- ベストアンサー
台風が去ったあと急激に気温が下がるのはどうして
今年は台風が去ったあと急激に気温が下がっているように思います。 どうしてでしょうか? 今年は特別なのでしょうか? よろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
北半球では、コリオリの力と言われる物の作用で、台風の渦は左回りになります。 つまり、台風の東側では南からの空気が送り込まれ、西側では北からの空気が送り込まれる事と成ります。 その台風が、日本列島に近づく時には南側の空気(赤道に近い側の暖かな空気)を送り込んできますが、日本列島の東側に進路を取って通過すると、今度は台風の左側から北の(ロシア側の冷たい)空気を送り込んでくる事と成ります。 それによって、台風が日本列島東側に通過すると、その後には高気圧で冷たい空気が流れ込み、秋晴れの良い天気と成って気温が下がる事と成ります。 ただし、これはあくまでも台風が日本列島東側に進路を取った場合であって、西側の韓国や中国方面に進路を取った場合は北側の冷たい空気を運んでくれませんので、その後の天気もぐずついて涼しくは成りません。 夏の暑い時期は、太平洋高気圧の位置が日本列島近くにまで張り出し、偏西風という西から東に流れる風の位置が北の方に移動しているので、台風もその力の影響を受けにくく日本列島西側に進路を取る事が多くあります。 しかし、太平洋高気圧の影響が少なくなってきたこの時期は、偏西風も日本列島に近づき、台風もその影響を受けて東側に進路を取りやすくなります。 よって、夏を過ぎる頃の台風は日本列島東側に進路を取りやすく、台風通過後には北からの冷たい高気圧が流れ込んで、天気も回復して涼しい風が吹く事と成ります。 「台風一過」の涼しくて良い秋晴れが楽しめる気持ちよい秋が訪れましたね。 災害続きの日本列島、この後は穏やかな日々が続く事を願わずには居れません。
その他の回答 (1)
台風が左巻きに風を巻き込むのはご存じだと思いますが、 (故に、進路の東北方面が風が強く、雨も多く降る) 今時期の台風の南側は温かい湿った空気、北側は爽やかな涼しい空気が ありますので、台風が通過するときに、北西の爽やかな涼しい空気を 巻き込んでくれるからです。 今年も天気予報などをみていると、そういうことを解説している ことがあるので、注意して見ているといいと思います。 (今年は2回くらいみました)