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金の高騰と菱刈金山について

経済オンチなので、馬鹿な質問かもしれませんが教えてください。 最近の金高騰で、金を売りに行く人が増えているというニュースを見ました。 それを見て、そういえば日本では菱刈金山がいまだに閉山せず、まだまだ採掘の余地を残していることを思い出しました。 昔は金山といえばお上のもので、小判を使っていたくらいだから経済と直結していたのでしょうが、今の金山は一私企業のものですよね?? ということは、金の市場価値に合わせて、金山を持っている企業は自由にお金儲けができるのでしょうか?それとも、やっぱり国が採掘量とか管理しているの? 素人考えでは、菱刈金山にはまだまだ金が眠っているのだから、不況の時は採掘量を増やして国の金保有量を増やしたらどうかと思うのですが…。 微々たるもので、好不況には関係ないのでしょうか?

みんなの回答

noname#212174
noname#212174
回答No.2

今ではすっかり忘れられてしまいましたけど、日本って鉱山だらけだったんですよね。 海外から買ったほうが安くなったのでどんどん閉山してしまいました。(掘りつくしたところもあります。) 有名どころでは石見銀山に佐渡金山。どちらも時の権力者の懐を潤しました。 『日本の鉱山の一覧』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E9%89%B1%E5%B1%B1%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7 では菱刈金山の大きさは? wikipediaによると http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%B1%E5%88%88%E9%89%B1%E5%B1%B1 >1985年から採鉱が行われている >推定の金埋蔵量は250t >平成9年(1997年)には鉱山の累計産金量が国内トップ(83t)となった とあるので、今の金価格(約4,500円/g)で計算してみます。 ・推定の金埋蔵量250t:約4,500円/g×250t=1兆1,250億円 ・累計産金量83t(約13年間の累計):約4,500円/g×83t=3,735億円 比較のために日本の税収がいくらくらいかというと、1年で約40兆円くらいです。 [PDF]『23年度予算のポイント(財務省)』 http://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2011/seifuan23/yosan001.pdf 残念ながら、菱刈金山の金はやはり一企業レベルの量ということになりますね。

greengables
質問者

お礼

実際の数字を見ると、一目瞭然だったのですね。…なんだか、全然たいしたことなかったみたいです。純利益がいかほどか分かりませんが、全部掘ってもその程度だったとは。 円高でも円を刷ることをしないような現状で、金なら増産してもいいんじゃ?と思ったんですけど。残念でした。 丁寧に教えてくださり、ありがとうございます。

回答No.1

日本の金山の含有量は、世界の金の産地の含有量の数倍です。埋蔵量ではなく、含有量の話です。 でも、日本は人件費が高いため、採算が取れないとされています。採算が取れるためには、長期的な金の価格が高くなるか、人件費を今以上に抑える方法ができたときですね。 短期の金の高騰に合せて設備投資するわけにはいきませんから。 日本の原発なんてその典型ですよね。石油ショックのときの単価に合せて計画をして作ってきたわけで。こんなことをしても採算を合せることができるのは、お役人だけです。民間でそんなことをしたら潰れちゃいます。

greengables
質問者

お礼

そういえば、日本では人件費が高すぎてプラチナ以上じゃないと採算取れないって聞いたことあります。銀がたくさん取れていた時代には、お役人が経済に疎すぎてダラダラ流出してしまったし…。鉱山で儲けるのも難しいんですね。特に今の日本では。 原発について、石油価格と合わせて考えてみたことはありませんでした。なるほどです。 回答ありがとうございました。勉強になります。

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