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保証人不要の場合の賃貸契約のデメリット?
お世話になります。 保証人不要の契約の場合、保証会社を利用することに なるかと思いますが、このタイプの契約の場合、初回の 保証委託料などを支払うほかに、何か借りる側の デメリットなどはあるのでしょうか。 よろしくお願いいたします。
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大家しています。 補償会社を利用する場合の借主さんのデメリットは家賃の遅れに対して極めて事務的に処理されることでしょう。 個人の保証人を立てる形の契約ですと大家や管理会社は滞納に対して非常に鷹揚にならざるを得ません。10日や20日の遅れは督促だけで済ますでしょうし、初期ですと「チョット遅れそうです。」「待ちましょう。」が普通でしょう。 大家や管理会社が保証人に滞納事故を連絡するのは2,3ヶ月の滞納があってからです。そこで保証人が払えない(或いは支払いを逃げる?)と法的措置となります。内容証明を出したりの訴訟の手続き中に6ヶ月の滞納となって裁判所が『信頼関係の崩壊』を認め、『執行文』付きの『明渡命令』を出してくれると言う順序です。 一方、保証会社の保証での契約の場合、「チョット遅れそうです。」「待ちましょう。」なんてやっていると保証会社の決めた『免責期限』を過ぎてしまい、大家は保証会社の『代位支払』を受けられなくなってしまいます。保証会社によってこの期間は違うでしょうが、10日か15日位でしょう。つまり、その期間中に家賃の振込みが無ければ大家や管理会社はどんなにその借主さんを信じていても保証会社に『事故報告』せざるを得ないのです。この『事故報告』をすれば大家には保証会社から家賃分が『代位支払』され、後は保証会社が滞納者に請求することになります。 今はこの請求も「強くしてはならん。」、滞納(=『代位支払』)が嵩んでも「追い出しなんてもってのほか。高い費用と時間をかけて裁判しろ。」という判決が出ていますので保証会社の審査も厳しくなります。 従って、『事故報告』(=『代位支払』)がなされたらどこの保証会社も二度と保証はしたくない方として記録されるようです。信用が地に落ちると言うことです。
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in_go-ing です。 『お礼』拝読いたしました。 > 保証人もつけられず、保証会社も利用できない場合、いわゆるホームレスとなるか生活保護を受けるかするしかなくなるのでしょうか。実家に帰るという選択肢があれば別ですが。 はい。残念ながらそうなってしまう可能性が非常に高いと言えます。 一昔前は、滞納すればより家賃の安いところに出て行くというのが極々普通のことでしたが、今は滞納しても平気で居座るのが借主の権利?と思っている人が非常に多いのです。ですから大家の方も保証人無しでは貸せませんし、その保証人も滞納事故があってもその滞納分を支払える経済力のある肉親を求められるようになってしまいました。卵が先か鶏が先か分かりませんが、困った状況であることは間違いないでしょう。 しかも最近では、あまりに保証会社に厳しい判決が相次いで、マスコミもこぞって拍手喝采ですから、保証会社も更に保証人を要求すると言う「保証会社って何???」という状況なのです。 大家の立場としては、不良借主も真っ当な借主も十把一絡げに『弱者』っていう今の法制度の被害を真っ当な借主さんがもろに被っていると思っています。 ちなみに、このサイトで学んでいると民間賃貸より公営の方が法的措置による費用対効果を考えなくても良い分?滞納に対する措置が厳しいようです。民間は必ず訴訟費用や弁護士費用と滞納分を諦めて明渡してもらうのを秤にかけて対応します。
お礼
二度にわたり丁寧に解説していただきありがとうございます。 大変勉強になりました。
- kendosanko
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通常、支払うのは初回の保証委託料だけじゃありません。 1年または2年おきに保証料の更新料を払います。 また、あなたの個人情報が保証会社に知られるので、 保証料を滞納すれば、保証会社の団体に記録が残り、 次回、他の保証会社も含め、保証会社での入居じたい ができなくなる危険性あり。
お礼
よくわかりました。 二度はないということですね。
お礼
大変分かりやすかったです。 万一滞納した場合、次に保証会社つきで借りられる可能性が ほぼなくなるということですね。 ちなみに、保証人もつけられず、保証会社も利用できない場合、 いわゆるホームレスとなるか生活保護を受けるかするしか なくなるのでしょうか。実家に帰るという選択肢があれば別ですが。