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電力について
素朴な疑問です。 現在日本では節電が叫ばれていますが、それは一部の原発の停止により電力の供給量が少なくなったためだ、ということはわかるですが、それは逆を返せば以前の日本の電力の供給量は需要量よりも多少なりとも上回っていたことになります。ではこのとき使いきれなかった電力というのはどうしていたのか、疑問です。回答よろしくお願いします。
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- DDRSDRAM
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単純です。使わないときは発電所を止めます。1日で見ても夜は昼の約半分しか電気を使いません。水力発電所はダムがあふれていない限り夜は止めます。火力発電所も石油やガスの発電所は夜止めています。夜は原子力発電所と石炭火力発電所をメインにして発電します。原子力発電所や石炭火力発電所はすぐに起動できないからです。 負荷(電気の使用量)にあわせて発電所の稼動を調整しています。 発電所がフル稼働するのは夏の昼だけです。春や秋は電気の使用量が減るので原発も一部止めます。
質問内容と違う、なんか恨みだけで書き込まれているような回答もあるようですが・・・ >ではこのとき使いきれなかった電力というのはどうしていたのか、疑問です。 使いきれなかったものは余っているわけではありません。 大雑把にいえば、火力発電は、ガスや石油などに火をつけ、やかんのお湯をお湯を沸かします。 すると蒸気が出てきますよね。 この蒸気を、発電機のついている風車に当てます。 火の強さを大きくすれば、風車は勢いよく回るのはわかると思います。 実際には、発電機というのは、たくさん電気を使用されると、回す力が大きく必要になります。 あまり電気を使われないときには、軽い力で回ります。 そして、発電機はほぼ一定の回転数で回す必要があります。 ですので、電気の使用量が少ないときに火を強くすると蒸気がたくさん出てしまってよく回りすぎていしまいますので、火加減を弱くして、回転数を一定に保ちます。 電気の使用量が多くなると、発電機を回すための大きな力が必要になりますので、火加減を強くして回転数が落ちないようにします。 まぁ、安全のために少し多く火加減は作っておき、圧力を強くしたり逃がして弱くするという方法もとっていますけどね。それはロスとしても数パーセント程度だと思います。 このようにしていますので、いつもフル回転で運転しているわけではなく、火力は比較的容易に出力が調整できるという利点があります。 そして、原子力発電は、火力のように簡単に火加減ができません。 ですので、いつも最大出力で、電力消費の基礎の部分を担っていて、昼夜の変動部分を火力を使い、それでも足りない部分を水力で補っていたというものです。 ですので、火力発電所で、余った電気がもったいないと言う事はなく、余らない様に発電自体を少なくしたりして絶えず調整しているため、必要ない部分は、きちんと節約運転をしています。 今回の原発事故や点検での停止おために、上に書いた原発で作っていた基礎部分の電力供給が落ち込んでしまっているために、火力発電の量を増やさなければならなくなり、それでも足りないという事態が発生してしまったという状態です。
- stanhansen
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他の方がお答えしているとおり、供給力が減ってしまったからです。電力というのは、必ず供給力>需要の式が成り立たないとストップしてしまうからなのです。負荷に応じて発電を行っています。簡単に述べると自動車の運転と同じです。坂道(負荷)があるとアクセルを踏み込みますよね。それと同じなのです。原子力発電所というのは、日本の場合は、負荷に応じた発電を行っておりません。原子力発電と流れ込み式の水力発電所をベース電力と言い、電力供給の基礎部分を賄っております。変化している部分の電力負荷調整用電力とか負荷追従用電力といいその部分を火力発電所とか水力発電所で、調整しているのです。夜間の場合、昼間より電力需要が減ります。原子力発電は、負荷追従をしないため、一定の発電を行っています。原子力発電所の一定の発電電力を利用して、揚水発電のための下池から上池にくみ上げます。このとき、負荷調整用電力を賄っている火力、水力は停止もしくは待機状態をしています。昼間になると火力を稼働させて、それでも足りない場合は、揚水発電所を使います。 くみ上げた水を利用して、昼間のピーク時に発電できるようにしているのです。もし、夜間に電力が無かったらどうなるか。