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∑[8/(n・sinh(nπ)]=log2
次の式を証明していただけませんか。 和はnの和で、n=1,3,5,7・・・と奇数です。 ∑[8/(n・sinh(nπ)]=log2 数値計算では両辺が等しいことを確認しています。 お願いいたします。
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もう少し一般的に次の式が成立します。 ∑8/((2n+1)・sinh((2n+1)a)) =-log(1-k^2) --------(1) (和∑はnについて、nは0と正整数にわたる。) ここでa,kについて aはa=π・(K'(k)/K(k))で定義され、K(k)は母数kの 第一種完全楕円積分で次の式であらわされます。 K(k):=∫[θ:0->2π] dθ 1/(1-k^2・sin^2(θ))^(1/2) 一方、K'(k)は K'(k):=K((1-k^2)^(1/2))=K(k') (ここでk':=(1-k^2)^(1/2)とします。) で定義されます。 (記号の定義は岩波数学公式集I(§49完全楕円積分)に従っていますので参照してください) ご質問の式はa=πのとき、すなわちK'(k)/K(k)=1のときですが、 これも岩波数学公式集I(§49完全楕円積分の後半の表)によれば この時の母数kは1/√2であることがわかります。 (1)式の右辺-log(1-k^2) に代入するとlog2となり ご質問の式 ∑8/((2n+1)・sinh((2n+1)π)) =log2 になります。 (1)式が成立することを以下に示します。 (以下で使う関係式、記号の定義は岩波数学公式集III第2章楕円テータ函数 にすべてありますので参照してください) q=e^(i・π・τ)として q2:=Π(1+q^(2n-1)),q3:=Π(1-q^(2n-1)) (積Πはnについて、nは正整数にわたる。) とすると log(q2)=(1/2)∑(-1)^m/(m・sinh(i・π・τ・m)) log(q3)=(1/2)∑1/(m・sinh(i・π・τ・m)) (和∑は共にmについて、mは正整数にわたる。) となるので ∑1/((2n+1)・sinh(i・π・τ・(2n+1))=log(q3/q2)---------(2) となる。 (和∑はnについて、nは0と正整数にわたる。) 右辺のq3/q2は楕円テータ函数と関係があり、 q3/q2=(θ00/θ30)^(1/2)が成り立ちます。 ここでθ00,θ30は θ00:=1+2・Σ(-1)^n・q^(n^2),θ30:=1+2・Σq^(n^2) で定義されます。 また(θ00(τ)/θ30(τ))はτ=i・(K'(k)/K(k))のときk'と k'=(θ00/θ30)^(2) の関係にあるので (岩波数学公式集III(§13(ii)Jacobiの楕円関数との関係)参照) (2)式は結局 ∑1/((2n+1)・sinh(-π・(K'(k)/K(k))・(2n+1))=1/2・log(k')^(1/2) (和∑はnについて、nは0と正整数にわたる。) となり、この式はa=π・(K'(k)/K(k))とおきk':=(1-k^2)^(1/2)とすると (1)式の両辺を-8で割った式に対応することがわかります。 以上です。
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- OurSQL
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どういう数値計算をしたのか分かりませんが、とにかく両辺が等しいことを確認したのであれば、証明が終了したことになります。 これ以上、何を要求しているのでしょうか。