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わき水の長期保存方法は?
幸いにも震災には免れた地ではありますが、この地に於いても災害に備えてのペットボトルの水が不足してるようです。 私は特に気にはしていませんが、普段からわき水を毎朝10リットル汲み飲料等に使っております。 さて質問ですが、このようなわき水を、販売されている水と同程度の保存期間を実現させる手だてはあるのでしょうか? 常識的には1,2週間は大丈夫なようですが、この辺りが塩素を含まない水の限度のような気が致します。市販の水はどのような手だてがされているのでしょうか? よろしくお願い致します。
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ペットボトルの耐熱温度は、普通のもので50℃程度で、耐熱性のあるものでも85℃程度らしいので、一般人が詰める際には、加熱殺菌は難しいと思います。 又、アルコールや酸にも弱いらしいので、これらによる殺菌も難しそうです。 漂白剤による殺菌は可能かも知れませんが、殺菌した後には、水で漂白剤を洗い流す必要がありますから、意味がありません。 何れにせよ、湧き水を沸騰させる事で、一旦は殺菌する事は出来ますが、冷ました湧き水をペットボトルに入れる際に、空気中を漂っている雑菌が混入するおそれが少なくありませんから、それだけでは何日も保存出来るとは考えない方が良いと思います。(例え、試してみて2週間保つものがあったとしても、偶々雑菌がはいらなかっただけかも知れません) ですから、殺菌処理による保存は信頼せず、消毒薬による保存に重点を置いた方が良いと思います。 消毒薬はさらし粉の主成分でもある次亜塩素酸カルシウムや、塩素系漂白剤の有効成分である次亜塩素酸ナトリウムの水溶液等がありますから、薬局等で購入されると良いと思います。。 尚、漂白剤そのものには、界面活性剤等の消毒には必要のない他の成分も含まれています。 消毒薬は、種類によっては何万倍にも薄めなければなりませんから、使用方法に関しては、以下のURLを参考になさって下さい。 【参考URL】 ペットボトルの消毒と保存用飲料水の作り方 http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/4f/hozon_sui.pdf 愛知県衛生研究所>衛生化学部生活科学研究室 >巨大地震に備えて(その1)>(その2) http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/4f/jishin_2.html 因みに、ミネラルウォーター等のペットボトルは、水は専用のフィルターを使って細菌を取り除き、工場内の「無菌の環境の下で」詰めているらしいです。 【参考URL】 ペットボトル - Wikipedia > 1.7 耐熱・耐寒性 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%88%E3%83%AB#.E8.80.90.E7.86.B1.E3.83.BB.E8.80.90.E5.AF.92.E6.80.A7
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- Postizos
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つまり湧き水が止まるという非常時に対する備えということですか。 昔から山間地でやっているように、貯水槽を作って、常に水が更新されるように工夫しておけば水が出なくなった時にそこに塩素を入れるだけで済むのではないですか? この方法ですと大量にストックできます。 一人一日3リットル必要だということなんで四人で一週間なら80リットルあれば良いということになりますね。 古くは石積みやコンクリート製ですが、ステンレス製の受水槽が手っ取り早いのでは。 FRPのタンクは日光を通すのでプアーです。 要は流れをよどませないように、常に更新されるようにしておくことだと思います。 それと大きなタンクはタンクの底に近い方に蛇口をつけないといざという時に不便です。 http://daishizen.pserv.jp/?p=13616 http://eco-kankyo.net/manual.html http://www.water.okayama.okayama.jp/guest/bousai2.htm
お礼
そうですね、この湧き水は災害時には使用出来ない前提です。 今回の大災害は別としても可能性は半々だと考えています。 貯水槽の製作までは考えていませんが、紹介頂いたサイトは参考になりました。 再度の回答 ありがとうございます。
- Postizos
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水道水でもリンだの窒素だのの肥料分を高度に抜いているとは限りませんので、汲み置きして塩素が抜けて行くと清浄な湧き水や表流水より水道水が早くダメになることはあります。(高度浄水をしている最近の東京の水は試していませんが、以前はそうでした。) 年間通して湧き水が出るのでしたら溜めておく必要は必ずしも無いように思いますがいかがでしょうか。 放射能でしたら地下水が汚染される前に地上の方が居住に適さない状態になるのではないでしょうか。 あと水の容器はペット樹脂とは限らず、金属など熱に強い物もありますね。 熱や日光が当る条件(日光が透過する容器)も良くないですね。(藻が生えます) 湧き水が豊富でなおかつストックしたいのなら、常に新鮮な水を交換してストックしながらそれが途絶えた時、あるいはいよいよそれを持って移動しようという時に消毒薬を投入すればいちばん無駄が無いように思います。 なおヨーロッパでは殺菌など一切していない(する必要が無い)物をボトルに詰めて販売されているようです。 http://www.oroseda.com/file/mizunohanashi.php http://happybottle.jp/m/SHOP/5032020035002.html?SAFID= 水の中の大腸菌などの検査は保健所などでしてくれると思います。清浄な容器に入れて持って行かないと結果が不正確になりますが。 良い水が出ているのなら自信を持って大事に守るのがなによりだと思います。
お礼
ありがとうございます。 目的は非常時の飲料の確保です。 工夫して、目の前の豊富な水を最小限の費用で十分に満足出来る保存用の水を確保したいという知的?挑戦です。 No2様紹介の愛知県衛生研究所のペットボトルの消毒と保存用飲料水の作り方を試す予定です。 塩素系消毒薬として”ハイター”を購入しました。 ”5リトルの水にこれを50mリットルで塩素濃度200ppm以上”とのメーカサイトの記載があり、0.1から1ppmにする量が判明したところです。取りあえず毒味と保存を試します。
- Cupper-2
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水質に問題が無ければ熱処理して密封すればひと月くらいは大丈夫でしょう。 ボトルを熱湯消毒 水を沸騰させ消毒 のちにボトリング(壜詰め) という手順かな。 飲料水として適さない状態になるのは雑菌による汚染です。 基本的に煮沸消毒で雑菌類は死滅しますが、ボトリング時に雑菌が混入することがあります。 ボトリング時に少しの塩素剤を混ぜてはいかがでしょう。 これはボトリング時に混入すると考えられる雑菌を死滅させるのが目的です。 ボトリング時に 0.1~0.3mg/L 程度の塩素濃度になるように調整すれば良いと思います。 はじめから水質に問題がある、または今まで一度も水質検査を受けていないのでしたら、飲料水としての利用は極力避けましょう。
お礼
早々にご返事ありがとうございます。 わき水はある施設のもので水質検査が行われ、周辺の住民に開放されています。冬でも水温は14度、飲料以外に、菜園及び猫、野鳥などなどに重宝しています。しかしながら今回の災害状況を見聞きし、この機会になにか一つでも自然の恵みに工夫、有効な使い方として考えた訳です。 おかげさまで一つの方向として、積極的な塩素による手法が現実的なようですね。容易に入手可能な物として漂白剤があるようですので、この中で不要な成分が少ないものを取りあえず探し出したいと考えています。 ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 大変参考になるサイトのご紹介で、より具体的な対処が明確になりました。 密封、洗浄、消毒に注意すれば、現実的に容易?、手の届く範疇で達成出来そうです。これから漂白剤の選定、入手を考えます。6ヶ月保存出来れば当初の目的としては十分です。 現状ではポリタンク10から20リットルで数個で、1週間刻みでまずは1ヶ月程度から、毒味をしなが、容器の密封度合いと対処、希釈の確認方法等々、じっくりと取り組みたいと考えます。