建築構造屋です
1.地盤増幅率Gsとは地震力を割り増しする係数のことです
2.地盤が悪い(柔らかい)ほど大きな数値になります。ですので埋立地の場合は大きくなります。
ただ、この地盤増幅係数は「限界耐力設計法」と呼ばれる特殊な設計法でしか用いられません。この計算法を用いて設計された建物は現状ではあまりありません。
その他多くの建物は「許容応力度設計法」と呼ばれる設計法を用いており、この設計法では地盤の良し悪しでさほど地震力に差はありません。地震力そのものに安全率をみて設定しているためです。
また超高層建物は「時刻歴応答解析」によって設計されます。
この場合は地震波が地盤によってどの程度増幅するかを解析によって求めますので、地盤増幅係数による割り増しは行われません。
お礼
有難うございました。