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▲7六歩、△3四歩となった場合の戦法について
私は棋力が5級くらいで、序盤の戦法をまだよく分かっていない者です。 当方が先手番で、▲7六歩、△3四歩となった場合、居飛車で戦うには▲2六歩とし、横歩取りの戦いになると将棋の本には書いています。 しかし、私は横歩取りが苦手なため、できれば他の戦法で戦いたいのですが、どういった戦法に持ち込めばいいのでしょうか? 例えば、角道を空けたままの相掛かり戦といったものはあるのでしょうか? ちなみに私は居飛車党のため、三手目に▲6六歩は考えておりません。 ご存知の方がいらっしゃれば、ご教授の程よろしくお願いいたします。
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横歩取り系統の将棋が苦手なのは変化が激しく、 知識のある方が勝つという戦法が嫌な方だと思います。 居飛車でいくのなら3手段ほど考えられます。 (1)3手目に▲66歩 別に振り飛車にする必要もありません。 ごく普通に矢倉にする手段と、右玉の2つの選択肢があります。 角交換にならないのでかなり落ち着いた戦いにできます。 (2)先手から一手損角交換戦法にする 後手番の戦法ですが先手番でも構いません。 角交換型の戦型になりますので定跡形をやりたい人には十分です。 一例を示せば▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲78金△32金▲22角成 先手は▲25歩を突かないのがポイントです。 (3)3手目に▲26歩で相懸かり 3手目に▲26歩としたからといっても横歩を取らなければいいのです。 ただし角道が空いている分だけ変化があり、相懸かりは両者の合意事項です。 アマチュアで相懸かりというのは非常に少ないので、 級の方の将棋だと後手番でも空中戦法系の将棋を目指してくると思います。 なお、飛車の引き場所は▲28飛と▲26飛があります。 ▲26飛とすれば相懸かりも目指せますが力戦も覚悟しなければなりません。 ▲28飛はそれに比べ確実に局面をおさめることができます。 一昔前は消極的といわれていましたが、ここから棒銀にいくのがなかなか優秀で プロ間で一時期先手の勝率が良かったことから見直されています。
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- dragon7788
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将棋24で14級の私ですが、角頭歩戦法なら知ってます。 (奇襲戦法なので、乱戦気味になります。ご了承ください) これは、米長邦雄さんが考案した戦法です。 ▲76歩△34歩▲86歩 です。ほとんどの後手は△84歩とつくのでしょうが、これに関しては米長さんが書いた「角頭歩」に関して詳しく乗っています。 僕はどちらかというと居飛車を指しますが、これは楽しいです。 84歩で△44歩とつけばまた変わった戦いに出来ますし、これもまた楽しい展開になります。 余談 NO5様の回答に「米長九段が王将戦挑戦者になった時に、横歩を取らせるために「横歩も取れないような男に負けてはご先祖様に申し訳ない」と挑発した話があるくらいです。」とありますが、米長さんは後輩に教えを乞い、(相手さんも考えていたのでしょう)乱戦模様になり、最後は米長さんが制した(だったかな?)みたいなことを米長さんの本に書いてあったのを覚えています。 (詳細は、米長邦雄著、「不運のすすめ」より)
お礼
角頭歩戦法というのは初めて聞きました。 ご回答有難うございます。
- moritan2
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> それだけ挑発した米長九段はその対局に勝ったのでしょうか。 > 結果が気になります。 第31期王将戦(平成1年)で、南王将は挑発に答えて横歩を取り、米長九段が王将を取りました。
- ADATARA
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こんにちは! 毎年2回開催される職団戦A級で指している者です。 ▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲16歩!△86歩▲同歩△同飛▲24歩△同歩▲同飛△76飛▲22角成△同銀▲72歩△同銀▲66角△33角▲同角成△同桂▲21角△42王▲32角成△同王▲42金△21王▲23歩でどうですか?江戸時代から伝わる横歩取りをカモにする戦法です。 ▲72歩で▲65角とする戦法もあります。後手番でしたら,「45角」と呼ばれる,谷川九段の若いときの愛用戦法です。この先手版の45角戦法なら定跡の△25飛に▲17桂という手があるので,先手を持ちたいです(難しい内容ですが,▲16歩に意味があるということです) 横歩取りがニガ手,つまり,横歩取りをするのがニガ手ならば,横歩取りをカモにすれば痛快だと思います! 簡単に,何度も手軽に勝利を得るには,横歩取りする人をカモにすることですよ。
お礼
横歩取りをするのがニガ手ならば,横歩取りをカモにするとは思いつきませんでした。 江戸時代から伝わる戦法とのことですが、恥ずかしながら知りませんでした。 高段者の方とお見受けされますが、ご指導有難うございます。
- moritan2
