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オプションのデルタについて

初心者です。証券アナリストの勉強を進めているうちに、デルタのところでつまづいてしまいました。どうして行使価格と現資産価格が同じときコールのデルタは0.5になるのでしょうか?計算方法というか簡単な例などを引き合いにしてもらえればうれしいです。

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回答No.1

ご存知かと思いますが、 デルタは、Callの場合、「0」~「1」の間、 Putの場合、「0」~「-1」の間の数値で表記されます。 原資産価格が1ドル変化したときのプレミアムの増減の割合を表し、 デルタ0.5または-0.5の場合、原資産価格が1ドル変化したときに、 プレミアムは0.5ドル(50%)変化することを意味します。 デルタは「ATM」でほぼ「0.5」であり、 「ITM」になるにしたがい「1」に近づき、 「OTM」になるにしたがい「0」に近づきます。 つまり、プレミアムの動きは、 ATMで原資産の動きの50%、 ITMほど原資産の動きに近くなり(~100%)、 OTMほど原資産の動きとの連動性が小さくなります(~0%)。 なぜそのようになるかと言いますと、 プレミアム(オプション価格)を構成する 「本質的価値(intrinsic value)」と「時間価値(time value)」の 構成比率が「ATM」「ITM」「OTM」で異なるからです。 Callの場合、 ATM=「本質的価値」なし、「時間価値」最大 ITM=「本質的価値」権利行使価格-原資産価格、「時間価値」ITMほど小さい OTM=「本質的価値」なし、「時間価値」OTMほど小さい という仕組みになっています。 ですから、 ATMで原資産の動きの50%、 ITMほど原資産の動きに近くなり(~100%)、 OTMほど原資産の動きとの連動性が小さくなります(~0%)。 ということになるかと思います。 ご参考頂ければ幸いです。

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