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日本経済再興のために中国の「がめつさ」を見習うべきか?
- 日本経済再興のために中国の「がめつさ」を見習ってもいいのかという議論があります。
- 日本がお人好しで外交が下手なため、国際的に経済面で損をしているという指摘もあります。
- 社会維持や平和のために、個々の利益追求を許容し、金儲けに前向きに生きる社会作りが必要ではないかという意見もあります。
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確かに「がめつさ」や「したたかさ」は中国あるいは北朝鮮のほうが日本よりはるかに上ですよね。 反面、中国はこれからブランドに対する考え方や著作権など国際的なルールを学ばなければならないともいえますよね。 景気対策についての考え方はいろいろあると思いますが、私は逆の発想を持っています。 日本は小泉・竹中路線が象徴的なように「アメリカ型」の社会、「金持ち優遇」の社会をつくってきました。 その結果、非正規社員の割合が増え、正規社員を含め労働対価は大きく減少していきました。 果たしてこれでよいのでしょうか? 2008年にノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン。 彼は自身の本「格差はつくられた」のなかでこう説いています。 「アメリカはリベラルが強かった時代のほうが良かった」 また、彼は「国際競争力というものはペテンだ」と言い国際競争力をつけなくてはいけないからと言って賃下げをするのは愚の骨頂だと主張しています。 第二次世界大戦後イギリスやフランスといった戦勝国でさえボロボロになったのに対し、アメリカだけがなぜか戦後不況に陥らなかった。 どうしてかというと「総中流化した国民が概ね経済的にゆとりを持てていたから」なのだそうです。 最低賃金を上げたり、労働組合に対する規制も緩める政策をしたルーズベルト。 その後のトルーマン大統領はさらに高額所得者への最高税率を上げることもしました。 その結果何が起こったかというと、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、自動車といった製品を一般庶民が持てるようになったのです。 生活水準の大圧縮のおかげで多くの人の生活水準が上がり、企業は何を作っても売れるようになったということです。 ここで歴史をひもといてみます。日本がアメリカに勝ったのは家庭用ビデオデッキが開発された時でした。日本のビクターがVHS、ソニーがベータ、アメリカが別の方式でした。 発売当初の値段はビクターもソニーも25万円くらい、アメリカ企画の製品は1000ドルぐらいでした。 当時は1ドル250円くらいだったので同程度の値段といえるでしょう。 ところがアメリカでは70年代半ばから貧富の差が開きはじめていましたから大衆には手が出せないものになっていたのです。 一方、日本の一般労働者はボーナスをはたいてもビデオデッキを買いました。 しかし、アメリカの労働者は1000ドルのビデオデッキは高いといってなかなか買いません。 日本は順調に売り上げを伸ばしていきました。そして大量生産が可能になっていくのです。 結果的にどんどん価格を下げることができ、アメリカ市場においてもアメリカの規格を駆逐するまでになったのです。 それ以降、8ミリのビデオカメラも同じ状況でした。日本が先行して売れて大量生産が可能になりました。その後アメリカでも1000ドルをきる値段で売り出すことに成功し、とたんに猛烈に売れだしたということです。 私はここに経済再生のヒントがあると考えるいるのです。 話は変わりますが、あまり聞きなれない言葉ですがノブレス・オブリージュというのがあります。 これは欧米社会の道徳観で、身分の高い者はそれにふさわしいだけの果たすべき社会的責任や義務があるということです。映画「スパイダーマン」でも「大いなる力には大いなる責任が伴う」という言葉をベンおじさんが主人公に話す場面があります。この映画のテーマでもあるのですが、日本の権力者にはまったくこの言葉はあてはまらないように思います。 アメリカは拝金論の国ですが、金持ちは寄付をします。マイクロソフト会長のビル・ゲイツは全財産の95%を寄付すると宣言しています。2007年に世界長者番付の1位となった株式投資家のウォーレン・バフェットも多額の寄付をすると言っています。また、ブッシュが2期目に相続税を撤廃すると言い出すと、アメリカの金持ちがこぞって反対したということもあります。アメリカのほうがまだ、日本よりも腐っていない部分が残っているのです。 戦前の日本なら愛国の名目で、金持ちが軍に協力し、税金以外の金を国に提供したと言う事がありました。 しかし、いまの日本では1円も寄付しないような人間がセレブと名乗って大きな顔をしています。ノブレス・オブリージュもヘチマもないというのが現実のようです。 いっそ森永卓郎氏や和田秀樹氏が言っている相続税100%にしたらよいのかもしれませんね。 もちろん配偶者控除など控除の検討は必要ですけど・・・。 ご参考まで!!
