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過剰に発電された電気の行方
計画停電でちょっと疑問に思いました。たとえば、発電量最高3500万キロワットを供給していて、使用している電気量が3000万キロワットの場合、残りの500万キロワットはどうなっちゃうんでしょうか。素人考えで、余ってる分は充電に回せば無駄がないなーとは思いますが、そういうものでもないと思います。ご教示お願いいたします。
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東京電力の下記ページのグラフの下の説明を参照下さい。 質問者様が言われている「発電量最高○○キロワット」というのは「ピーク時供給力」と称されています。そして、発電量というのは常に「ピーク時供給力」で発電されているわけではなく、説明にあるように 「火力、原子力等の固定的な供給力に加え、需給が逼迫した場合、素早く対応可能な揚水式発電(水力)が一定量含まれております。」なのです。 つまり、火力や原子力発電は出力の調整が難しいので、需要が少ないからと言って簡単に出力を落とすことができませんが、これを水力発電の発電量で調整しているのです。具体的には、需要電力量をにらみながら、需要よりもわずかに上回る量を発電し、ムダがないようにしているわけです。(少量の過剰電力は結局消滅してムダになります。現実的には大量の電力を蓄積できる蓄電池はないので。) http://www.tepco.co.jp/forecast/index-j.html なお、夜間・深夜などには電力需要が減り、原子力・火力発電だけでも過剰発電になるので、電力会社は「深夜電力」という仕組みで電力を安い価格で供給します。一般家庭ではこれで湯を沸かし昼間に使用するのです。これはいわば、「分散蓄電池」と言えるかも知れません。 また、揚水式発電所というのは、夜間には低い位置の水をポンプを使って(電力を使って)、高い位置に持ち上げ(揚水し)、この水を昼間の大需要時に落下させて発電する仕組み。これも一種の蓄電池と言えるものです。
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- gtx456gtx
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>素人考えで、余ってる分は充電に回せば無駄がないなーとは思います 電気は蓄積が難しいので、原則 必要な分以外は発電しないように調整します。 蓄積とい意味では「揚水発電所」という水力発電所がありますが、物理的にスペースを確保するが難しいです。 家庭程度なら蓄電池で対応できますが、発電所規模の蓄電池は困難です。 超伝導関係で将来は可能になるかもしれませんが・・・ アイデアとしては、余った電気で水を水素と酸素に分解し不足したら蓄積した水素と酸素の燃料電池で発電とか色々ありますよ。 >電気量が3000万キロワットの場合、残りの500万キロワットはどうなっちゃうんでしょうか。 私も知りたいです m(_ _)m
お礼
朝早くからありがとうございました。揚水式発電があることはしっていましたが、おかげさまでその意味が分かりました。