真っ暗闇の中トイレにいけませんよね。もともと電力というのは、電球による照明で必要になったものなのです。大昔(昭和初期くらいまで)は、夕方以降でないと電気が点灯しなかったところもあったのです。それが文明の発達に伴い、家電製品が普及し、工業生産が盛んになったおかげで電力を24時間供給できるようになったのです。電圧が無ければ、電流は流れません。夜間でも明かりが必要なので電圧供給のため発電所を運転しています。電圧供給部分というものがあるため電気が余っていると思われますが、人が困らないため発電をしているのです。 No.5さんのお答えですが、ひとこと述べさせていただきます。 まずJR東日本の自家発電ですが、JR東日本の自社供給能力は、JR東日本全体で6割程度です。あとの不足分は東電・東北電力・中部電力より供給しています。首都圏でも昔の国電区間と呼ばれるエリアで大半を消費してしまします。電力会社の電力がないと遠距離通勤はできないのです。 埋蔵電力なんて使えないのです。工場やごみ焼き場の電力云々とありますが発電ができたとしても送電線に繋げられるための設備(変圧器や開閉設備)が無かったり、工場とかごみ焼き場の非常用発電機を使って電力会社に送ればという発想だと思いますが、発電機自体の容量が小さかったり、発電電圧が小さかったりで使い物になりません。 原子力発電を行ってきたのは、日本という国が資源がないことや大東亜戦争やオイルショックを経験したからなのです。再生可能エネルギーとか自然エネルギーなんてものは、物になるまであと30年はかかるでしょう。 その間に家電だけでなく、産業機器の超省エネルギー機器化を推進すべきだと思います。国の税制とかをもっと見直し(固定資産税など)を行い、超省エネルギー機器に更新できるスパンを短くしていくことではないかと思います。 昭和30年代までは、日本だって昔は、今のアフリカと同じようなものだと思います。自給自足みたいな状態でした。先輩たちのおかげで、アフリカの方々みたいな生活をせず、ネットがを使えて、自分の使える時間ができる世の中になったのだと思います。
- Mumin-mama
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>現在日本では節電が叫ばれていますが、それは一部の原発の停止により電力の供給量が少なくなったため これは、電力会社と原発関連会社と電力会社の利益を受けているマスコミ等の国民に対する嫌がらせです。 原発を稼動すると、国民から金をぼったくれる方式があります。 それは、電力会社が発送電を独占していているからです。 http://www.dailymotion.com/video/xk1cdw_20110721-yyyyyyyyyyyyyyyyyyy_news 福島原発事故がレベル7になった翌日経済産業省と文部科学省は新規原発には交付金を増額するということを国民に内緒で決めました。http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/643.html また、8月3日に民主党と自公民は東電救済法とも言える法案を通しました。 http://getnews.jp/archives/131987 原発がなくっても電気は足りるそうです。 http://www.youtube.com/watch?v=j0lBBLlcbQw http://iwakamiyasumi.com/archives/10509 原発が爆発する前になると輪番停電がニュースで流れていたそうです。 http://7016.seesaa.net/article/197972879.html また、3月で電車の本数が減らされていましたが、JR東日本は自家発電です。 ほかにも、関東で自家発電を持っていて、電気が余っている企業やゴミ焼却施設などあるのに、送電線が繋がっていないことで、その余剰電力を使えなかったそうです。 また、東電の中は発電の種類で縦割りだそうで、普段は原発発電に遠慮している、火力発電など原発が使えないとなると頑張るそうです。 東電は東京湾にガスコンバインドサイクルを持っていていますし、揚水発電も全く問題なかったようです。 東電も新社長に代わったとたん、「東電内の電気は足りていて、関西電力に融通できる。」とTVで発表しました。 原発は発電した電気の3分の2を揚水発電を使って捨てています。 また、原発は発電のうちでも最もCO2を出します。 その殆どはウラン発掘から燃料棒になるまでの過程と、使用済み燃料処理のことで、原発推進派はその事実を公表しません。 また、原発が稼動すると、1秒間に70tの海水を7度上昇させ、周辺の海の生態を破壊しています。 また、健全に稼動していても、放射能漏れをしていています。 