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ワインのセカンドとは?

先日飲み屋で、有名なchムートンのセカンドと言われるワインが販売されていました。 そのセカンドって意味は一体どういう事なのでしょうか? 私が思うに、ムートンを作っている所が作ったムートンにはならない一つ格下のワインって事なのかな? と思いました。 野球で言うと、1軍選手がムートンなら、セカンドワインとは2軍選手のような物なのでしょうか? ワインに詳しい方、教えて下さい。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • kagura01
  • ベストアンサー率49% (37/75)
回答No.3

ボルドーの5大シャトーはいろんなセカンドワインを出していますが、シャトー・ムートン・ロートシルトのセカンドラベル(ル・プティ・ムートン Le Petit Mouton )について述べますと、考え方は質問者さまの方向性で間違いはないですが、もっと詳しく補足させて頂きたいと思います。 ご存知のように、 ボルドーの多くの格付けシャトーがそうであるように、ムートンにもセカンドラベルが存在します。 シャトー・ムートンでは「ル・プティ・ムートン」がそれにあたります。 質問者さまが出された画像に間違いはありません。 ご存知でしたら失礼とは思いますが、セカンドワインを説明する前に、本来のシャトー・ムートン・ロートシルトについて簡単に説明しますと、所有ぶどう畑は203エーカー(0.8 km²)に及び、ブレンド比率は大体カベルネ・ソーヴィニヨン種 (77%)、メルロー種 (11%)、カベルネ・フラン種 (10%)、プチ・ヴェルド種 (2%)から成り立っている。 収穫年によって、若干のブレンド比率が変わることもあり、たとえば1988年はカベルネ・ソーヴィニヨン種 (80%)、カベルネ・フラン種 (11%)、メルロー種 (8%)、プチ・ヴェルド種 (2%)で、1983年はブドウの出来が良くなくカベルネ・ソーヴィニヨン種 (100%)であった。 ワインは、オークの大タンク(メドックには、このタンクを使用するシャトーはあまり残っていない)で発酵させてから、オークの新しい樽に移して熟成さている。 それぞれの種類のワインを作って、最後にアッサンブラージュ(ブレンド)をしてそのシャトーの味を作るというのがボルドーワインの基本です。 下記URLに参考の説明があります。この説明もセカンドワインの考え方になります。 http://www.bordeaux.com/Tout-Vins/Cepages-Assemblage.aspx?culture=ja-JP このような厳しいブレンド基準を通ったものが、プルミエクリュとして売り出されているのです。 さて、ご質問のセカンドワインですが、 生産量は5000ケース前後と極めて少なく人気があるため、あまり市場には出回りません。 1993年に作られたのが最初でそれまでは作っていませんでした。 93年ヴィンテージは「ル・スコンド・ヴァン・ド・ムートン・ロートシルト」と命名され、翌年から名称を「ル・プティ・ムートン」と変更しました。 つまり93年以前は、シャトー・ムートン・ロートシルトのセカンドワインは存在しませんでした。 ではなぜ今になりセカンドを出したかというと、それは一説には経営から見た資金不足からということも言われてます。 ご存知の通りワインは熟成に時間がかかります。 つまり、資産価値を寝かせるだけの資金力が必要とされます。 『ボルドープリムール』というのを聞いたことがありませんか? いわゆる前年の仕込まれたワインの新酒を、4~5月に先物取引で購入するということです。 端的に言えば、有名なワインをお手頃な値段で購入でき、数年後の熟成を待って飲む楽しみを買うということです。 これはシャトーの資金を潤すためでもあり、バイヤーがその年のワインの出来を判断する目安でもありますが、一方最近のワインブームでこのプリムールでさえ、手に入らないような値段にもなりつつあります。 このように、シャトー・ムートンに限らずセカンドラベルのワインには、複雑な背景もあります。 しかし一つ言えることは、いずれも決して味が落ちているとか、プルミエクリュ、グランクリュなどから外された格落ちワインであるようなものでは、決してありません。 セカンドワイン自体が、一つのブランドとして存在できると思います。 シャトー・ムートン・ロートシルトのセカンドワインは、恵まれた環境の元でプルミエクリュの畑で栽培されるぶどうを原料に、樹齢の若いものを選び収穫から醸造、瓶詰めまでシャトー・ムートンと同じ方法で行っています。 ルビー色の深い色合い、香りは熟したカシスやブラックベリー果実を思わせスモーキーな樽のアロマも心地よく、シャープで艶やかなタンニン、ふくよかなボディ、しっかりとた造りでありながら、同時にエレガントさもあるゴージャスな印象です。 凝縮した甘い果実味と力強いタンニン、穏やかな酸味が程よく熟成されています。 このように、シャトー・ムートン・ロートシルトのワインを知るには良くわかるワインだと思います。 とにかく人気が高く生産量が他のセカンドワインに比べて極めて少ない為、フランス国内でも出回らないうちに売り切れてしまう希少品で、市場にはほとんど出回らないワインです。 ラベル・デザインは、ジャン・カルリュ。 セカンドワインは、そのブランドのファーストラベルの数十年後をになうブドウから造られたワインであり、それ一つをとっても立派なワインで、コストの割にはとてもお買い得なワインだと思います。 以上、長くなりましたが、セカンドワインの考え方とル・プティ・ムートンの説明になります。ご参考下さい。

nova-usa
質問者

お礼

詳しい回答ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • 77m
  • ベストアンサー率53% (117/218)
回答No.2

nova-usaさんの理解で正解です ボルドーのシャトーでファーストラベルの基準に適合しなかった ワインに別のラベルをつけ 価格を下げて売り出したものがセカンドラベルになります さらに下のサードラベルのワインもあります マルゴーのセカンドラベルは パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー として売りだされています ブルゴーニュワインにも同じように格付けがあり 特級、一級など有ります

nova-usa
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

  • papapa0427
  • ベストアンサー率25% (371/1472)
回答No.1

どうも、逆みたいですよ。 http://www.morimoto.co.jp/list_a0-1014-1.html ボルドーのワインでは上質なワインを選んでさらに良くする為にセカンドワインを造っているようです。

nova-usa
質問者

お礼

回答ありがとうございました。二流のワインって事ではないのですね。