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横歩を取る取らないは先手の権利で、先手なら取らなければ横歩取りにはなりません。それで不利になることもなく、普通の相掛かりになります。プロでも南九段が横歩を取らないので、米長九段が王将戦挑戦者になった時に、横歩を取らせるために「横歩も取れないような男に負けてはご先祖様に申し訳ない」と挑発した話があるくらいです。
お礼
それだけ挑発した米長九段はその対局に勝ったのでしょうか。 結果が気になります。
- fffffttttt
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ごく棋力の低い者で恐縮です。 回答とは呼べる物ではないのでただのひとりごとだとして 見てみてくれたら幸いです! ▲7六歩、△3四歩と進んで三手目に▲6六歩と角道を止めるか どうかなんですが。 最近は角交換はむしろ振り飛車側有利という新たな考えが あるようでプロの方々も最近は多く指されていて 「角交換は居飛車側が良い」という格言があてはまらなく なっているかも知れません……。 最後に個人的な見解になりますがもし質問者様が何らかの 自分自身の性格がおっとりめで持久戦が好きならば角道は 止めるのを迷っていたらだめだと思います。 常に極力角交換は避けた方が良いと思います。 角道を止めるというのは消極的な選択かも知れませんが しかしそれでもあえて持久戦が好きなら角道は止めるべきだと 思います。 それではいたらないコメントですが投稿をすることを こちらの欄でご報告させてください。
お礼
ffffftttt様のご推察の通り、急戦よりも持久戦が好きです。 やはり持久戦を狙うならば角道を止めるものなんですね。 ご教示ありがとうございました。
- Ohfuji
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単に相掛かりを目指したいのなら、初手に▲2六歩とすればよいのですが…。しかし、どうしても「▲7六歩△3四歩の出だしで、横歩取りを回避しつつ、居飛車にしたい」というなら、それも可能です。 そもそも、▲7六歩△3四歩▲2六歩と進めても、必ずしも横歩取りになるとは限りません。先手から横歩取りを外す手段もあるのです。 具体的には、以下△8四歩▲2五歩△8五歩▲7八金△3二金▲2四歩△同歩▲同飛△8六歩▲同歩△同飛とします。 ここで▲3四飛とすると横歩取りになりますが、▲2六飛と引く手もあります。やや気合負けの感は否めませんが、しかしプロの実戦例もそこそこあります。この後は、お互いに角道を開けたままの相掛かりとなるでしょう。 蛇足ですが、後手が4手目に△8四歩以外の手を指せば、横歩取りにはならずに居飛車に組めますのでご安心を。 ちなみに、これは質問の趣旨とは外れますが、3手目▲6六歩の居飛車もあります。以下、相手が(1)△8四歩などで居飛車を明示すれば、▲6八銀から矢倉を目指し、(2)相手が振り飛車模様ならば、こちらは穴熊に組む。こうすれば、▲6六歩の1手は無駄手にはなりません。 ただ、この方法で穴熊を組む場合、振り飛車側の駒組が楽というデメリットがありますが…。具体的には、(1)振り飛車側が角道を開けたまま駒組できる、(2)▲6六歩で角道が止まったため、居飛車からの急戦がないので、振り飛車側は穴熊などの持久戦のみ警戒すればよい、など…。
お礼
NO2さんへの回答にも書かせていただいたのですが、3手目に6六歩で居飛車にする書籍を見たことがありません。 この戦法が書かれた本が出版されればすぐにでも購入するのですが・・・。 穴熊をいままでしたことがありませんが、一度試してみたいと思っていましたので、これを機会に挑戦してみます。 ご回答ありがとうございました。
- sanori
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こんばんは。 >>>例えば、角道を空けたままの相掛かり戦といったものはあるのでしょうか? ありますよ。 私が印象に残っているのは、ちょうど10年前ののNHK杯決勝(羽生-堀口(一))です。 当時は横歩取りが大流行していたのですが、 先手の堀口一史座さんが、横歩を取るか取るまいか、少し時間を使って考慮した後、 飛車を2八に引きました。 http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=1726 ですけど、 横歩取りでない、普通の相掛かりを目指したいのであれば、 初手▲7六歩とせずに▲2六歩にすればよいだけの話のような気がしますが・・・ ご参考になりましたら幸いです。
お礼
なるほど角道を空けた相掛かりの実践例があるのですね。 NHK杯決勝の棋譜を参考にさせてもらいます(私のレベルでは途中からの変化が難解でしたが・・・)。 初手▲2六歩とせずに▲7六歩としているのは、矢倉が他の戦法に比べ相性がよいので、後手が△8四歩として矢倉戦に持ち込むことを意図しています。 ご回答を有難うございました。
お礼
(1)、(2)といった戦法もあるのですね。 私は仕事が忙しく将棋教室に通う時間もないため、市販の書籍で勉強しているのですが、(1)、(2)の戦法が書かれている書籍を読んだことがありません。が、アマチュア同士の対局では(1)、(2)の戦法を試してみる価値がありそうですね。 今度、将棋会館に行って試してみます。 有難うございました。