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M理論は構築できるのか?
どうも。 とある宇宙物理学のドキュメンタリー番組で、M理論の存在を知りました。宇宙物理学に関してを得意とする一般相対性理論、ミクロな世界を得意とする量子力学を統合した理論のことだそうですが、量子力学が不確定理論という一般相対性理論と違い、存在を確率で表現することになるので、統合しようとすると破綻してしまうと。そこで、ミクロな世界の不安定さを、ひも理論を使って、その、振動するひもで、ミクロな世界の不安定な振動を緩和し、一般相対性理論のような安定性を実現すれば、二つの理論を統合できるかもしれないという話しについてですが、本当にマスター理論は、構築できるのですか? 余談ですが、最近になって、アインシュタインの相対性理論に間違いが発覚するかもしれないと危ぶまれているそうなのですが、これは本当なのでしょうか? もしそうだった場合、マスター理論の構築の話しが、遠くなってしまいますよね? 詳しいご回答お待ちしておりますm(__)m
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- 雪中庵(@psytex)
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線(1次元)が移動すると、その軌跡は面(2次元)になります。 で、面が移動すると立体(3次元)になります。 (この「移動する」という操作が、自由度(次元)を加える事なのです) この観点からすると、見えている世界は立体=3次元ですが、それを認識している意識には、記憶=時間的な変化という、もう一つの自由度があり、「4次元時空」と呼ばれます。 ただ、その中の物質の性質を分析していくと、その多様な性質を、よりシンプルな要素が多次元の空間で作用していると考えると、自動的に導ける事が明らかとなり、11次元(超重力理論)だの26次元(超弦理論)だのといったものが、潜在化やコンパクト化されている、考えられています。 物理学の一つの方向性は、よりシンプルな原理からのロジカルな展開によって、現実の多彩な世界を導くことです。 26次元の超弦理論は、プランク定数という最も基本的な定数だけから、全ての物理定数を導くことに成功したため、「究極の理論」と言われました(弦を膜にする修正(M理論)が加わってますが)。 ただ、この「26次元」は、我々が目にする三次元空間のような単純な直交基底O3ではなく、数学的に難しいリー群例外群E8×E8という複雑な空間にあるのです。 (そのぐらいでないと、たった一つの定数から多様な物理定数を導けない) ただ、現実には4次元時空+潜在次元(あるいはコンパクト化)という認識しかできません。 それは、5次以上の方程式には、代数的な解法がなく、有限な解(存在的な認識)を得られないからです。 「26次元」という数に違和感を感じられるならば、「それは無限の次元と無の間の中間だ」というと分かりやすいでしょう。 光速も、ゼロと無限大の速度の中間であるのは、相対性理論のミンコフスキー空間において光の軌跡の描くライトコーンにおいて、「上のコーンが未だ訪れていない絶対未来、下のコーンが過ぎ去った絶対過去で、それにはさまれた領域は相対運動によって過去にも未来にもなる=現在の属する領域」と言いながら、その「領域」=超光速領域の虚数エネルギーが相互作用において自乗することで、負エネルギー=時間軸逆行として過去化することにより理解されます。 物理現象において瞬間作用とされる量子相互作用が、時空的認識において有限な速度として表れるのも、こうした「感受表面での量子相互作用=現在=光速」による仮説的(現象表面的)な「超光速=過去=経験」による「光速下=未来=予測」として、無の無限不確定性の潜在としての「自我仮説性」の相補的分化として「時空仮説」が生じると考えれば当然です。 また、その「無の無限不確定性の潜在としての自我仮説性」の変移に対して、相対的に無の闇が光となる上で、その「自我仮説の変移=物理的基本定数の変化」は、その結果生じる相補的不確定性(不確定性原理)を伴う有限的存在性を、絶対確定化した場合に無限不確定性化するために相殺すべき宇宙空間の増大=プランク定数の減少=物体の収縮として、宇宙膨張として表れるのです(時間の経過(過去の増大)=空間の膨張(可能性の増大))。 即ち、「光速が、ゼロと無限大の速度の中間」であるように、「プランク定数も、絶対無と不確定性無限の中間」なのです。 超弦理論の26次元が、「無限の次元と無の間の中間」という事は、その近似解として、超重力理論の11次元や、相対性理論の4次元、常識的な3次元などを、自発的に導くところからも納得できます。 相対性理論が、運動量や質量の小さい現象において、ニュートン力学そのものであるように、全ての理論は包含されるのです。 26次元のうち、16次元が虚数世界に消え、残りの実数10次元のうち6次元がコンパクト化して、4次元時空が認識される、という場合の「コンパクト化された6次元」とは、超弦(量子振動)(1)からクォーク(2)、素粒子(3)、原子(4)、分子(5)、細胞(6)、脳(潜在的自我仮説性=t)という階層現象化(下位単位>回転>上位現象単位化)の繰り返しにおいて、量子レベルのブラックホールに巻き取られた次元が、さらに回転しながら階層現象化することで、「希薄なブラックホール」とも言えるものになっているのです。 (そのブラックホール=光速限界(=現在=感受)の両側に超光速(=過去=記憶)と光速下(=未来=予測)を分ける)
補足
結論的には、一般相対性理論と超弦理論と量子力学が統合された、マスター理論(M理論)の公式は、存在するのでしょうか? また、アインシュタインの一般相対性理論に間違いが発覚される可能性が出てきたそうなのですが、もしそうならば、マスター理論の公式にも影響してしまいますよね? 勝手なのは分かっていますが、 今度は、単刀直入でご回答お願いしますm(__)m