六ヶ所村は1日に普通の原発が漏らしている1年分の放射能漏れをしています。 そのリスクの為に六ヶ所むらの平均年収は1360万円だそうです。 その金額も私達の税金で払われている物です。 最も最悪なのは、ウラン探鉱労働者や原発作業員で、アフリカのニジェールの炭鉱夫やその炭鉱の村住民800人の殆どが癌などに侵されているそうです。 また、使用済み燃料プールはすでに満杯で、実際には規定があるのですが、その規定を破って無理やり詰めている状態だそうです。 アメリカは核実験と言って使用済みプルト二ウムを実験に使い、戦争で劣化ウラン弾を使います。 1995年のフランスの南太平洋での水爆実験で使われたプルト二ウムは日本の原発から出たプルト二ウムです。 菅総理が「脱原発」を一言言うと、自公民に経済産業省の官僚から菅総理の足を引っ張るための噂話が流れていたそうです。 自公民は電力会社から、民主党は電力労組から援助や票を得ています。原子力安全・保安院は経済産業省内に800人居ます。 また、経済産業省の役人は今でも電力関連会社に天下りしているそうです。 10年前まで、日本の自然エネルギーの技術は世界のトップランナーでした。 でも、原発推進の経済産業省は、原発を守るためにそれらを握りつぶしてきました。 CO2の削減には自然エネルギーが一番です。 原発はCO2も放射能という猛毒を出し、それは、一度排出されると4万世代先の人類まで被害をおよぼし、普通に稼動させても、国の借金も増やします。 民主党も菅総理が居なくなれば10年先の「脱原発」はなくなるでしょう。 これからは、国民が政治家の行動を良く見守らないと、再度だまされると思います。
- mekuriya
- ベストアンサー率27% (1118/4052)
使いきれなかった電力というものは存在しません。電力会社は使われる分しか発電しないのです。火力発電所は石炭・石油・天然ガスを燃焼させて発電します。燃料の供給を減らすと自動的に発電量は減少します。燃料の供給を停止させれば発電量は0になります。需要が増えれば燃料供給を増やし、需要が減れば燃料供給を減らす。電力会社はそうやって使われる分しか発電しないように制御しているのです。 といっても燃料供給を増やせば無限に発電できるわけではありません。個々の火力発電所ごとに最大発電量は決まっています。それ以上発電させようとすれば火力発電所は壊れてしまいます。節電が叫ばれたのは電力の供給量が少なくなったのではなくて、電力の供給能力が足りなくなってしまったからなのです。東電は火力発電所を数十箇所にも保有していますが、全ての火力発電所を最大に発電させても需要を賄えなくなってしまった。それが節電の意味です。 本当のことをいうと節電の意味はそれだけではありません。火力発電所を稼動させると温室効果ガスが排出されます。それは地球温暖化を促進させます。現在、地球のあちこちで地球温暖化が深刻で干ばつが起きています。ソマリアで餓死者が生じているのも、それが原因なのです。日本人が冷房を使えば使うほど、世界の弱い人達は死んでしまいます。地球のことも考えて欲しいのです。石炭・石油・天然ガスは一度燃やしてしまうと元には戻りません。でも大事に節約すれば、東北の復興事業に使うこともできるのです。
- Wr5
- ベストアンサー率53% (2173/4061)
>ではこのとき使いきれなかった電力というのはどうしていたのか 無駄が多くならない程度に火力発電所/水力発電所を止めたりして調整していた…かと。 出力が安定していて急な稼動/停止ができない原発をベースにして、 電力需要が変動した場合は火力発電所、水力発電所を稼動/停止して調整していた。 夜間などの需要が少ない時は、原発の出力を一部の水力発電所に送って下流にある水を上流にくみ上げる際に使用して、必要になった時に上流の水を流して発電する揚水発電に使っていた。 と……今回の原発問題の時にいろいろなところで説明されていたかと。 で、今は火力発電所が全力運転していて…そろそろ故障とか不具合が出始める頃…ですかねぇ。 止まったところもあるみたいですし。 # なんにしても「全力運転」はいろいろなところに無理が出ます。
- fjnobu
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発電しているのは、その時に消費している分と、送電するときのロス分です。 発電する能力が余裕(供給余力)があったということです。使う以上に発電したのではありません。 もちろん、貯蔵できる電池でもあれば余力が有れば、ためることができますがそんな電池は有りません。 ただ、水力発電用の水をダムに揚げて蓄えることはしています。
- NNori
- ベストアンサー率22% (377/1669)
火力発電所は動いてませんでした。