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- maanantoka
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あのね。猫の前に鰹節を置いて俺のだから食うんじゃねえ、といっても無駄だよね。最初から食えないように蓋をしとくのが外交でしょ。それを日本人も猫のようになれといわれても御免だね。だって人間でいたいもの。それより蓋をできない総理を選んでしまうシステムを変えることが先じゃないかな。蓋をする方法なんかいくらでもある。自衛隊法を変えてもいいし、海上保安庁の対応基準を変更してもいいし、人権外交で脅してもいいし、重要部品の輸出を止めてもいいしね。日本人だって外交力のある人はたくさんいると思いますよ。勿論がめつい人だって実感でたくさんいます。要は外交も経済もわからない人をたくさん日本の中枢に選出しておくことが問題なんですよ。だからその選出方法を変えないことに腹を立てなきゃ何もよくならないと思うんですがね。
- 島崎 信也(@zakky74)
- ベストアンサー率29% (87/296)
僕はそうは思いません。 日本が経済で損失を蒙っているのは、グローバルリーダーシップが不在だからでございます。 日本の文化文明はとても素晴らしいものばかりでございます。ただ、資本主義経済はアメリカ・西洋の論理で回っておりますので、アメリカ・西洋の論理に乗る事が出来る時には、とても恩恵を蒙る事が出来ます。 経済大国日本の時もそうでございました。 ただ、アメリカが日本のMade in Japanにはどんなに頑張ってみても勝つことが出来ないので、力技としてプラザ合意に踏み入ったり(日本にはグローバルリーダーシップが不在であるしアメリカに対して弱腰だったから受け入れた)、実体経済から金融経済へと中心を移動したりして、日本経済が海外へと染み出す仕組みを創り上げました。 自分たちだけでがめつく・・・の姿勢は、アメリカ・西洋の個人主義や、アダムスミスの世界観が働いている事をご存知でしたか?星を観測する際に、気付いた世界があったのですね。 「星は自分たちだけの軌道を好き勝手に動いている・・・だけど、結果的に全体は何となく調和している。ここには神の見えざる手が働いているからだ」と。だから、個人は自分の私利私欲の為に一生懸命になり、儲かるために、自分が幸せを追求する為に、皆がみんな一生懸命になれば、結果的に神の見えざる手が働いて、全体は調和するだろう・・・と。 それが、つい先ごろの自由主義でございました。或いは、個人主義や私利私欲を追及する世界でございますね。 アダムスミスの頃は、時代背景的にこの発想は大ヒットだったんです。だから、盛んでございました。 ですが、今は時代が変わっております。それ故に、アメリカ・西洋は日に日に力を失っております。この時にあって、個人の私利私欲を追求したり個人主義に走るのは賢い選択とは言えません。 むしろ、より日本らしく行く事でございます。 先ほども申しましたが、日本の文化文明は素晴らしいものでございます。 これがアメリカ・西洋の論理に乗るならば、経済活動としても十分に生きてくるのでありますが、残念ながら乗らない理由がございます。それは、天を観察する際に、ニュートンもアダムスミスも五感覚の目でパッと見える世界を相手にしているのに対して、日本の文化文明は例えば、サムライの精神、わびさび美学、八百万、七福神、大和魂・・・細かいところでは、ラーメン屋に行列、足を踏まれた側がすみませんと謝る、キョリを置く愛・・・など、およそ論理では理解の出来ない領域ばかりでございます。 五感覚でパッと見える浅い世界ではありません。 深く、心で洞察し、五感覚から見るというよりは心で観る深い世界が日本です。 これを、『観』と呼んでおり、日本の素晴らしさはこの観にございます。 しかし、先ほども申しましたが、観は五感覚で語れる世界ではございません。経済活動とは、ニュートンやアダムスミスたちが新しく切り開いたプレートの上に乗っかっているものでございますから、彼らの認識方式・思考方式に乗るものが経済活動たりえます。 つまり、五感覚で捉えられないもの、科学・数学などで扱えないものは経済活動には乗りにくいのでございます。故に、日本の最もの良さが、世界には売れないのでございます。 かと言って、アメリカ・西洋の五感覚の世界も、金融バブルと共に崩壊してきましたので、個人主義、私利私欲に走る訳には参りません。 代案を示します。 