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高校の新学習指導要領
いま中学生です。 高校生の兄弟がいるので、参考書などはお古を譲ってもらおうと思っています。 ただ、近々学習指導要領が改訂されると聞きました。 いつから(何年度入学の生徒から)施行されるのでしょうか? あと、過去の改訂時にも特に数学と理科が注目されたようですが、現行課程と新課程で増える分、減る分について教えてください。 他の教科でも注目の変更があればそれもお願いします。 まだ中学生で高校の内容はあまり知らないので分野名あたりを簡単にお願いします。
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>いつから(何年度入学の生徒から)施行 全体としては、平成25年度入学者からですが、数学と理科については24年度から実施となります。つまり今の中学3年生からですね。 >現行課程と新課程で増える分、減る分 この短い欄の中で説明しきれるものではありませんが、理数科目は全体として重視されており、内容的には増えています。 まず、数Iが必修化されました。これは特に統計リテラシーの育成を目的としたもので、小・中から一貫した流れです。数学Bでは「確率分布」「正規分布」「統計的な推測」などが出ています。 理科では「遺伝情報とタンパク質の合成」など、近年の科学的知見に対応する内容が盛り込まれました。 この辺りの詳細については、http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/index.htm 文科のサイトを読んでもらうのが一番でしょう。 >他の教科でも注目の変更 そうですねぇ。外国語(英語)でしょうか。耳にしたことがあるかもしれませんが、高校英語の授業は英語でやるということが「基本」となりました。進学校ほどこの傾向が顕著になるでしょう。また、高校で指導する標準的な単語数が1,300語から1,800語に増加し、中学と合わせるとて2,200語から3,000語に増加しています。 さらに、いわゆる「はどめ規定」(詳細な事項は扱わないなどの規定)が原則削除されました。従って、進学校ではかなり高度な内容(教科書を超える)まで扱うようになる可能性があります。 逆に、非進学校では ○ボランティア活動などの社会奉仕、就業体験の充実 ○職業教育において、産業現場等における長期間の実習 などがうたわれており、こちらを重視するようになると思います。 全体として、「出来る」高校生にはこれまで以上の学習を、「出来ない」高校生にはボランティアや就業体験を、という具合に教育の内容が二極分化しているのが特徴と言えるでしょう。