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これからの正義の話をしよう
私はこの前「これからの正義の話をしよう」 を読みました でも、内容がむずかしくてなかなか理解することができませんでした この本はつまり何が言いたいんですか? 詳しく教えてくれるとうれしいです
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NHKテレビで「ハーバード白熱教室」というのをやっていて、サンデル教授の講義をやっているんですが、短く編集していて、日本語訳がついていて、千葉大の教授の解説も入ってるので、それを見るのがおすすめです。 「NHKアーカイブス」から再放送を見ることもできます。 この講義がすごいのはアメリカの学生はガーガー手を揚げて極端な議論をぶつけ合うところです。 これを見ていると引きずり込まれて、本も読みたい、読んであの学生たちに反論したいと思います。 また、この本はこれまでの哲学の正義に関する議論のまとめみたいになっているんですが、アリストテレス、カントなどの本やその解説書を読むのも勉強になります。 逆にいうと、それらの哲学者の本はもっと難しい(サンデルはそれをかいつまんで分かりやすく説明している)ことになります。 かいつまんだ説明を聞いてすませるにはもったいないですよ。 ぜひテレビを見て、もう1回本を読んで、何回もくらいついてください。 私はこの本を読んで、哲学は学者の道楽ではなくて、今を生きる我々の問題なのだなと分かりました。 ハーバードの学生たちはそこで学んだ考え方を実際の政治に生かしているわけです。 彼らの話についていけなくなると、どこかでエライ人が勝手にどんどん法律を作っているのに、その考えかたも理解できないということになります。 これはとくに震災以降の日本においていえることです。 サンデルは去年日本にきたときの講義録も出版されているし、震災後の日本についての本も出ています。 また、最初の分かりやすい例(ハリケーンと便乗値上げの話し、暴走するトロッコの話)を深く考えるのもいいと思います。 でも私はテレビがおすすめです。
お礼
回答ありがとうございます youtubeで講義を見てみようと思います