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旅行業界について
旅行業界のしくみ こんにちは 旅行業界に詳しい方ご回答お願い致します。 大手旅行者(JTB / KNT / Hankyu /NTA)などは航空の座席を確保してるのか(どのくらい)? 航空券ホールセラーの会社は航空会社からどのくらい確保してどのくらい規模(第三種、第二種、第一種)旅行会社に卸してるの? 航空券ホールセラーの会社はどのくらいもうけてるの?
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()内の会社の元社員です。在社時は国際線の仕入れ部門ともお付き合いがありました。 まず、ご質問の航空座席とは、国際線のことでしょうか、国内線のことでしょうか。 この両者では仕入れの仕組みがちょっと違います。 国際線は一般的に、キャリア、路線、シーズン毎に昨年度の販売実績によって 仕入れの座席数、価格が決まります。だから、ディスティネーションキャンペーン 等を張って、ある路線などキャリアを絞って集中的に販売した場合、翌年の 該当路線の総仕入れ数、販売額とも競合他社を凌駕できるわけです。 基本的に、成田、関空、中部など、発着地別で仕入れていて、ハワイのような 複数キャリアが複数便飛ばしているところでは、大手旅行会社と航空会社が 組んだ、タイアップキャンペーンを張るわけです。 シーズンオフの座席販売量を増やすために、ホノルルマラソンがあるのは有名です。 オリンピックやサッカーのワールドカップ開催時の座席を確保するため、前年に開催国 のツアーを無理やり売りまくるというのもよくあるお話です。 ただローカル線や、単一キャリア路線などは、こうしたことはできません。でも キャリア全体で総販売量が多い旅行会社は、そのキャリアに対し、仕入れも強いので、 無理な座席数や販売価格も、バーター条件など出すことでのんでもらえるのです。 これは制度化された国際IT運賃の先にある、仕入れのお話です。国内線の場合、 ネット等で個人客への販売量が大半を占めているため、またキャリアも路線も 限られているため、あまりこうしたキャリア毎、路線毎の仕入れというのはありません。 J社、A社などとパッケージツアー販売分も含めた、総販売量で販売手数料率を 上乗せしたり、減じたりして、あとは個別の交渉で仕入れていると思います。 以前よりも団体旅行者数が減って、個人・グループ旅行の時代になって久しく、 旅行会社の航空会社に対する力も減ってきてはいるものの、航空会社は 空気を運ぶわけにゆかないので、いざというとき、シーズオフの、あるいは 片道ガラガラ路線の座席を埋めてもらうための頼みの綱として、大手旅行会社を 袖にはできないというのが現状ではないでしょうか。 利益はどれくらいといわれても、販売数×手数料率+インセンティブなど複雑で、 年毎の総利益率は現場の幹部でないと分からないと思います。 でも、数パーセントの薄利多売の世界で、大手は体力勝負になってますよ。 またホールセラーが自社、及び販売協力会社(パートナー)、他社に売る量も、 変動が激しく一律に割合は出せません。例えばある特定の巨大組織(宗教 団体や法人)をお客さんに抱える系列旅行社には、ある路線に限って 年間ものすごい量を販売しているような事例もありますので。
お礼
回答ありがとうございます。 旅行業界(ランドオペレーター営業約6年/航空業界(コールセンター)3年を経験し今回の地震で会社からリストラにあい転職活動中のもので今度、アジア路線を中心に取り扱う航空券ホールセラーの旅行会社の 営業職に面接に行くことになり恥ずかしいながらあまり知識がないので質問させて頂きました。 すみません。基本的な質問させて頂きます。ホールセラーとは航空会社から席を買い取って旅行会社(第三種等)に卸すという解釈で正しいでしょうか。 ちなみに上記の職種についた場合はお客さんは旅行会社ですが第一種・第二種・第三種が対象となると いうことでしょうか。