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時代劇の内職

よく時代劇で、貧しい人が鳥かごを作ってるシーンを見かけるんですが、そんなに需要が多かったのでしょうか?

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  • mekuriya
  • ベストアンサー率27% (1118/4052)
回答No.3

江戸時代は時代が進むにつれて庶民が経済力をつけて心の余裕も持てた時代です。そこで流行ったのが文鳥などのペットを飼うことだったのです。そのために鳥かごが必要だった。だから、そこそこ需要はあった筈だと思います。といって、そんなにといわれるほど需要があったわけもないし、誰も彼もが鳥かご作り一辺倒であったわけでもない。同様の理由で虫かご作りもあったし、誰でもできる簡単な工作物はいくらでもありました。また動物だけでなく植物も愛好され、朝顔などの園芸もブームになりました。時代劇で鳥かごばかりが取り上げられるのは視聴者にも分かりやすい映像を作りやすいという作り手側の事情だと思われます。菅元総理大臣がかいわれ大根を食べるパフォーマンスや福島県産のとまとを食べるのを得意芸としているようにテレビでは視聴者に分かりやすい映像を作ることが最優先なのです。ストーリーに関係ないことまでナレーションでいちいち説明が必要なものは受けないのです。そうやると視聴者が話に付いて来れなくなってしまうからです。本当は多様な内職が開発されました。団扇作りや将棋の駒作りもそうです。貨幣経済の発達によって生活必需品でない趣味・嗜好的な産品が求められるようになったのです。歴史的には、それが時代の要請です。ただ時代劇には視聴者に分かりやすい映像を作るという時代の要請もある。そういうお話でした。

noname#199806
質問者

お礼

お返事有り難うございます。 たまたまなんだと思いますが、私が最近見たどの時代劇でも鳥かごを作ってるので、作り手の事情も分かりますが違和感を感じたのです。

その他の回答 (3)

回答No.4

他の回答者さんも書かれている通り、当時は小鳥をペットにするのが流行でした。 加えてTV的な事情で言うなら、手持ちの小道具で撮影したほうが手っ取り早いから(笑)。 主演が内職するシーンならともかく、ゲスト出演用の数カットにイチから揃えていらんないっす。

noname#199806
質問者

お礼

てっきり食用が主流と思っていました。

回答No.2

 やはり町人文化というべきか…  あのころブームになったものが「花」「鳥」「金魚」など(あるいは「お稽古ごと」)。他の国ではみられない文化的な流行があった。花は今の家の前の鉢植えと同じ。鳥はウグイスの鳴き声を競う。金魚はいろいろかけ合わせて楽しむ。大阪の豪商・鴻池(清酒を日はじめて製造販売した人。)は何でも、屋敷の天井板の変わりに、ギヤマン(ガラス)を入れて、そこに水をためて金魚を放したらしい。あまりの贅沢に目を付けられて、結局幕府に潰されちゃったけど。  あと俳句(芭蕉は師匠として飯を食っていた。)和歌、小唄。そういえば落語の始まりは江戸後期だったか。(有名な話だけど、遠山の金さんと同じ日に役人の登用試験を受けた人。名前忘れた。)  やっぱり豊かさだね。

  • konata508
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回答No.1

「唐傘」とか呼ばれる和傘の内職だと思いますよ。と言うか浪人はいろいろな内職してたようですよ。 テレビの演出的に骨組の部分を大きく写すことで何をやっているかわかりやすいから時代劇には出るんだそうです。なお、江戸前期、傘は高級品で値段も一本二朱(一万二千五百円)と庶民には高嶺の花。そこで古くなって紙が破けた傘を直して、新しい油紙を張った「張替傘」が二百文(五千円)でようやく庶民が買えるようになるので仕事としてはあり、熟練者であればいい仕事だったんだと思いますよ。 余談ですが江戸時代の仕事を調べると街なかで抜け毛を集める仕事(カツラ用)などなどリサイクルする仕事が結構あったみたいです。