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鏡の中の世界
どうして鏡に映ったものは、左右が逆になるのに、上下は逆にならないんですか? なにか特別なことでもあるんでしょうか?
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再々登場TCMでございます。この質問に集中しております。 #9でsupersonicさんは >一体「何と比べて」左右が逆だと言っているのか と指摘されておられますが、そうですね、ここがポイントですね。supersonicさん、鋭い! さて、nomさんのご質問の中には、下記の2つの対称が隠れているように思います。 1.鏡の面を対称面とする面対称 2.鉛直方向(注1)を対称軸とする軸対称 1の「鏡の面を対称面とする面対称」というのは、図1のように鏡の面に対し垂直方向の向きが入れ替わるというもので、人が鏡を見るときに起こっていることです。鏡の中の自分がこっちを向いているということで理解できます。2の「鉛直方向を対称軸とする軸対称」というのは、図2のように対称軸を中心に180度ぐるりんと回転することです。これは私が#8で「自分が相手の位置に進みこちら側を振り返った様子を『想像』」と言っていた操作に対応し、さらに言えば他人と対面している場合に起こっていることです。(双子でないと軸対称とは言えないですけど) ▽↓▼ ▼↓▽ 対称面----- 対称軸◎ △↑▲ △↑▲ 図1.面対称 図2.軸対称 (この図は等幅フォントでご覧下さい) 人が鏡を見る場合、本当は図1の面対称が起こっているのに、図2の軸対称と勘違いしているのではないかと思うのです。左手を上げたときに鏡の中の自分がどちらの手を上げているのかを考えるとき、私自身は無意識のうちに図2のような対称軸を中心にした回転操作を行っているように思います。nomさんはいかがですか? ちなみに、#9のsupersonicさんのご回答は、図1と図2の間にもう1枚対称面を置いた場合の面対称のことですね。 (注1)地球の重力が働く方向ということです。
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- supersonic
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再登場のsupersonicです。^^; 私もさらに考えてみました。で、さっきと少し違ってきました。 それで、補足したいのは、「鏡の像が左右逆に見える」と言うとき、 一体「何と比べて」左右が逆だと言っているのかということです。 ここは、私の先ほどの意見とも、TCMさんの意見とも少し違います。 私が思うには、 「私の身体を、直接、<他者が>見る像」と 「私の身体を、鏡像として、<私が>見る像」との左右が 反対なのだと思います。 鏡を他者だと思い違いをしているのではなく、 「他人が私を見た、私の姿」を想像し、それと、私が見る私の鏡の像は左右が逆だと思っているのではないでしょうか? これだと、他者から見える私の姿を、無意識的に私は常に想像できるということになりますね。どうなんでしょう? ところで、TCMさんの重力と軸の話は面白いです。多分無重力だったら、他に方向を決定する軸が必要になりますよね。世界観がかなり変わる気がします。 みなさま、異論がありましたらお願いします。 (余談ですが、私は、この問題を扱ったホームページを作ろうとしていましたが、ネタがすぐ尽きそうなので止めにしました。ちょっと考えてみても面白いのですが…。)
- TCM
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再登場TCMでございます。 supersonicさんの回答に触発されてもう一度考えて、回答を再構成してみました。 人が鏡に向うと、日常の経験上、他人と対面している様子を思い出します。他人と対面した場合、向かって左側の相手の手は右手だということを知っています。これは、自分が相手の位置に進みこちら側を振り返った様子を『想像』することで実感できますね。鏡に向かうときもこの想像をしちゃって、左手を上げると鏡の中の自分は右手を上げたと思うんですね。 では、シオマネキのオス(参考URL)になったつもりで鏡の前に立ってください。左の大きなはさみを上げると鏡の中のあなたは右の小さなはさみを上げ・・・ませんよね。右の大きなはさみ?を上げています。シオマネキの場合、他人と対面すると参考URLのように、向かって左側の相手のはさみは右の小さなはさみです。ですから、あなたがシオマネキのオスなら、鏡に向かって上記の『想像』をすると「おかしい、他人と対面しているのとは違うぞ」と感じて、人間のような思い違いはしないはずです。 さらに、もしあなたが上下対称の上手と下手を持つ生物だったらどうでしょう。あなたが上手を上げると、鏡の中のあなたは・・・上手を上げそうですね。これは、上記の『想像』の中で振り返る際に鉛直方向(重力の方向)を軸に回転するからです。あなたは自然にそうしましたね。そう、人間にとって重力の方向というのは特別な方向なので、上下が逆になるとは思わないんですね。 というようなわけで、鏡を見たときに左右だけが逆になると思うのは、人間の左右対称性と重力の方向に鍵がありそうです。皆さんのご批判、ご意見お待ちしています。 あなた、この回答を読んでる間、手を上げたり下げたりしました? P(^o^)q
