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高校物理の問題で分からない箇所の解説
- 高校物理の問題で分からない箇所があります。問題の内容は、滑らかな床上に質量m、MのA、Bを置き静止状態からBをF1の力で引くと、AはBの上を滑るというものです。質問のポイントは、相対加速度αを絶対値としてなぜ表記するのかについてです。
- まず、問題の解法を確認します。床に対するAの加速度とBの加速度を求め、さらにBに対するAの加速度αを求めます。その結果、α=-{F1-μ(m+M)g}/Mとなります。
- 解答には、「Bから見るとAは初速0で左へ│α│の加速度で動いていく」と記載されています。これは、相対加速度αを絶対値として表記している理由です。左向きを正とする場合、αの値が負となるため、絶対値を取って正の値で表記することで扱いやすくなります。
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A,Bを別々に考えて運動方程式を立てるということからスタートしています。 そうであればなぜ、わざわざ相対運動に持ち込んだのでしょうか。 「L」というのが相対的な距離だということからでしょうが、ご質問のように符号で混乱します。 Aの床に対する加速度をa、Bの床に対する加速度をbとします。 Lはa,bと時間tで表すことができます。 (at^2)/2+L=(bt^2)/2 Aの方がLだけ遅れます。・・・これは相対運動的な見方です。 Bの移動距離の方がL大きい ・・・これはA,Bを別個に床に対して見ています。 座標の基準を共通にとって個別の運動方程式からスタートした(そうしないとa,bは決まりません)のであればその立場を一貫させればいいのです。途中で座標の取り換えをすれば混乱します。 a,bは分かっています。b>aもわかっています。 t^2=2L/(b-a) これで解けているのです。 これで終わりです。 なぜわざわざ、ここから相対運動に読み直すということをやらなければいけないのでしょうか。 この式に加速度の差が出てきます。b-aです。 「Bに対するAの相対加速度をαとする」とした時には α=a-b です。 ここで符号の逆転が入ってきます。 α=-(b-a)とすればいいのですが、わざわざ-を付けて読み直すというのであれば相対運動を考えるメリットはありません。 相対運動で考えようとしている立場の元には自由落下の場合と同じように考えて(αt^2)/2=Lとすれば簡単だというイメージがあります。放物運動では一般に上向きを正で考えます。問題が自由落下だけで閉じている場合は符号を下向きを正にして考えます。運動の方向が正の方になる方が考えやすいからです。 あなたの場合もそうですね。 「AがBに対して運動する方向を正とする」というのが相対運動を考えるのであれば素直なんです。 ただ解答の立場も、あなたの立場も、運動方程式を解いてから相対運動に入っているということで余計なことをやっているのです。 相対運動で考えるという立場であれば、最初に考えるのが自由落下の式、(αt^2)/2=L です。tが分かっていればこれでαが決まります。ところがtを求める問題ですのでαは決まりません。個別の運動方程式で考える必要が出てきました。この時点で相対運動で考えるメリットはないということが決まってしまったのです。 L,tが与えられていてμを求める問題になっているのであれば相対運動からスタートすることにも意味があります。
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- Takeshi-Gouda
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>左へ│α│の加速度で動いていくので、左向きを正とすると の所で絶対値の記号が付いているのは、今まで右向きを正として加速度を求めたためα<0となりましたが、左向きを正とするために絶対値の記号を「わざわざ」付けた形になります。 ですので、 >左向きを正とするなら上で求めたαの分数の前にある符号をプラスに変えたと考えるのでは駄目なのでしょうか? という考え方は特に問題ありません。 ただし、あくまで求めた加速度が右向きを正として出てきたものと理解していることが前提ですが。
お礼
お礼遅れました。 ありがとうございました。
お礼
お礼遅れました。 この問題の解答の裏にそんな事情・・・というか理由があったなんて・・・。 全然深く考えてませんでした。 問題によって相対運動で最初から考えたり、運動方程式から考えたり うまいこと使いわけないといけないんですね。 ありがとうございました。