それは自分の欲望を満たすためにほかありません。
アブラハム・マズローは「欲求階層論」の中で人間の欲求を「生理的・本能的な欲求」と「心理・社会的な欲求」に分けて説明しています。
「整理的・本能的な欲求」とは、呼吸をしたり食事を食べたり、性的な満足感を得るなどの欲求を言います。これらの欲求が満たされなくなったとき、人間は迷わず人を傷つけてでも死に物狂いで欲求を得ようとするでしょう。
「心理・社会的な欲求」とは、財産を獲得したい、賞賛されたい、社会的地位を得たい、劣等感を回避したい、他人を支配したいなどの欲求を言います。これらの欲求が満たされなくなったとき、人間は他人を平気で罵倒したり、誹謗中傷したり、騙したり、様々な手法で精神的に追い詰め、なんとかして欲求をみたそうとします。
ちなみにマズローは、これらの欲求を満たすことは人間本来が持っている自己実現欲求の基盤をなしており、必要不可欠な要素だと述べています。
よってある意味人を傷つけ傷つけられることは、生きるうえで避けては通れない現象なのでしょうね。
お礼
なるほどですね。 ありがとうございます。