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心臓狩/梅原克文に関して
梅原克文先生の心臓狩に関して質問です。 私は梅原克文さんの以前の作品である二重螺旋~・ソリトン~・カムナビが 非常に好きなのですが、心臓狩は以前の梅原さんの作風そのままでしょうか? 十年近く空白があるので、非常にそのあたりが気になるので、ネタバレなしで 回答できればありがたいです。
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> ネタバレなしで だと「面白い」とか以外は結構書きにくいんですが… 前の作品が面白いと思えたのなら、買いで間違いないです。 > 以前の梅原さんの作風そのままでしょうか? 未解明の自然科学の事象に、科学的根拠のある味付けをしてリアリティを出すって作風はそのままです。 新作が出るたびに 「もう、これ以上こういう自然科学ネタで書くのは無理だろう。」 「これ以上の作品は無理だろう。」 と思わせますが、毎回見事に期待を(いい意味で)裏切ってくれます。 参考文献の量なんかがすごいです。 作品のアクション、スピード感も健在です。 質問に出ている作品に比べて(ソリトンは狭いっちゃ狭いが…)、活動範囲が狭いので、スケールはコンパクトになった印象かも。 今回、最初から文庫で刊行で、表紙のイメージなんかも含めて、ターゲットの世代がちょっと若者向けになった印象があります。 初めて読む人なんかへの配慮なのか、前半はちょっと解説的な話が多かったかも。2巻3巻では謎が謎呼んだり、意表を突かれたり、だんだん加速する印象ですが。 主人公とヒロインも魅力的です。 表紙の挿絵だと、今までの作品とはちょっとイメージ違いますが。 主人公がある理由で心に葛藤を抱えてて、その点で微妙に感情移入はしにくかったかも。