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避雷設備の点検に資格は必要?
避雷設備の点検には特別な資格が必要なのでしょうか? 必要であれば何の資格が必要か教えていただきたいです。 ソースがあればそちらも載せていただければ助かります。
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ドイツ・アメリカなどでは、雷対策は電気工事士などとは独立した資格となっており、 その資格を持った者以外は電源用SPDの保守点検を行ってはならないことになっています。 監督官庁も消防関連に属していることが多いのが現状で、 雷対策業者も免許制または届出認可制になっている国もあります。 また、2011年8月現在、ULが(少なくとも)アメリカ合衆国で 雷対策業者の認証を行っているようです。 (UL Certified Lightning Protection Installer)。 http://www.ul.com/global/eng/pages/offerings/services/globalfieldservices/fieldservices/lightningprotection/ そして、アメリカの雷対策業者のFAQページ 13番 ( http://www.armorlp.com/faq.html#q13 )で述べられているように、 電気工事業者であっても、必ずしも雷対策に詳しいとは限らないという 注意喚起もございます。 しかしながら、日本においては、そのような公的資格はありません。 気象、電気、電子、通信、機械、材料、建築など、様々な学問分野をまたぐ 基礎素養が設計者個人に強く求められる雷対策であるにもかかわらず、 確たる専門技術者を養成するシステムすらないのが現状です。 詳細につきましては、下記の記事と、その出典が参考になるかと存じます。 Wikipedia:落雷 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%90%BD%E9%9B%B7 なお、先に申し上げましたとおり、雷対策には専門知識が必要ですので、 雷対策専門業者へのご相談をお勧めします。 下記のリンクもご参照の上、ご検討くださいましたら幸いです。 http://www.hirakawa.com/sdbphoto/co01.pdf
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- hw-staff
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#1です。大事なことが抜けておりましたので、補足させてください。 >しかしながら、日本においては、そのような公的資格はありません。 >気象、電気、電子、通信、機械、材料、建築など、様々な学問分野をまたぐ >基礎素養が設計者個人に強く求められる雷対策であるにもかかわらず、 >確たる専門技術者を養成するシステムすらないのが現状です。 これは、「雷対策専門」の公的資格がないという意味でございます。 そのため、日本の場合は、 避雷針システムや電源用SPD(避雷器)を扱う場合には電気工事士、 (場合によっては、電気主任技術者) 電話用SPDを取り付け・点検するのに工事担任者、 空中線のSPDであれば、当該無線設備の操作ができる無線従事者など 「その部分を扱うための資格」が必要で、それぞれの有資格者が それぞれの部分の雷対策を行わざるを得ない状況なのです。
お礼
自分では調べられなかったことが多々あり、大変参考になりました。 雷対策において、設置、修繕などの工事は電気工事士または対応した 専門の技術者が行わなければならない。ということですね。 点検に関しては、 以下項目の状況調査(取付け、締め具合、接続、損傷、断線、欠落、 腐食)、接地部分の接地抵抗値等の測定及び軽微な修繕を行なう。 ・受雷部(突針、突針支持管、棟上導体、中継端子箱、架台等) ・避雷導線等(避雷導線、引き下げ導線) ・支持管 ・接地部、接地端子箱 ・接地極 とあり、目視での確認と接地抵抗の測定であるため、資格が必要である とは明記されていないようですね。 どちらにせよ雷設備においては、雷対策専門の業者に委託したほうが 確実だと認識しました。 丁寧に回答していただきありがとうございました。