- tik
- ベストアンサー率33% (2/6)
決して左右も上下も逆になっていません。 鏡を見たとき貴方の左側にあるものは左側に映っていますし、上にあるものは上に映っているでしょう。 例えば、文字が左右逆になると思われるかもしれませんが、これは裏から見たのと同じに映っているのです。 『鏡の中の世界』というと、視点が向こうからこちらを見ることになり、そのために左右が逆になると思えてしまうのです。
すみませ~んお邪魔します 私も不思議に思い。考えてみたのですが、やっぱりARC様のおっしゃられてるように鏡の前で横になってしまいました(笑) それだけですぅ。失礼 今度supersonicさんに鏡評論家として鏡の合わせ鏡の謎も解いてもらいたいです・・・
- 参考URL:
- 感想は・・・とっても私、ばかっぽかった
- supersonic
- ベストアンサー率52% (57/109)
私もこれはずっと考えています(笑) ほとんど、私見ですので、あまりあてにしないでください。 おそらく、心理学とか哲学の分野になると思います。 みなさんおっしゃるように、まず、左右の概念を考えないといけないと思います。 人と向かい合ったとき、左右というのは、入れ替わります。つまり、私にとっての、左右と、相手にとっての左右は違うということを、日常的に私たちは理解しています。なぜ入れ替わるというと、「何によって左右を決めているか」とか、「どこから見るのか」という視点によって見方が変わるからです。あたりまえのことだと怒らないでくださいね。 このあたりまえのことは、実は高等技術です。相手の立場に立った見方を想像しなくてはならないからです。 私はピアジェの心理学の中心化と脱中心化の理論が、この辺を考えるとき役に立つ気がしています。 たとえば、幼児の場合、「自分には、兄弟がいるということ」を理解できていても、「兄にとって、自分が兄弟であること」を理解できなかったりすることがよくあり、これは、自分への中心化を脱中心化して、兄に中心化できないということになります。つまり、自分を他者からの視点で、客観的に見ることが難しいようです。 他にも、コップの水を、細い容器に移し替えると、幼児は、「水が増えた」と回答します。これも、水の高さに中心化したまま、幅を考慮できないことに原因があります。 ここまでが、ピアジェの理論です。 で、これを参考に考えた私の考えは、以下のものです。 大人の場合、日常的に、見慣れた世界だと、この中心化と脱中心化を巧みに行っています。 しかし、鏡の場合、中心化するべき対象が曖昧で、左右反対に移っているということになると思います。本来なら、自分を中心に考えれば、鏡の像は、左右は反対になっていません。 しかし、本当はそこにいない「向かい合った相手」に中心化してしまうと左右が逆だと感じてしまいます。 というようなことだと思います。 しかし、まあ、いろいろ欠点のある考え方なので、まだ悩む価値はあると思います。 想像ですが、左右という概念が未発達な幼児の場合、左右逆には感じていない気がします。(まあ、左右という概念がなければ当然ですが) 長くなりましたが、この辺で…。それでは。
- ARC
- ベストアンサー率46% (643/1383)
鏡を床の上において、その上に(割れないように)立つと、上下がさかさまになったような気分が味わえます(笑)。
- Dick
- ベストアンサー率26% (9/34)
左右が逆になっているというのが実は錯覚で,上下も左右も逆にはなってません.単に反転(裏返し)しているだけなんです.鏡の中の右手はやはり右手であって,決して左手ではありませんよね.でもそれが左手に見えてしまうから,逆になってると錯覚するんです. 人間の体は左右対称なんで,鏡の中の右手を左手と間違えるんです.この説明で分かりますか?
- TCM
- ベストアンサー率44% (81/181)
実は、鏡で逆になっているのは、左右ではなくて前後なんです。鏡の前にたってください、ほらあちら側のあなたはこっちを見てるでしょ。 では、なぜ「左右が逆になっている」と思ってしまうのかというと、人間が左右対称の形をしているからなのです。もし、人間の左手が右手より異様に大きかったなら、こちらが左手を挙げるとあちらも左手を挙げたとnomさんは認識するので、左右が逆とは思わないと思いますよ。いかがでしょう。 TCMでございました。
- eddy
- ベストアンサー率23% (123/534)
仕掛けもなにもありませんね。 ただ写っているだけですからね。 コレを「鏡像」といいます。 ハンコを押しているのと同じです。
- 参考URL:
- レンズを通すと、逆さになるよ
お礼
みなさま、たくさんの回答ありがとうございます! つまり左右が逆と思ってしまうのは 自分と自分の鏡像を比較するとき、鏡像を中心にまず考えるのだが、その際、日常から重力方向を軸とした軸対称の振り向いた自分と、鏡像の面対称の自分とを、人間が表面上、左右対称なため重ねて考えてしまうから。 っていうことですよね。 誤解してしまう重要なポイントは 「自分と自分の鏡像が回転させれば一致する同じものだ」 という勘違いである。と私は理解してしまいました(^_^; みなさまの回答から勝手に自分で解釈した結果、こうな感じで納得しました。 とりあえず回答を締め切らせていただきます。 本当にありがとうございました。 ちょっと違うよ!って人は下のメールアドレスまで意見をお願いします。 nom66@hotmail.com (TMCさん、すいませんが、お礼の欄を借りました。)