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米軍特殊部隊から身を守る方法(ビンラディン)
ウサマ・ビンラディンが米軍特殊部隊によって殺害されました。 報道を読むと、殺害作戦は実にあっけなく終了したようです。 ビンラディンは住居が安全な隠れ家であると油断しきっており、 何の防御策を講じていなかったようです。 そもそも大勢の家族と一緒に暮らしていたら、すぐにばれそうなもんですが、 それはさておき、 もしビンラディンが、用意周到な人物であったとしたら、 急襲された対策として、どのようなことを講じていればよかったですか? すぐに思いつくのは隠し部屋と脱出用の地下通路を用意することですが、 そのほかに、夜間にヘリで襲ってくる軍人に対処する方策がありますか? よろしくお願いします。
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古今東西、城の攻防戦や籠城事件で、外からの救出がない状態で籠城側が勝利した戦いはありません。楠木正成が鎌倉幕府軍百万(と誇張したくなるほど)の大軍を相手に勝利できたのも、正成に味方する軍勢がいたからです。 長期戦でじわじわやられたら、どのみち籠城側はなす術はないのです。いずれ水と食料が尽きれば終わりです。 今回の作戦で米軍が奇襲作戦を用いたのも、相手が油断していたことと、奇襲できる様々な条件(隠密裏に特殊部隊を近づける方法があるなど)がそろっていたからです。もしビン・ラディンがもっと周到に準備していたなら、もっと他の手段を使っていたでしょう。 奇襲がダメなら、強襲という手段もあります。圧倒的な火力で家ごと吹き飛ばす方法です。米軍にはAH-64アパッチやAC-130ガンシップなんていう兵器があります。攻撃ヘリで建物ごと攻撃すれば仕掛けたトラップなんてトラップごと破壊してしまいます。 繰り返しますが、米軍はビン・ラディンが油断しているのを知っていたから奇襲作戦を用いたのです。十分に警戒しているのを知っていたらまた違う作戦を考えていたでしょう。 こういった作戦を行う場合、現場とまったく同じものを基地に作って実地訓練するのがセオリーで、今回も間違いなく米国内かそれとも別の米軍基地かは分かりませんがどこかにビン・ラディンの隠れ家と同じものを作ってそこで何度も訓練をしたはずです。これはバスジャックやハイジャック事件のときの突入部隊も同じで、ハイジャック事件の場合は同じ種類の航空機を用意して、そこに突入する訓練をした後に突入作戦を行うのです。 隠れ家の同スケールの訓練設備を作った時に、どこに隠れていそうか、また秘密の脱出ルートを作るとしたらどこかなども入念に検討します。もし地下に脱出路を作っていれば大量の土砂が出ます。外に捨てに行けばそれは人目につくことになり、「土砂を積んだトラックがよく出入りしている」なんて情報がわかれば「秘密の脱出路を作っている」ことが予想されます。どこかにためていれば偵察衛星で明らかになるでしょう。それに、秘密の地下通路を作るなんてのは素人には困難で、通常は土木技術者が必要です。 「木は森に隠せ」なんて言葉があるように、実は人里離れた山奥より市街地に近いほうが隠れやすいという事情があります。福田和子も市橋達也も、意外に街中で潜伏していました。しかし人の多いところは人の目にも付きやすいという欠点もあり、そのさじ加減は難しいところです。 もしビン・ラディンがもっと多くの武器弾薬や護衛などをつけていたらもっと抵抗できたかもしれません。しかし、彼にとって一番の安全は「気づかれない」ことです。現実に、件の隠れ家は四方を高い壁で囲い、さらに有刺鉄線までつける念の入れようで中に住む人々もほとんど外出していないことから近所の人々からは「密輸かなにかやっている人たちだろう」と怪しまれてしまっています。そのルートで居所がアメリカの知るところになったかもしれません。 どのみち、居所がバレてしまったら場所の移動は強要されます。アメリカ側としてはもし隠れ家が十分に警戒されているところなら監視をしながら「アメリカはビン・ラディンの居所をかなり掴んできている」とあえてリークするかもしれません。それで慌てて居所を変えて、十分な警戒ができないところに着いたらそこを襲うという作戦も使えます。場所がバレれば限りなく「詰み」に近くなりますから、いかにして「自然に隠れるか」に尽きるところではないかなと思いますよ。
