最後の方にまとめがあります。説明は読み飛ばしても結構です。
これを計算するときに問題となっているのは,小数点以下の循環部分です。なので、第一に考えるべきことは、どうやって循環部分を消すかということです。邪魔ですもの、消したいじゃないですか。
では、どうやって消しましょうか。ここで、1次方程式を使いましょう。
まず、xイコールとおきます。同じものを2つ用意しましょう。
x=0.9999999999……
x=0.9999999999……
こうなりました。どうやって消しましょう。掛け算か、割り算か、引き算か、足し算か……
この場合、ふたつを引き算すると、0になりますよね。何を今更って感じです。
しかし、ここに大きな秘密が。よくよく考えると、邪魔な小数点以下が消えているではありませんか!引き算がどうやら有効そうです。
でも、0じゃ意味ないですね(´・ω・` )
じゃぁ、どうするか。引き算をしても0にならないようにしましょう!
式をいじくって、少数より上に数字が来て、尚且つ引き算で小数点以下が消えるようにするのです。
引き算で小数点以下が消えるということはつまり、小数点以下が同じように並ばないといけないのです。
~.9999999……
0.9999999……
このふたつのようにします。これらを引き算してやると、うまく小数点以下が消えますね?
次に、上のような状態をどのように作るかを考えましょう。
9が永遠と続いているので、9が一つ1の位に来ても変わりありません。
なので、9を1の位へ一つ移動させましょう。どうするか。
両辺に10を掛けてみます。
10x=9.99999999……
↑の9が1の位に上がりました!
10x=9.99999999……
x=0.99999999……
お!引き算が出来そうじゃないですか!!
やってみました
9x=9
後は方程式を解くだけですね!
説明が分かりにくいと思いますので、まとめてみました。↓
0.999999……
xイコールでおく
x=0.9999999……
小数点以下を引き算で消したいから、小数点より上へ9を一つ持ってくる。このとき、小数点以下の形は変えない
両辺へ10を掛ける
1ox=9.99999999……
もう一つ用意し引き算
10x=9.999999……
- x=0.999999……
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9x=9
x=1