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2手目△32飛戦法の弱点はどこだと思いますか?

升田幸三賞受賞の2手目△32飛戦法ですが,▲76歩△32飛の局面を見て,昔,町道場で相手がそう指して来たことを思い出しました。後手の考えとしては,要するに先手がどう来ても,升田式石田流か石田流で主導権が取りたいということだと思います。後手番なので,1手損しないでできるので一つの戦い方ですね。  ただ,昔(もう30年以上も前)の実戦で,△32飛に,私は▲78飛と指し,局面を見てみると,どう考えても先手が悪いわけはありません。△34歩なら▲75歩△35歩▲58金左,以下▲48王~▲46歩~▲47金~▲38銀。。。同型の相三間なら先手の勝率が勝りそうです。形勢としては互角でしょうが,後手として相三間にするのは,導権の点から少し損な気がします。△32飛の弱点などについて,皆様の大局観を教えてください。

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  • moritan2
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回答No.2

はっきりした弱点はないのではないでしょうか? 初めて見た時は▲2六歩とされて△3四歩なら角交換から▲6五角と打たれるのでは? と思いましたが、実際には▲6五角に△7四角でたいしたことがないので、なるほどなあと思った覚えがあります。いまではもう常識の一部になっているかもしれませんが、コロンブスの卵ですね。 もっとも将棋の定跡に革命的な影響を与えたわけではないので升田幸三賞は???ですが。一般的に考えてもあまりにも早く作戦を決めてしまうので得はないような気がします。升田幸三の名を冠する賞に値するかどうかは微妙ですね。 > 同型の相三間なら先手の勝率が勝りそうです。 意外なことに▲7六歩△3四歩▲7五歩△3五歩▲7八飛△3二飛の局面をデータベースで検索すると先手の勝率が二割しかありません。なんで? と思いますよね。こんな指し方をする後手はよほどこの戦形に自信がある棋士だけということかもしれません。とにかく、データからもこの戦形は直感的に思うほど先手が有利なわけでは無いということです。逆に相手はこの戦形相当慣れていると思って用心して指した方がよいかもしれません。

ADATARA
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 たしかに相三間で後手を持つ人は手馴れているので要注意ですね。 23~24日で行われている第49期王位戦第2局で,その三間飛車が出ています。 先手 深浦王位,後手 羽生名人 ▲76歩△32飛!▲96歩!!△94歩▲26歩△62王▲25歩△34歩▲22角成△同銀▲65角△74角▲43角成△47角成▲95歩!△同歩▲32馬△同金▲58金右△74馬▲92歩!△同香▲91飛△84歩▲81飛成△72銀▲75歩・・・ 出だしは,実戦で使えそうな先手の手順ですね。

その他の回答 (1)

  • TUKUBASAN
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回答No.1

居飛車党相手なら,いきなり三間飛車の効果ありますね。素人で三間飛車が好きな人って,一般的に人マネ嫌いな人が多い。四間飛車じゃないぞ,なんて人がいます。  さて,自在型や振飛車党相手ですと,3手目▲78飛の局面ですが,先手も不満ありませんし,先手の注文が通った形です。勝敗はこれからですが,心理的には先手持ちですね。

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