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女性から男性への行為を指す「逆」と付く言葉の意味とは?
- 女性から男性への行為を指す「逆」と付く言葉について調べました。逆ナンパなどといった言葉は、男性から女性への行為であるナンパに対して、女性から男性への行為を指す言葉です。
- 逆ナンパなどといった「逆」と付く言葉は、男性から女性への行為であるナンパに対して、女性から男性への行為を指す言葉です。
- 「逆」と付く言葉の中には、女性から男性への行為を指すものがあります。逆ナンパなどはその一例であり、男性から女性への行為であるナンパに対して、女性から男性への行為を指す言葉です。
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ナンパとは、もともと「軟派な人がする行為」ということからできた派生的な言葉です。 「軟派」「硬派」が普通は男性のみに対して使われ、女性にはほとんど使われない言葉であることからして、「ナンパ」の通常用法についても、いわゆる「ガールハント」のみを指し、「マンハント」は含まないものと考えるのが妥当です(少なくとも今のところは)。 従って、「逆ナンパ」いわゆる「逆ナン」は、すなわち「マンハント」を指すこととなるわけです。 上記はある程度の正統性が認められる例ですが、その一方で正統性や論理的根拠がほとんど認められない例もあります。 一つあげれば「セクハラ(セクシャルハラスメント)」という言葉が使われ始めたころ、「逆セクハラ」なる表現が使われることもありましたが、これは「セクハラを行うのは常に男性」という間違った認識に基づくものです(もっともこの言葉の登場経緯からすれば全く故無きこととも言い切れませんが)。 これは、従来の社会構造(男性優位)や、性差別的な価値観あるいは固定観念(「男性は積極・外交的、女性は消極・内向的たるべし」)のみをベースとしたものです。 このような表現は一般に不適切とされていますので、少なくとも公共の場からは、次第に排除されていくことになります。 ただ、上記2例いずれも、社会一般の意識を反映したものであるとは言えます。 言い換えれば、「女性が男性にナンパ(セクハラ)行為をするのは普通ではない」という意識が根底にあるわけです。言葉の問題というよりは、社会の構造や価値観の問題と言えるでしょう。 従って、社会の意識が変わっていけば、例えば「逆ナン」が極めて当たり前になり、別段特別なことではないとみなされるようになれば、「ナンパ」に統合されるか、あるいは新語を造って表現するようになるのではないかと思います。 この後の由来である「軟派」「硬派」にしても、例えば「たおやか」「雄々しい」ほどには性別を限定された表現ではありませんので、いずれ「ナンパ」の1語で両方を指すようになるというのも、それほど難しい想像ではありません。 反対に「逆玉(逆玉の輿)」のような言葉は、社会意識が変わったとしても「逆」が取れることはまずありません。 「輿入れ」は「嫁」が行う儀礼なので、必然として「玉の輿」に乗れるのは「女性」以外あり得ないからです。 この場合は、新しい表現が造られることになるのではないでしょうか(「嫁」や「婿」といった概念さえもが変わってくるなら話は別ですが)。
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ナンパは普通「男⇒女」です。 だから「女⇒男」は逆ナンパ。 「玉の輿」は、普通の女が財産地位のある家へ嫁入りすることです。 「逆玉」は、下の辞書の通り。 ぎゃく‐たまのこし【逆玉の×輿】 普通の男性が、財産地位のある女性と結婚すること。逆玉。 ◎「逆」は、一般的ではない方に付ける。
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なるほど。ナンパも普通というのが決まった言葉なんですね。そこに、なんでそれが普通なのかと疑問を持ってもおかしな話なんですね。ありがとうございます。
>合っていますでしょうか。 はい。あってます。 普通の、通常の、に対する概念を逆といっているだけです。 昔は女性から声をかけるなんてありえない時代だった。 そういうことに対する意味付けです。
お礼
なるほど、ナンパということ自体が男性から女性に、という意味なんですね。男性も女性も、声をかける方の特定はされていないのでは、と根本的に勘違いしていました。ありがとうございます。
お礼
とても分かりやすくて徹底した回答を頂き誠にありがとうございます。 ナンパの意味がとても分かりやすくて納得しましたし、セクハラでのご説明もまさに知りたかった事でしたので、非常にためになる回答でした。 ありがとうございました。