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こどもの地位について。
過去から現在までのこどもの地位の変化、そして未来にむけて、社会においてこどもの地位はどのように変化していくのかを調べたいと思っているのですが、なかなかそのような内容の文献がみつからず、困っています。何かそのような内容の書物やHPがあれば教えてほしいです。よろしくお願いします。
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フィリップ・アリエスの 『〈子ども〉の誕生 -アンシャン・レジーム期の子どもと家庭生活』(みすず書房) は、もうお読みでしょうか。 中世から近代に入るまで、ヨーロッパ社会では「子ども」というとらえ方をしておらず、幼児期から「小さな大人」という扱いを受けていた、 17世紀に入って初めて、「子ども」という概念が生まれ、子どもを教育するのが家族のありかた、ととらえられるようになった、 という内容で、「子ども」観に大きな影響を与えました。 まずは、基本の書として。 質問者さんのおっしゃる「こどもの地位」というのが、一体どのようなものを考えておられるのかよくわからないのですが、 『子どもを喰う世界』(ピーター・リーライト著 晶文社)は、発展途上国において、劣悪な情況で生きていかざるをえない子どもたちの様子が描かれていて、漠然とは知っていても、これほどまでとは……、と、衝撃を受けました。 あるいはこんな切り口も可能かと。 『子どもの本の歴史』(ピーター・ハント著 柏書房) 子ども向けの本を見ながら、同時に「子ども観」の変遷をたどることができます。 写真、挿絵と大変美しい本なのですが、\9,500とめちゃくちゃ高い。たぶん、図書館にはあるはずです。 何かひとつでも参考になれば、幸いです。
お礼
詳しい返答ありがとうございました。