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- TelNo_00
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いろいろ考えました。 案1.車とダミーの運転手を多数用意しておいて一斉にバラバラに逃げる(映画のコピーです) 案2.庭や入口にトラップを仕掛けて時間稼ぎをする。 案3.やはり逃げ道を確保しておく。 案4.訓練した犬を飼っておく。 アクションものが好きなので事件後いろいろ見ていました。 ヘリの残骸は故障のため爆破とありますが、屋根の上から攻撃を受けたようです。 故障はこの攻撃のためではないかと考えています。 ですから、まったくの無防備だったわけではないようです。 ヘリの音に警戒していたことと、ヘリを故障させるだけの火器は準備していたようです。 アメリカは準備周到で、2機が突入し別の2機が空中で待機(援護)していたようです。 このため1機故障しても想定内だったのでしょう。
- akik
- ベストアンサー率33% (93/277)
英国のBBCのニュース解説の番組だったと記憶するのですが、 墜落したヘリの残骸を見て、ブラックホークの消音機能を搭載 したバージョンで、世界でまだ誰もその存在を知らなかった そうですよ。 建物の映像を観て、誰もが思ったと思うのですが、要塞のような 家に住んでいたのですね。あそこまで用心してても逃げ切れな かったのですから、無理だと思います。
- nama777
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大がかりな警戒をすればするほど、そこに自分がいるぞと知らせているようなものです。 基本は要塞のようなアジトを1軒作るより、民家に毛が生えたような隠れ家を複数持ち、その間を頻繁に動き回ることでしょう。あと影武者を用意し、自分が居ないのに居るように偽装する。これをやられると特殊部隊は簡単に動けなくなります。うっかり違う人間を襲撃すると国際問題になるからです。あと武装兵士をたとえば20人持っていたら、自分より影武者を警護させる。それで自分はむしろ少人数で行動した方が情報が漏れる危険性も減る。軽装の3~4人までで行動した方が逆に安全だったかもしれません。
- qazwsx21
- ベストアンサー率32% (1286/3939)
>隠し部屋と脱出用の地下通路を用意する これが基本で、部屋は防弾・対爆弾対策をしておきます。部屋の周囲数十メートルに爆薬を仕掛けておきます。夜はその部屋で寝る。襲撃を察知したら爆薬を爆破します。ヘリは着陸しやすくして、屋敷の庭も同様に破壊してしまう。騒ぎを大きくして撤退させるのが目的、部隊を壊滅できれば、それに越したことはない。照明弾を打ち上げるだけでもずいぶん違うと思う。
補足
ありがとうございます。 停電にされていたようですから、照明弾などは良いアイデアですね。 ハリが着陸できるような場所をざわと作っておいて、そこに爆弾を仕掛けておけば効果大ですね。 あと生け捕りにする良い方法がありますか?
- onioni1999
- ベストアンサー率21% (199/942)
ビンラディンは対策していたと思いますよ。 おそらくはパキスタン政府との連携。 パキスタンの領土内である以上、 パキスタン政府の許可無しに軍事行動を起こすことは無いと考えるのが普通でしょう。 ところが米軍はそれを予想してパキスタン政府に事後的な報告という異例の方法をとった。 実はリビアのカダフィ氏なんかも 過去に米軍から自宅を空爆しての暗殺を狙われたことがあります。 ところが、暗殺に否定的だったイタリア政府がリビアに密告。 それによりカダフィ氏は事前に避難することができ助かったのです。 ですから、政府との連携があることにより油断してしまったことが原因であって、 質問の答えとしては「油断しない」というだけで十分だと思います。 一般的なアジトと同じように、暗視スコープと武器を用意して脱出用の通路を用意して 警備兵を置いておけばやられることはまず無いでしょう。 特殊部隊とはいえ万能ではありません。 フセインだってあれだけ追われ続けてたのに逃げ延びていたわけですからね。
補足
ありがとうございます。 襲撃者を生け捕りにする良いトラップがありますか? 自白させれば情報が聞き出せるはずです。
- 畑山 隆志(@deltalon)
