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共産圏 書記長

共産主義国の多くで国のトップの肩書が「書記長」とか「総書記」となっていますが、これは何故ですか? もちろん共産圏は一党独裁で国の名目上の元首である大統領とか議長とか国家主席というような肩書より、党のトップが最高権力者なのは分かります。 しかし疑問はそこではなく、なぜ党首とか委員長ではなく書記長といった名称になっているのでしょうか? 何かの組合とか生徒会とか他の種類の組織で書記と言うと、ナンバー2や3の役職のイメージがあります。

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  • kusirosi
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回答No.3

書記長が、幹部会議長・政治局委員長を兼任していることもありますが、 書記というのは「議事録を書く係」 共産主義国では共産党が一番偉い。 党の決定は、法律以上。 党中央の議事録に 「これこれと決定しました。なお、これこれは こういう意味です。だれだれは、いついつから行うように」 と書記長・総書記がが、書いてサインすれば、 誰にも反対できない決定となります。 超法規的オールマイティの権力者なのです、書記長・総書記は。 日本共産党も、長く 徳田球一・野坂参三・宮本賢治と書記長が ナンバー1で、1970年に宮本賢治が書記長としてカリスマ化し 自ら委員長となったのが、委員長職の最初です。

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回答No.4

「書記」とは、政党や労組などの日常的な事務を掌る役職のことを言います。「広辞苑」にもそう書いてあります。これを見ただけでは生徒会と政党とで違いはなさそうですが、実情は大きく異なります。 政党の書記の日常の業務と申せば「カネと党人事」に尽きると言っていいでしょう。民主政体では、これに「選挙時の公認権」も加わりますが。いずれにせよ、共産党などでは、書記なかんずく第一書記(書記長・総書記)に権力が集中するシステムになっているのです。一党独裁国家では、カネと党人事がすなわち政府の予算や人事にも直結することになります。金正日・朝鮮労働党総書記率いる北朝鮮がまさにそれですね。 このように、共産・社会主義国家の政党では党首・党委員長というポストがあったとしてもそれは自動的に形骸化し、党第一書記に自然に権力が集まることになります。それならば最初から「書記長」でいいじゃあないか、ということでしょう。

  • tanuki4u
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回答No.2

日本語でそのように訳しちゃったから。 日英表記を書きに示すとこうなります 国際連合事務総長 Secretary-General of the United Nations 中国共産党中央委員会総書記 General Secretary of the Communist Party of China ソビエト連邦共産党書記長 General Secretary of the Communist Party of the Soviet Union 基本的にはスターリンが 書記長の肩書きのまま 親分になってしまったというその一点です。 征夷大将軍が、律令制においては、高位ではなくても事実上日本のトップになっていたのは、頼朝が征夷大将軍だったからというそれだけが理由 コネタ ブレジネフは書記長のまま、最高会議幹部会議長になった。 その理由は、外交儀礼での 祝砲が 15にしたいから。 ※ 元首である最高会議幹部会議長は 15なんだそうだが 書記長だと 13

  • k98r1128
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回答No.1

世界最初の社会主義国であるソ連では、共産党中央委員会の内部組織の中に、政治局と書記局という二大部局を抱えていました。序列で行けば、党の政治方針や政策決定原案の策定を掌る政治局の方が上ですが、政治局に送る様々な文書の処理を掌る書記局は、いち早く党内の情勢や外部事情を知り得る位置にあり、後にソ連の最高指導者となるスターリンは、書記長の地位を利用して、政敵を次々に追い落としていきました。 ソ連以外の国で、(名目上にせよ事実上にせよ)書記長を筆頭職位に置いている国は、ほとんどソ連の友好国で、スターリンに倣ったものと思われます。 一方、社会主義・共産主義の国であっても、中国のように、ソ連と対立していた国では、「書記長」という職位を置いていません。 無論、ソ連が崩壊した現在では、書記長を筆頭職位に置いている国はありません。