベアリング支点からの作用点距離がドンドン長くなります =コラムは微妙に動いています。ベアリングも。 神経質に考えると、長くはしたくない構造です。 でも、それは、アヘッドだろうがスレッドだろうが 同じ事です。 良くスレッドヘッドのクラシカルなクロモリバイクの中古などで在る事例が、 下側フレーム管が開いてしまっていること。 そう。ブレーキングの荷重の度に下ヘッドパーツが押されて広がっちゃう感じです。 上側は余り広がらないようです。 結論。 コラム長さが切ってある状態からステムの高さは変えられないとお考えください。 新車セットアップの時にもあまりに高くしすぎると若干の悪影響が考えられる。 適正なステムあるいは逆付けなどで高くする方が 自転車は美しくない(ホリゾンタルステムでない)かもしれませんが、 構造的に丈夫になると思います。

noname#143992
質問者

お礼

ありがとうございます。とても参考になりました。

  • surukire
  • ベストアンサー率33% (263/784)
回答No.1

スレッド式ヘッドは、ヘッドチューブにヘッドパーツを付けた高さで合わせてカットします。ですからコラムはヘッドパーツよりも上には出ません。ヘッドパーツから出ているのはステムです。 アヘッド(インテグラルも)はコラム長は、フォークのコラムの長さです。 コラムが短いとすれば、完成車で最初からカットされている場合でしょうか。 長くても強度的には問題ないでしょう。

noname#143992
質問者

お礼

ありがとうございます。とても参考になりました。

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