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難しいなぁ…。 なにしろ情報量が圧倒的に違う。スパイを送り込んどけば行動は分かるけど、アフガン人にスパイをやれといってもネ。廻りで支援してくれそうなのは銃の腕がいいだけの連中だから、あんまり当てにできないし。東南アジアの麻薬業者も、怖いのはライバルの同業者じゃなくて、空からの地獄(←どこかの部隊のモットー)だからね。 あえてアメリカ軍の攻撃で逃げ仰せたと言えば、あのカダフィのオッサン。F-111を使ったリビア爆撃でも死ななくて、その名を轟かせた。どうやって逃げ仰せたのかと言えば、毎日宿舎を変えたとか、替え玉が5人はいたらしいとか。 だからビンさんが最初から逃げる用意をしておかなかったのがいけないのだけれども(ベトナム軍の地下坑道ぐらいあれば大丈夫。)、もし部下を鍛えていたら、例の家の廻りを部下の家で取り囲んでおけば何とかなったかも。それぞれの家を観測拠点にして、周囲を監視させておく。そうすれば着陸したヘリコプターを挟撃できる。もちろん周囲の家は悟られないようにする必要があるけど。
補足
使用された武器といえば暗視カメラと銃器ぐらいでしょ。 暗視カメラは強烈な光をあてれば使えなくなるし、 あとはヘリを着陸させない方法と塀を乗り越えて侵入できない方法があれば。
- cse_ri2
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アフガニスタンとパキスタンとの国境に、トライバルエリアという特別な地方があります。 ここは、名目上はパキスタンの領土ですが、中央政府の支配が及んでいない地域です。 そして、ここにはターリバーンの支持勢力が多いことでも知られています。 参考:ウィキペディア『連邦直轄部族地域』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A3%E9%82%A6%E7%9B%B4%E8%BD%84%E9%83%A8%E6%97%8F%E5%9C%B0%E5%9F%9F ウサーマもアフガン戦争直後は、この地域に隠れていたと推測されます。 今回のアメリカ軍の作戦でも、間接的な証拠は多く集まっていたようですが、踏み込むまでは直接的な確信は得られていなかったようです。 また、その証拠を集めるために、工作員の拠点を隠れ家の近くに配置して、監視し続けていたことも発表されています。 トライバルエリアの中を、定期的に居場所を変えながら移動生活を続けていれば、おそらくアメリカ軍はウサーマを確実に補足することはできなかったでしょう。 ちなみに、湾岸戦争後、またイラク戦争後のフセインも、そうやって居場所を転々と変えながら、アメリカ軍および国内の敵対勢力から身を隠したことがわかっています。 ウサーマが潜伏していた地域には、パキスタン軍の施設もあったという情報もあります。 おそらく、パキスタン内部のイスラム過激派に同調する勢力と取引し、安全かつ快適な隠れ家が確保できたので、安心してしまったのでしょう。 もし、アメリカ軍が事前にパキスタン政府とパキスタン軍に通報していれば、パキスタン内部のウサーマに同調する勢力から情報が漏れ、ウサーマが逃げてしまった可能性は十分考えられます。 そういう意味でも、今回のアメリカ軍のパキスタンへの通報なしの奇襲作戦は、戦術としては正しかったと思われます。
補足
その奇襲作戦の裏をかく防御策はなかったのでしょうか。 ビンラディンはあくまで例にすぎません。
軍事力と言うか、軍事資金が非ではないので、太刀打ち出来ないと思いますが。。 最新鋭のコンピュータ、エリート集団、資金。 全てを計算され返すと思います。
補足
相手はただかだ10数人です。 ヘリの音がした時点で気づいているはずです。 相手を瞬時に眠らせるとか、一気に片づける装置はないものでしょうか。 少なくとも、ヘリを着陸させない、相手を建物内に入れないという工夫はできそうですが。
補足
ありがとうございます。 >民家に毛が生えたような隠れ家を複数持ち、その間を頻繁に動き回ることでしょう。あと影武者を用意し、自分が居ないのに居るように偽装する 素晴らしいアイデアです。 考えてみればビンラディンは危機管理能力がありませんね。 10年前と同じ顔ひげしてますから、誰だってわかります。 整形したり変装しておくべきですよ。 最強のアメリカにケンカを挑んだ男として少しかいかぶっていましたが、 普通のおじさんにすぎませんね。 いままで捕まらなかったのが不思議なくらいです。