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定性分析の実験
学校で金属イオンの混合液(Ag+,Ca2+,Fe3+,Al3+)から各イオンを分離、確認するという実験をしました。 (1)試料溶液に1mol/l塩酸を加えて沈殿をろ過する。 沈殿を濃アンモニア水に溶かして確認。 (2) (1)のろ液にアンモニア水を加えて沈殿をろ過する。 (3) (2)の沈殿に水酸化ナトリウム水溶液を加え、沈殿をろ過し、塩酸を加えて溶かした後、ヘキサシアノ鉄((2))酸カリウムを加えて色の変化を見る。 (4) (2)のろ液に炭酸アンモニウムを加え、沈殿が得られるかどうか調べる。 このような実験を行ったのですが、(4)の操作をすると白色沈殿が生じるはずですよね。 なのに沈殿は生じず、反応は何もなく、液体は無色のままでした。 これは、ろ液にはもうカルシウムイオンはなくなっているってことですよね? この原因として考えられることはどのようなことでしょうか? この実験のどこかでほかのイオンと一緒に分離されてしまった可能性のあるところ、ありますか?
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- aki-o
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>このような実験を行ったのですが、(4)の操作をすると白色沈殿が生じるはずですよね。 なのに沈殿は生じず、反応は何もなく、液体は無色のままでした。 これは、ろ液にはもうカルシウムイオンはなくなっているってことですよね? なくなってはいないと思います。炭酸アンモニウムを入れる前までの作業で塩酸、アンモニア水…と「水」を入れていってますよね?つまり、この操作によってカルシウムイオンの濃度が低くなってしまい、沈殿ができなかったと考えるのが普通でしょう。炭酸カルシウムは少量ですが水には溶けるはずですので…と、大学の先生が分析化学の授業でおっしゃってましたよ。
この質問を読んでふと思ったのですが。 石灰水(水酸化カルシウム水溶液)に二酸化炭素を吹き込むと白濁しますよね。 Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3↓ + H2O それにさらに二酸化炭素を吹き込むと、液は透明になります。 CaCO3 + CO2 + H2O → Ca(HCO3)2 私は、これらと同じようなことが(4)でも起こったのではないかと考えました。 加えた炭酸アンモニウムの量が多くて、炭酸カルシウムの沈殿の反応を見るまもなく、炭酸水素カルシウムが生成する過程まで反応が進んでしまった、などと浅はかな知識ながら思ってみたのですがどうでしょうか。 ただし、これはただの個人の見解ですので正答とは限りません。そこの所ご了承ください。