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マスコミは学習指導要領の妥当性を検証してはどうですか。
現在,高校の必修科目の未履修が問題になっています。 文部科学省が学習指導要領で規定して,学校に遵守を求めていますが,必修科目とされている科目のうち,必修とすることが妥当性であるのか疑問になる科目もあります。 たとえば,事の発端となった世界史ですが,日本史・世界史・地理の中でなぜ世界史が必修になり,日本史・地理は必修ではないのでしょうか。世界史だけを必修とすることに大いに疑問を感じます。自国の歴史を正しく学ぶことのほうが,ずっと大事だと思います。 理科でも,理科総合や基礎理科が必修となっています。内容はあまりにも低レベルな内容で,高校の理科教育の内容としてはあまりにもお粗末です。検定を通った教科書を見てみれば,こんな授業をしても,時間の無駄と感じると思います。それを必修として,物理・化学・生物・地学を学ぶ時間を削ってしまうということは,科学的知識・思考力を持たない国民になってほしいのでしょうか。 今回の件で,マスコミは学校側を追求するだけでなく,学習指導要領の内容が本当に妥当であるかも検証してみる必要もあると思います。 皆さんはどう思いますか。
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1です。 大学側も入試の教科を変えるべきでしょう。 コンピューター関係の学部なら「情報」も必ず受けさせるべきだし、文学部の英文学科や仏文学科では「世界史」か「地理」の2択制で受けさせるべきではないでしょうか?(イギリスやアメリカの文学を勉強するのに日本史は直接関係ないですし) 一方、現場は二転三転する方針について来れなくなってる様子がわかります。 各自治体の実態に合わせ、学習指導要領を都道府県教育委員会別に改めるか、もしくは学習指導要領を閣議で決定しないと改訂できないくらいに、きっちり決めた上すべての学校に拘束力を持って実施させるようにするか、一度論議を尽くす必要はあります。
- kito2002
- ベストアンサー率29% (32/107)
こんにちは。 ご質問の中の「世界史が必修」の部分にお答えさせて頂きます。 まず、世界史は非常に覚えにくいと感じる生徒が多く、受験という観点からすると不人気な科目です。世界史を必修から外した場合、敢えて選択科目として世界史を選ぶ生徒は少数派でしょう。その結果、「世界史を知らない日本人」が大量に出現することになります。 私たち大人が常識だと思っていること、例えば「米国は英国から独立した」なんてことを知らない中学生はざらにいます(これは中学歴史でも出てくる筈なのですが)。全国の高校生のごく一部しか世界史を学ばないということは、日本人のごく一部しか世界史を知らないという状況に繋がります。これは国際競争力、国民の知的レベルを含めた国力の減退を招きます。また、日本人は視野の狭い国民になってしまいます。 >自国の歴史を正しく学ぶことのほうが,ずっと大事だと思います。 これはある意味正しいご意見だと思います。ただ、日本史に関しては小学校、中学校で“最低限の”ことは学んでいます。世界史に関しては、小中学校では最低限のことすら学んでいません。ですので、高等学校の必修科目とすることが妥当かどうかはともかく、強制的にでも世界史の最低限の知識を与える場を設けないと、やっぱり国際競争力の低下を招きます。 日本史は必修にしなくても、受験のからみもあって多くの高校生が勉強しています。世界史は必修から外せば、少数しか学ばなくなります。その影響を十分にシミュレートして検討する必要があると思います。
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回答ありがとうございます。 高校までで,世界史は学習していないからとのこと,納得しました。 小学校・中学校でも世界史の基本的なことは学ぶようにしてもいいですね。
- deenist
- ベストアンサー率38% (25/65)
高校の教員をしてます。(数学の教員です。) 今の学習指導要領をよいとは思っていません。妥当なのかを検証して欲しいです。 学校週5日制になったり、訳のわからない「総合的な学習」が 入ってきたり、小・中での指導する内容が約3割減らされた分が 高校に回されたりしてきています。 さらには、私の高校時代と違って教科「情報」も必修、総合学習も必修…。 それなのに、大学入試は以前とあまり変わっていない…。 大学進学を重視する高校では何かを減らさなければ、進学に対応できないはず。 進学校に入学した生徒ははっきり言って大変だと思います。 理系にとっては地歴・公民はお荷物です…。数学I、II、III、A、B、C理科2科目(または3科目)をやらなくてはいけないのに文系並みに地歴・公民をやれとは…。生徒の負担を考えて地歴・公民を減らしてしまう学校が出てくるのは納得いきます。 文部科学省には、いろいろと考えて欲しいですね。 まぁ、私の勤務校は今回の事件とは全く無関係です。四則計算が怪しい、アルファベットの読みも怪しい、漢字を書くのも怪しい、さらには日本語も怪しい生徒がほとんどなので、高校といっても、小学校・中学校の復習をやるのがほとんどです。
お礼
回答ありがとうございます。 学習指導要領は,文部科学省がつくり,それを各学校に有無を言わさず遵守しろと押しつけてきています。そのため,教科書も検定をして,内容を削ったりしています。 指導要領が本当に妥当なのか,学校や保護者から意見を吸い上げて見直しができるようなシステムが必要じゃないかと思います。 ゆとりの問題も,世間が騒ぎ出すまで相当時間がたって,やっと見直す方向になってきました。これは,マスコミを含めて大騒ぎになったからです。そうなる前に,学校や保護者からの意見を聞く耳を文部科学省にはもってもらいたいと思います。
マスコミがというより、学校、文部省が見直す必要があると思います。
お礼
回答ありがとうございます。 学習指導要領に沿っていては,必要な学習が行えないと判断した学校が今回の件をおこしているので,学校は十分に見直しているとお思います。 文部科学省が,自分たちがつくった学習指導要領を見直すには,圧力が必要だと思います。
世界史を知らないと日本と外国の交流史を正しく理解できないのではないでしょうか? 「卑弥呼と中国の三国時代」「南蛮文化と大航海時代」「日独伊三国同盟とハルノート」「徳川家光が鎖国を決断した背景」「ペリー来航の理由」 これらは日本史だけでは説明不足になりますよね? またクイズ番組を見ればわかりますけど、世界史や地理で習う問題もたくさん出ますよね? 中には、上の世代の人にとってや海外の人にとって常識になってる問題もありますよ。(中国の三国時代など「三国志演義」〔それを元にした小説やマンガも含めて〕で知ってる人は多いですよ)
お礼
回答ありがとうございます。 確かに日本史だけでなく世界史や地理も必要だと思います。世界史を勉強しても,その中で日本の関わりは出てきません。 世界史だけが必修となっていることが疑問に感じています。
お礼
再びのご回答ありがとうございます。 文部科学省は,保護者や学校の意見を全く吸い上げずに,机上の空論で学習指導要領を作っています。 私は,学習指導要領を作成している最中,作成後にも意見を大いに取り入れ,柔軟に対応し,修正できるようにするべきと考えています。