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近所付き合いに関する本を探しています
私は「近所付き合いはなぜ希薄になっているのか」にかんして卒業論文を書こうと思っているのですが、なかなか近所付き合いに関する本が見つからないで困っています。 何か関連する本を知っている方がいたら教えてください。
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- TANUHACHI
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そろそろ10月の声を聞こうかとの時期に至ってこの質問では「これまでの半年間に何をしてきたのか」と雷を落としたくなる内容です。 先ず探すべきは本ではなく、資料です。材料を集めない限りは何も始まりません。そしてその材料集めが一通り済んだ段階で「分析視角の検討」に入ります。これは遅くとも4年次の4月には終えていなければならない作業です。もし求める内容の本が手に入ったら、それをどの様にするおつもりですか?。内容を転記するだけですか?。 それでは卒論を審査する教員の目には一目瞭然です。僕が審査の担当教員だったら、間違いなく不合格とします。 「近所付き合い」が立脚する前提には何がありますか?。共同体です。では共同体に関する研究を行っている先駆者にはどの様な人物がいましたか?。しかしながらその研究者達が読み解いた共同体の姿と現在の共同体の実像は同じでしょうか?。明らかに異なります。こうした観点でアプローチしていけば、切り口は無限に見つけることも可能です。またかつて戦後の高度経済成長を支えてきたサラリーマン達が憧れた都市近郊の公団住宅の形態と現在の居住環境を比較する上で、全く異なる展開を認めることもできます。かつての集合住宅がテラスハウスに代表される「庭付きの長屋風」であったのに対し、現在の集合住宅は上へ上へと延びる形の高層型になります。前者では庭先に洗濯物を干したりする時に隣近所との会話も自然にありましたが高層ではそうはいきません。 更に質問者様自身が日常の問題に気を配っていずそれにも気付いていない姿も浮き彫りになっています。貴方は新聞やテレビのニュースに接していますか?。接しているならば3.11を境として被災地ではどのような状況が発生しているかもお分かりのはずです。自分の身の回りだけを見て「近所付き合いが希薄になっているのか」の原因を分析したいとお考えならば、それは卒論以前の問題です。福島を始め宮城や岩手の自治体を訪れて自らの目で実際を見て、そして「震災後に発生した住民意識の変化」に関する資料を探しているといえば、それだけで瞬く間に膨大な聞き取り調査のデータを入手することもできます。恐らくは社会学部に在籍している方でしょうから、社会学におけるフィールドワークの重要性などは耳にたこができるほど聞いているはずです。にも関わらず一体これまでの間、貴方は大学生活で何をしてきたのですか。僕は企業に勤務しつつ、特任教授として大学教育に携わっている人間です。これまでの大学生活を中途半端そして無為無策にこれまでの時間を過ごしてきた貴方の姿勢を企業人としても大学教育に携わる者としても評価することなどできません。 新橋のガード下で鬱憤晴らしをしつつも会社の中で懸命に仲間を支えようとするおじさん世代と六本木や麻布のオフィスでパソコンのモニターを前にして終業時間が訪れたら他のメンバーが仕事を抱えていても「ハイ、さようなら」と我関せずそのままにさっさと帰宅していく顔のない世代では、自ずと住環境の中でも意識は異なります。自治会のお祭りがあったら、おじさん達はたとえ疲れていても何らかの形で協力を申し出てくれるけれど、顔のない世代の人は地縁など気にしないことも多いのが実情です。或いはそういう輪の中に加わりたいと思っていてもその方法を知らないのかもしれません。こうしたデータならば質問者様が住んでいる地域の自治体の窓口で尋ねれば住民意識調査などの形でデータ化されているケースも多々あります。 それらのデータを分析してそこから何が見えてくるか、そして自分としてはどの様な形で住民参加のできる魅力ある組織を形成できると考えるか、などの結語を導くこともできるでしょう。 後はご自身が問題意識を整理して指導教員のアドバイスを受けて下さい。