それは、日本の素晴らしさ、人間の素晴らしさ、である観のセンスの技術化に成功した観術を持って、日本流、日本式、日本文明の根幹から、経済活動に勝負する事です。 観術は、アメリカ・西洋の学術を補いながら、尚超えているものでございます。日本の観のセンスは、五感覚を使いながらも更に深い心の世界をフル動員しますね。 学術は、モノを変化・運動・移動する技術を生み出しますが、観術はモノの観方(観点)を変化・運動・移動する技術を生み出します。また、観のセンスが技術化されているという事で、誰もがみんな、観のセンスを身に付けます。 今まで、日本はアメリカ・西洋を受け入れ、モノ作り・製造業はイギリス産業革命、アメリカIT革命をもらいうけながら、西洋の良さを活用しています。これからは、日本は日本の良さを活用するのが最も宜しいのではないかと思います。 それが日本から認識革命~Heart of Japan~。 中国は、何だかんだ言ってもアメリカの真似でございます。そして、丸っきり真似が嫌なので反発するかの様に共産主義となっているだけでございます。 中国があるからアジアの時代ではございません。 日本の観のセンスが、アジアの良さのエキスなのでございます。観術によって、世界中に日本の観が広がっていく事が一番の国益かと思います。
- chandos
- ベストアンサー率36% (267/732)
「私利私欲の為に仕事を金儲けの為の手段とする生き方」はすでに許容されています。ただしそれは財界と官界においてのみです。 財界の連中は一般国民のことや自分のところの従業員のことなど、これっぽっちも考えていません。彼らの頭にあるのは私利私欲だけです。何しろ自分の懐が暖かくなること(法人税減税)とバーターに政府に消費税増税(国民所得の押し下げ)を要求して恥とも思わないのですから。 官僚は、(仕事柄、たまに会いますけど)彼らは中年以降になると完全に天下りのことしか考えていません。口では「国民のことを考えなくてはならない」と言いつつ、良く聞くと「○○という外部組織を作ってどうのこうの」という、結局は天下りの受け入れ先の増設に話が行き着いてしまう(無意識的にそういう考え方をしているのがスゴいといえばスゴい)。 対して、一般国民はダメですね。諦めてしまっている。 国民はもっと私利私欲に対して正直になっても思います。「職よこせ!」「給料上げろ!」「福祉を充実させろ!」と、(悪い言い方をすれば)世の中のことを棚に上げても、自分の欲求を表に出すべきでしょう。 「責任」が無いのが一般国民たるゆえんなのです。もっとワガママになるべきです。そういうワガママを言っていないと、政治家は動きません。
- nasi000
- ベストアンサー率19% (100/514)
「日本衰退の原因は我欲、物欲、金銭欲、性欲」by 石原慎太郎 「結局、国民全体の一番強いアイデンティティーは我欲でしかなくなった。物欲、金銭欲、性欲。そういったものが、いろんな好ましくない風俗も醸し出しているし、政治そのものを規制して、税制の改革などもとても今の形じゃおぼつかないという状況。それに付随して日本に起こっている問題は、私は相当真剣に考えないと、ただ衰運をたどるんじゃないかと感じます。」
もう個々のエゴを追求する時代ではありません。 新時代は静かですが胎動しています。 詳細は述べませんが。
- sutorama
- ベストアンサー率35% (1689/4748)
反論(叩く)なし希望で書きます 「賃金制度一律化」の見直しを提言します その中でも変えた方が良いなと思うモノは、最低賃金の自由化です 本当の意味で、努力が始まると思います 時給300円でも働きたい人は実はいるはずです 昔はそうだったから、外国へ低賃金就労を求めるために企業の工場が移転する発想もなかったと思います あとは努力に応じ、引き上げるなども個々の会社の自由にする 実際中国などはいまだにそうです 良い学校にいって勉強して、良いところに就職すれば高い賃金がもらえるという風は、韓国でも中国ではいまだに信じられていますが、日本の昨今のように誰でも大学に入れるといった政策では、もう負けていると思います 国の成長は個人の成長への活力を生み出す政策に転換するべきだと思います
お礼
お返事遅くなりまして、大変申し訳ございません。 共感、納得できる部分が多々あり、 勉強にもなりました。 相続税100%サイコーですね。 それぐらい課税してもらわないと、 日本国内でお金を溜め込んでいる奴らからは、 安定してお金をとれませんからね。 どうせ今だとキャッシュを金に変更しているはずですから。