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横歩取りはどっちの戦法?
横歩取りは先手の戦法。 だから横歩を取るか、横歩を取らずに普通の相掛かりに持ち込むかは先手の権利。 ずっとそのように解釈していました。 ところが最近、ある本に以下のような記述がありました。 「横歩取りは横歩を取るのではなく、横歩を取らせる戦法で、主に後手の戦法。」 いったい、”横歩取り”とはどちらの戦法なのでしょうか? というよりどちらも合意の上で始まるものなのでしょうか? だからどちらの戦法とか決め付けるのはナンセンスなのでしょうか? よろしくお願いします。
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一口に「横歩取り」と言っても、4五角戦法、3三角戦法、3三桂戦法、相横歩取り、などさまざまな戦い方があります。横歩を取るかどうかは先手に選択権がありますが、横歩をとった手に対してどう反発し、何を争点にしていくかという戦い方の選択権は後手にあるわけですから、横歩取りはそういう意味で後手の戦法といえるでしょう。 私はアマ2~3段くらいの腕前で、横歩取りは好きな戦法のひとつですが、大会で初対面の相手と指すときは、後手を持って横歩をとらせる戦い方しかしません。こちらが先手番で相手から横歩を取れと挑発されたときは、端歩を突いて相手に手を渡すか、横歩を取らずに相がかりにします。先手で横歩を取るのは、(プロならともかくアマレベルでは)さまざまな後手の戦法に精通している必要があり、自信がないと指せません。
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- moritan2
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横歩取りは先手が取らなければ横歩取りになりません。また後手が34歩を突く時期を選べば横歩取りは避けられます。 つまり双方の呼吸が合って初めて横歩取りになります。ですから、 > だからどちらの戦法とか決め付けるのはナンセンスなのでしょうか? 本来は、その通りだと思います。 ただ、米長-南の王将戦での「横歩も取れないような男に負かされては、ご先祖さまに申し訳ない」という言葉の後は、先手で横歩を取れるのに取らないのは気が引けるようになったので、どちらかと言えば後手の戦法と言えるかもしれません。最近のタイトル戦でも後手が横歩取りの形に誘導したら先手は100%横歩を取っています。このような流れを考えると、横歩取りは、後手の戦法と言うことになると思います。
お礼
横歩も取れないような男・・か 意地でも取りたくなりますねー ありがとうございました。
お礼
御礼が遅くなりました。 なるほど、先手を持って横歩を取るのは自信がないと指せませんね。 上級者以上向きの戦法といわれるゆえんですね。 ありがとうございました。