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チェルノブイリの事故処理にともなう廃棄物と福島

今回の事故では消防庁や自衛隊の放水車やヘリコプターが投入され処理に当たりました。また、民間からコンクリート圧送車が貸し出されて水を送っていますね。 チェルノブイリでは事故直後に使われたヘリコプターや軍用車両、消防車や人員を運んだバスなどが、いまだに危険なレベルの放射線を出し続け、空き地にまとめて置かれています。聞くところによると数百年はそのまま放置されるとか。 福島で使われた車両はその後洗浄されてもとの職場に戻っていますが、なぜ両者の措置は違うのでしょうか?

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  • indoken2
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回答No.1

放射性物質を洗浄・除去できたわけです。 それはなぜか。 チェルノブイリでは、原子炉が丸々爆発して、燃料そのものと炉の材料として使われていた黒鉛が、それまでの核分裂反応で溜まっていた放射性物質と一緒にあたりに撒き散らされました。 放射線の直接被ばくで30人以上死んでいます。 福島でまき散らされたのは、元々気体のキセノンと、比較的低温で気化するヨウ素・セシウムが主体で、核燃料などはごく微量しか外に出ていません。(長期的影響は心配ですが、直接の被ばくによる死者や重症患者も出ていません。) (まだ詳しいことは分かりませんが)同じレベル7の事故とは言っても、被ばくの程度と放射性物質の種類に大きな違いがあるためと思われます。 なお、チェルノブイリでも、有名な「石棺」のすぐ近くまで一般人が立ち入ることが出来るようになっていて、そこで測定される放射線量は、拍子抜けするほど低いそうです。 ということで、除染する気になれば出来るけれど、その必要がないと判断されて放置されている という面もあると思います。