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小学校学習指導要領の理科における疑問
小学校学習指導要領の理科では次の項目があります。 B 生命・地球 (2) 身近な自然の観察 ア 生物は,色,形,大きさなどの姿が違うこと。 これって当たり前のような気がするのですが・・・ わざわざ1つの項目として取り上げるほどの事なのでしょうか?
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たいていの学問は,ものごとを区別・分類・命名するところから始まります。生物の場合は,古典的には形態的特徴にもとづいて,「○○と△△は形が似ているので同じ属に分類できるが,■■とは科の段階で異なる」などと分類してきましたので,学習指導要領にも基本中の基本として書いてあるのでしょう。なお,いまではDNAも調べて分類しますが,「形態的にはかなり異なった種だとされてきたものが,DNAでみるとだいぶ近い」などという結果もでています。こちらは高等学校の内容です。 まあ,いまは,オニヤンマ(トンボ目オニヤンマ科)もギンヤンマ(ヤンマ科)も,分類以前に実物をつかまえてよく見たことがない子が多いですからね。たいていの子は,どちらも「トンボ」としか認識していないでしょう。そういう子には,「よく見て比べましょう」という教育をして,視野をひろげる必要があります。
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- asaka3
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分類するということが、 自然科学の大事な第一歩だからです。 科学的な思考の重要な要のひとつが、 比較して違いを見つけると言うことです。 仲間分けをするときに、 どのような視点で観察すべきかと言うことを、 内容として示したのがB(2)ア となります。 20年くらい前までの知識偏重の理科から、 何度改訂しても抜けられていないので、 このような項目を設けざるを得なかったと考えています。
お礼
なるほど、分類の基礎として設けた内容だったのですか。 「違いがある」というだけでなく、どのように違うかまで学習するのですね。 回答有難う御座いました。
お礼
分類の基礎として取り上げているのですね。 「色,形,大きさなどの姿が違うこと」としか書かれてなかったから、自分はてっきり「生き物は全て同じ形をしているわけではない!!」という当たり前のことを学習するのかと思いましたよ。 「生き物を比べて違いを見つける」という所まで学習するのですね。 回答有難う御座いました。