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糖尿病について
糖尿病の診断基準に血中ヘモグロビンA1c値が好んで用いられるのはどぅしてですか? 詳しく教えてもらえると助かります!!
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ヘモグロビンA1c が用いられる理由 これは、赤血球内のタンパク質の一種であるヘモグロビンが、どの程度の割合でグリコヘモグロビン(ヘモグロビンA1c)に変わってしまっているかを調べる検査です。 本来、ヘモグロビンは、酸素と結合して、全身の細胞に酸素を送る働きをしますが、血糖値が高いと血液中のブドウ糖とヘモグロビンが結合して、グリコヘモグロビンに変わってしまいます。 グリコヘモグロビンは、一度できるとその赤血球が死ぬまで消滅しませんから、その量はだいたい過去1~2か月の血糖コントロールを反映していることになります。 (帯津良一・川上正のぶ 「自分で防ぐ・治す糖尿病」 株式会社法研 より引用) だいたい分かりますか? 私の拙い説明をしますと、本来は、血管中にある糖は、筋肉に吸収されたり、脂肪になったり、たまに肝臓にいったりしますが、血液に残る糖っていうのが多いと、それが、ヘモグロビンと一緒に手をつないで、ヘモグロビンA1cに変わると解釈しています。一緒になった、ヘモグロビンと糖は、一度できると、ヘモグロビンが死ぬまで血液中に残っているわけですから、だいたい1~2か月は血液中の血糖濃度を反映していると。だから、糖尿病患者の定期的な検査で、血液検査をするときは、ヘモグロビンA1cをみると、現在の状況が分かるわけです。 で、ヘモグロビンA1cが、6.5以上だと、糖尿病と診断されます。 (私の説明より、上記の引用文章が正しいので、熟読して下さい;;) 参考) ヘモグロビンA1c(%)コントロールの評価とその範囲 6.5~7.0未満 可(不十分) 7.0~8.0未満 可(不良) 8.0以上 不可