すでに誰かが組織だって組み立てたものについて、パーツだけに注目するのではなく、全体の中の位置づけや他との関連についても理解するということです。
カテゴリが弁護士ということで、日本の法体系を理解するということであれば、
・憲法
前文の理念
基本的人権
統治機構(立法、行政、司法)
財政
地方自治
などを別々に学習するだけでなく、それを貫く近代思想や関連性について理解するということです。
民法でも権利主体や物権、債権、契約などは密接に関連していますから、体系的に理解しないとどうしてそういう規定になるのかきちんと理解することができません。
また、たとえば、憲法の人権保障の理念は、刑法や刑事訴訟に色濃く反映されていますし、法を理解するためには体系的な理解が重要といえます。そうしないと法の趣旨をしっかり理解することができないということです。
言うまでもないことですが、この体系の土台には憲法があります。