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蚊取り線香
あのちっこい虫さんが光に誘われて集まってきました。流石に数が多いので、蚊ではないのですが、蚊取り線香を焚くと、言い方は悪いのですが、あのちっこい虫さんたちがバラバラ落ちてきます。 Wikiでは、蚊取り線香が不完全燃焼するまさにその場所で、殺虫成分が揮発するとありました。 この殺虫成分は虫さんたちの体内で、どんな化学反応を引き起こしているのでしょうか?
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合成ピレスロイドは 昆虫類の神経受容体に付着すると Na+チャンネルというものを暴走させ、中枢神経を麻痺させます 麻痺するので正常に飛行できずバタバタと落ちて呼吸も心臓も混乱して死に至ります。 体はコンピューターと同じで電気信号に変わるものを神経伝達物質という化学物質で行っています。 その神経伝達物質を受け取るのが神経受容体です。ここが混乱してしまうと 体への命令や呼吸が正しく行われなくなってしまいます。 神経だけでなく体の各所にはこれらの受容体なるものがあって命令を受け取っています。 このピレスロイドの受容体への感受性は哺乳類では無視できるほど小さいので われわれ人間やイヌネコには効きません。 ちなみにガスター10という胃薬は 胃壁に存在する胃液分泌にかかわるヒスタミンH2受容体というのをお邪魔する薬です。 似たような仕組みですね。
お礼
大変解りやすい説明ありがとうございました謝謝 精進します。